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自己肯定感が低いとどうなる?恋愛傾向と高める方法

コマツ マヨ

コマツ マヨM.komatsu

目次

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1:自己肯定感とは?

(1)「自己肯定感が低い」の意味

一言でいえば、自分に自信が持てない人のことです。他人の評価ばかり気にして自分自身を過小評価している人や、自分にはできるはずがないと始める前から諦めていたり、否定的だったり、自分なんて誰にも愛されないと心底思い込んでいる人などは自己肯定感が低いといえます。

日本では、自分に過度に自信を持つことをよくないとするような風潮があるため、世界的と比べても自己肯定感が低い人が多いと考えられています。

(2)「自己肯定感」と「自尊心」の意味の違い

「自己肯定感」と混同しやすい「自尊心」。自尊心はその文字通り、自分自身の誇りやプライドで、ありのままの自分を受け入れる心のこと。

本当は自分を愛しているし自分には可能性はあると思っていても、他人からの評価や他人から見た自分の姿に自信が持てない場合に「自己肯定感が低い」と表現します。

それに対して自分自身が自分のことを評価しておらず、自分はダメな人間だと心の底から思い込んでいる場合を「自尊心が低い」と表現するようです。

2:チェックシート!自己肯定感が低い人の特徴5つ

(1)日々自分の言動にダメ出しをしてしまう

例えば、ふと鏡に映った自分を見たときに目が小さいとか鼻が低いなど気に入らない部分を探してしまう、友人との何気ない会話のなかで自分の発した言葉が不適切だったのではないかといつまでも気にする、同僚との挨拶ひとつで「こう言えばよかったのではないか」と後悔する……。

こうした日々の何気ない言動を省みて、いちいち落ち込んだり嫌な気持ちになってしまう人は自己肯定感が低いといえます。

(2)人からの些細な指摘や注意に深く落ち込む

ちょっとした注意や指摘、もしくは注意や指摘にもあたらないようなことでも、人に言われると深く落ち込み自分を責め、「あの時こうしていればよかったのに」などと「タラレバ」を繰り返してしまう人も自己肯定感が低いといえるでしょう。

自己肯定感が低い人のなかには完璧主義者も多く、完璧にするべきだったのに人から指摘を受けてしまった、そんな自分を許せず責めてしまうのです。

(3)周りの目を気にして行動を止めることがある

自分がしたいと思っていることでも、周りの目や他人からの印象を気にしてやめてしまうことが多々ある人も、自己肯定感が低いといえます。

本当は自分はできる、やりたいと思っている(自尊心はある)のに、人から何か言われたり変に思われたりするのが嫌だからしないでおく、といった考えになってしまうようです。

(4)「自分にはできるわけがない」を理由に、チャレンジしない

新しいことややりたいことがあっても「失敗するかもしれない」「自分にできるわけがない」と、やる前から否定してチャレンジしない傾向も。こちらも完璧主義者な人に多いよう。

常に100%でないといけない完璧主義者は、人から見れば及第点だとしても、100%でなかったときのことを恐れて行動しないのです。

(5)「〜するべき」という考えに囚われている

物事に対して「〜べきである」と決めつけ、可能性や行動範囲を狭めている人も自己肯定感が低いと考えられます。物事を黒か白でしか考えられず、その道から外れた行動をとってしまうと自分を否定せざるを得なくなるからです。

3:恋愛できない?自己肯定感が低いことによる弊害3つ

(1)人への依存が大きい

自分に自信がないため、物事に対して主体的になることを嫌います。そのため、誰かに決めてもらうことが当たり前になったり誰かの言うことをただ聞き入れるようになったりして、他人に依存するようになりがち。

自分で物事を決めないどころか、失敗やうまくいかないことも自分のせいではなく他人のせいだと思ってしまうことも。責任も取れず、自主的にも動けなくなってしまうのです。

(2)短所ばかりを探してしまう

「自己肯定感」と「自尊心」の違いは他人からの評価や印象がどうか、という部分がポイントです。

そのため、人と比べて自分が劣っている部分、長けていない部分ばかりを探し、いちいち落ち込んでしまいがちです。あまりに自分に自信が持てず、落ち込んでいないと安心できないのかもしれませんね。

(3)人を恨む、妬む

自己肯定感が低い人は、自分と他人を非常に比べます。単に自分を卑下するだけならまだしも、こじれると他人を恨んだり妬んだりすることもあるようです。

どうせ私にはできない……にとどまらず、軽々とやってのける人を敵視したり嫌いになったりすることも。自分ができないだけなのに、できる人を妬んで悪者に仕立ててしまい、人間関係に悪い影響を及ぼすこともあります。

