本当の女性の性感帯とは？胸とアソコだけと思っていては大失敗するかも

1：女性の性感帯…その情報で合ってる？

（1）そもそも性感帯とは？

飲み会などでアダルティな会話を楽しんでいると、性感帯の話になることがあります。「自分はここが性感帯」とか「こうされるとダメ」などといった会話で盛り上がることも。では、そもそも性感帯とはどんな意味なのでしょうか。辞書で調べてみましょう。

せいかんｰたい【性感帯】

刺激によって性欲や性感などが誘発される身体部分。性器・乳房など。

〈出典：デジタル大辞泉／小学館〉

つまり、体の中で、刺激を受けることで気持ちよく感じる部分のことですね。

（2）胸やアソコ以外も性感帯になるの？

性感帯が、胸やアソコだけとは限りません。詳しくお話を聞くために、『初めてのオーガズム: 26人のハツイキ告白』の著者である箱崎キョウコさんにお話を伺ってきました。

箱崎：性感帯は人によってさまざまです。耳が気持ちよく感じるという人もいれば、雰囲気のあるバーで男性の低い声を聞いていると気持ちよくなってくるという人もいます。また、髪の毛を触られていると気持ちいいという人も。また、開発することで増やしていくこともできます。

（3）性感帯に男女差はある？

箱崎：例えば、唇や耳などはオーソドックスな性感帯なので、男の人も女の人も感じやすい部分。しかし、髪の毛を触られると気持ちいいと感じるのは、男性には少なく、女性に多いかもしれません。

男性の場合、女性よりも少し強めの刺激が好みであることが多いようです。とはいっても、これも個人差があるので、男女差はあまり意識しなくてもいいかもしれませんね。

2：胸やアソコだけじゃない！意外な性感帯5つ

今度は意外な性感帯についてご紹介します。いろいろな人にお話を聞いてきました。

（1）脇

「私は脇を触られるとヤバイですね。くすぐったくて笑っちゃうんですけど、そのままくすぐられていると、徐々に気持ちよくなってきて感じてきちゃうんです。エッチのときに、男性から舐められたりすると、本当に気持ちいいです」（Mさん・28歳女性／販売・接客）

（2）へそ

「基本的に穴を攻められるのに弱いんです、耳とか口とかアソコとか。あるとき、彼におへそをなめられたときに、めちゃめちゃ気持ちよかったんです。それからはおへそも攻めてもらってます。じっくりなめられると、どんどん興奮してきちゃう」（Uさん・26歳女性／歯科衛生士）

（3）足の指

「私の場合、足の指が性感帯です。彼とAVを見ていたら、男優さんが女優さんの足の指をていねいに舐めているシーンがあったんです。やったことがないプレイだったので、試してみたらハマっちゃって。特に足の親指をチュパチュパされるとかなり気持ちいい」（Sさん・30歳女性／介護士）

（4）肘・膝

「彼に肘とか膝を攻められると気持ちいいですね。肘や膝って、痛みに鈍感だったりしますよね。だから、つねられたり噛まれたりしてもあまり痛くない。そういうので遊んでたら、なんか気持ちよくなってきちゃったんです。特に私の場合、正常位でしながら彼に噛んでもらうのが好きです」（Oさん・29歳女性／美容師）

（5）傷跡

「俺は高校生のころに怪我した部分があって、痕になってるのですが、そこを舐められるとゾクゾクします。皮膚の感覚がそこだけ違っていて、優しく触られたり舐められたりすると、くすぐったいような気持ちいい感じがして、かなりヤバイ」（Dさん・27歳男性／公務員）

3：性感帯についての誤解5つ

性感帯については誤解も多いといいます。正しい知識を身に着けましょう。引き続き、箱崎キョウコさんにお話を伺います。

（1）触れば気持ちいいというわけじゃない

箱崎：性感帯は触って刺激すれば気持ちいいと思っている人がいますが、そう単純なものではありません。基本的に、神経が密集しているような場所が性感帯になりやすいといわれています。そのため、強すぎる刺激は「痛み」を感じてしまうんです。その人が気持ちいいと感じる触り方を探すことが重要になります。

（2）感じやすい部分はあと回し

箱崎：性感帯として有名な部分として陰核や乳首、Gスポットなどが挙げられますが、それらを最初に触るのは、あまりおすすめできません。最初から刺激しても、そこまで気持ちいいと感じないこともあるからです。例えば、胸は外側からゆっくりと刺激していって、最後に乳首を刺激していきましょう。

（3）感じ方は人それぞれ

箱崎：例えばGスポットでイクとすごく気持ちいいと思う人がいる一方で、たいして気持ちのいいものではないと感じる人もいます。Gスポットを開発すれば、誰でも強い快感が得られるとは限らないんです。他の性感帯にも同じことがいえます。開発するにしても、その人にあった性感帯を探してみることが大事です。

（4）性感帯によって刺激のしかたが違う

箱崎：性感帯の場所によって気持ちいい刺激のしかたは違います。同じ性感帯でも、ほんの僅かな場所の違いによって、気持ちのいい刺激の仕方も変わるわけです。例えば、乳首にはふたつの性感帯があるといわれています。それが乳首の表面と、奥にある少しコリコリした部分。

表面は触るか触らないかの繊細な刺激、乳首の奥にある少しコリコリしている部分は甘噛みしたり、押したりといった少し強い刺激のほうが感じやすいといわれています。また、表面は長時間の刺激でも感度が落ちにくいですが、奥にある部分は少し刺激したらすぐに感度が下がってしまいます。

4：まとめ

今回は性感帯についてご紹介しました。気持ちがいいと感じる場所は人それぞれ。自分はどんなことをされたら気持ちいいのかをじっくりと探してみることが大事。パートナーとよく話し合ってセックスライフを楽しんでください。

【取材協力】

箱崎キョウコ・・・某国立大学文学部卒業。在学中からスナック、キャバクラなどでホステスとして勤務し、卒業後もOLをしながら夜の仕事にはげむ。2011年ライターに転身。現在はスナックのチーママでもある。女性の赤裸々なインタビューを得意とし、恋愛コラムニストとして活躍中。『初めてのオーガズム: 26人のハツイキ告白』、『妄想ひとりＨのススメ: 本物より気持ちいい』の著者。