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黒烏龍茶とは?黒烏龍茶のカフェイン量やダイエット効果を解説

並木まき

並木まきM.Namiki

目次

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1:黒烏龍茶とは?烏龍茶と違いはある?

「黒烏龍茶」と「烏龍茶」の違いをひと言でいうと、烏龍茶がお茶の種類を指すのに対し、黒烏龍茶は2006年にサントリーが販売しはじめたウーロン茶の商品名です。黒烏龍茶は特定保健用食品(トクホ)で、「ウーロン茶重合(じゅうごう)ポリフェノール」を通常の烏龍茶よりもたくさん含んでいるのが、最大の特長です。

2:カフェインは多いor少ない?黒烏龍茶に含まれる成分

黒烏龍茶に含まれている成分は、基本的には烏龍茶と大差ありません。まず、烏龍茶は半発酵でできている茶葉で、中国茶に分類されます。代表的な成分は「ウーロン茶重合(じゅうごう)ポリフェノール」で、これは一般的な烏龍茶にも含まれています。

一方、黒烏龍茶の特筆すべき特徴は、一般的な烏龍茶に比べて、ウーロン茶重合ポリフェノールがさらに多く含まれているということ。黒烏龍茶は、ウーロン茶からウーロン茶重合ポリフェノールのみを抽出し、その抽出したものを通常のウーロン茶に加え作られているのです。

また、カフェイン量が多いイメージもありますが、商品である黒烏龍茶は、独自製法によって、カフェイン量を増やさずにウーロン茶重合ポリフェノールだけを増やしています。

3:ダイエット、血圧、肌に効果あり?黒烏龍茶を飲むメリット

サントリーの「黒烏龍茶」は、特定保健用食品(トクホ)として「脂肪の吸収を抑え」「脂肪の排出量を増やす」という効果の表示が認められています。特定保健用食品とは、健康の維持・増進に役立つことが科学的に証明され、消費者庁に認められた食品を示します。

食事でとった脂肪は小腸で吸収されます。そして脂肪は、小腸で「リパーゼ」という酵素によって吸収されやすいように分解されて、体内に吸収されます。それが中性脂肪となり、結果、血液中の中性脂肪が上昇するのです。

「黒烏龍茶を飲むと痩せる」「ダイエットにいい」と言われている理由は、黒烏龍茶に多く含まれているウーロン茶重合ポリフェノールが、小腸で「リパーゼ」の働きを邪魔するので、それにより脂肪の吸収が抑えられ、余分な脂肪が体外に排出されるから。血液中の中性脂肪の上昇が抑制されるというわけです。

したがって、ダイエットを目的として市販品の黒烏龍茶を飲むメリットはあると言えるでしょう。

4:濃いめ・薄めが調整できる!黒烏龍茶を茶葉から淹れる方法

黒烏龍茶を自宅で茶葉から淹れるのは、「黒烏龍茶」が商品名である以上、不可能とも言えます。

しかし、一般的な烏龍茶に比べて長時間の発酵・熟成をおこなって茶葉を仕上げている「黒烏龍茶」と書かれたティーバッグも、インターネットを中心とした市販品で多く見かけます。

こういったものを使って、自宅で黒烏龍茶を飲むこともできるでしょう。お好みで、濃いめのお茶にしたければ、バッグをお湯に浸している時間を増やしてください。

5:食後がいい?ダイエットに効果的な黒烏龍茶の飲み方

黒烏龍茶を飲むのに適したタイミングは、「黒烏龍茶」を発売するサントリーの公式発表によると、食事とともに1回1本 (350 mL) 。また、1日2本で16週間飲用するのが好ましいとのこと。

実証実験では、黒烏龍茶を1日2本、継続して飲むと、飲まなかった場合に比べて体に脂肪がつきにくいという結果が出ているそうです。よって、ダイエット目的で黒烏龍茶を飲む人は、本数や頻度の目安にしてみるといいでしょう。

6:まとめ

「黒烏龍茶」と聞くと、一般的な烏龍茶よりも高級だったりダイエットに効果的だったりといったイメージもありますよね。実際、脂肪が気になっている人には効果が期待できる商品ですので、手軽なダイエット法で、健康を気遣いたい人にはぴったりの選択肢と言えるのではないでしょうか。