4:自己肯定感が低い人の恋愛傾向3つ

(1)愛されている自信が持てない

自分を愛してくれる相手に巡り合えても、愛されることに自信が持てないため相手の愛を疑ったり、毎日、ときには日に何度も「愛してる」と言われていないと安心できないという事態に陥ることも。

お互いに求める力が強いならうまく行きますが、そうでない人だと、愛情を疑われていると感じたり、愛を伝え続けることを窮屈に感じてしまい、やがては離れていってしまう恐れもあります。

(2)恋人に依存する

自己肯定感が低い人の多くは、自分で自分自身を幸せにする方法を知りません。もしくは、知っているけれど自分を信じていないので幸せになる行動がとれないというパターンも。

そのため、恋人だけが自分を幸せにしてくれる存在だと思い、恋人に依存してしまう傾向があります。相手が幸せなら自分も幸せ、相手が不幸なら自分も不幸。相手に振り回されてしまったり相手によって行動や考え、生き方まで変えてしまう恐れも。

(3)相手の言いなりになる

自分に自信が持てず、愛されてる証明が常に欲しくて、恋愛にどっぷりハマってしまう恐れもあります。相手が良くないことをすすめてきたときでも、嫌われたくない一心で断れず、従ってしまうということがあります。

友人知人を騙したり、危険な道に誘うなどのことに、恋人の影響で手を染めてしまう人も。

5:自己肯定感を高める方法・習慣5つ

(1)自己肯定感が低くなっていると気づくことが大切

まずは、自己肯定感が低いことに気づきましょう。いくら自己肯定感を高める方法を試してみても、自己肯定感が低いことに気付いていなければ改善することはできません。

自分を否定して落ち込むことがあったら、すぐにその考えを訂正して。自分を否定すること、自分を卑下することが癖になっていると思いますが、まずは「いやいや、こんな考えはしないでおこう」と訂正する癖をつけることが大切です。

(2)成功体験を書き出す

ついうまくいかなかったことばかりを考えて感傷に浸りがちな、自己肯定感低めの人たち。失敗体験ばかりを体に覚えさせてしまっていては、自己肯定感は高まりません。

うまくいった経験、つまり成功体験が自分にもちゃんとあることを認識するために、成功体験をノートに書き出してみましょう。ほんの小さなことでも構いません。

今日はいつもより早く仕事を終わらせることができた、最後の1個だったお気に入りのサンドイッチが買えたなど、いつもより少し良かったこと、うまくいったことやうまく出来たこと書いて、体に覚えさせて。

(3)思いどおりに行かなかったことを失敗と思わない

自分の思った通りにことが進まなかったことを失敗だと決めつける癖がある人も多いでしょう。しかし、だからといってそれが必ずしも失敗とは限りません。

完全な形ではなかったけれど概ねうまくいったのか、改善の余地があるが許容範囲なのか、本当の本当に失敗なのか……。本当の本当に失敗したわけではない限りは失敗とは決めつけず、及第点であると考えましょう。

(4)失敗した自分を否定しない

決めつけではなく本当に失敗したとしましょう。しかし、だからと言って、自分を全否定するのはやめて。失敗することを悪いこと、してはいけないことだと決めてつけている人も多いですが、失敗すること自体は悪いことではありません。

何もかもダメになったり取り返しがつかないようになったり、協力してくれた人の努力を無駄にするようなことが良くないのであって、改善したりやり直すことができる、失敗を機に新しいことに気づくことができた……など、次に繋がる失敗ならそれはけして悪いことではないのです。

(5)長所を具体的に書き出す

自分の長所に向き合ってみましょう。自己肯定感の低い人は自分には長所がないと安易に決めつけがちですが、長所がない人はいません。

健康であること、好き嫌いがないことなども十分長所ですし、意見を言うのが苦手でも聞き上手ということもありますし、キツい性格だけど嘘はつかないということも。

自分が短所だと思っていることも裏を返せば長所になります。自分の長所がどのくらいあるのか、自分への偏見なしにフラットに考えてみて。

6:自分自身に対し、プラス思考かマイナス思考か

自己肯定感の高い低いは、自分に対して常にプラス思考かマイナス思考か、ということだと思います。「なにをしても私はダメだ」と思うのか、「今回はダメだったけど次はイケるかも!」と考えるのか、考え方次第でこれからの自分を大きく変えていけるでしょう。