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アラサー女子に「ラブレターでの告白」が意外にも響きすぎた理由とは?
いちich
1:ラブレターでの告白って、アリ?それともナシ?
「出会った後の縁結び」をテーマに、付き合う前のカップルから、結婚が決まったカップルまでの男女のための情報を発信するメディア「縁結び大学」を運営する株式会社ネクストレベルが、 「ラブレターを含む愛の告白方法がアリかナシか」について、調査しています。その結果は以下のとおりでした。
このアンケートでは、アラフォー世代(35~44歳)、アラフォー世代( 25~34歳の)、Z世代(18歳〜25歳)の世代別に比較されています。
グラフをみると、ラブレターでの告白について、世代間でそれほど大きな差は見られないものの、アラサー世代やアラフォー世代に比べて、Z世代のほうが「アリ」が多くて「ナシ」が少ないことから、肯定的であることがわかります。
漠然としたイメージでしたが、ケータイでのやりとりがまだ珍しかった時代に青春を過ごしたアラフォー世代や、LINE登場以前のアラサー世代のほうが、ラブレターでの告白には馴染みがあり、それゆえに肯定的なのではと思っていましたが、結果は真逆に……。それはなぜなのでしょうか。理由を見ていきましょう。
2:令和時代のラブレター、アリナシそれぞれの理由を分析
(1)「ナシ」と答えた人が多いワケ
アラサー世代やアラフォー世代は、ラブレターで告白したり、またはされたりした経験をもつ人も少なくないでしょう。しかしラブレターというのは、思いの丈を込めて相手に伝えるもの。一生懸命書いたラブレターで告白して、振られてしまったという苦い経験をした人も多いはず。
つまり、ラブレターでの告白というのは、他の告白手段にくらべて、「一か八か」という側面があり、現実的な問題として考えたときに「ナシ」と捉えてとらえているようです。
また、実際に体験がなくても、「ラブレターの告白は重たそう」「手紙を書くのが苦手」「なんて書いていいのかわからない」といったネガティブな意見からも、ナシと答えた人が多かったのかもしれません。
(2)「アリ」派の意見としては…
一方で、Z世代には40%近くも支持されていた「アリ」派の意見。子どものころからケータイを持っている率も高いZ世代からすれば、手書きのラブレターは「珍しい」とされる告白方法のため、成功率の低さという現実的な面よりも、ロマンティックなものとしてとらえているのかもしれません。
またアラサー世代やアラフォー世代でも、アナログ派の人たちなどは、「手書きの文字」がより想いを伝えやすい、形に残りやすいからこそ、ラブレターでの告白はアリだという意見が見られました。
3:実際はどうなの?ラブレターをもらってみて…
しかし、アンケートには現れない、リアルな感情というのも気になりますよね。ちょうど先日、筆者の友人アラサー女子・Hさん(29歳)が、ラブレターをもらったとのことで、そのガチ経験を聞いてみることにしました。
「割と最近の話なのですが、高校からの同級生で、5年以上付き合いのある男友達から、ラブレターをもらったんです。ある日、いつものように一緒に遊びに出かけていたところ、帰り道に“これを読んでほしい”と、白い封筒を渡されました。
中には、6枚に渡って綴られた(笑)便箋びっしりに、彼からの数年の思いと、私の好きなところが50個、箇条書きに書かれていました。最初は本当にびっくりしたし、正直ここまでの手紙はもらったことがなかったので少し怖いなとも思ってしまって……。
でも、何度も書き直したんだなとわかる内容や、下手なりに頑張って書いたであろう文字を読み返していると、その真剣な思いが伝わって、ちょっと泣きそうになってしまいました。
それまで彼のことは本当に友達としてしか思っていなくて、恋人にしたいと考えたことはなかったけど、その真剣な思いと熱意が伝わったので、付き合ってみることにしました。まぁ、ちょうど彼氏が欲しかったのもあって。
付き合ってからも、友達だったこともあって、普通に喧嘩をしたり、言い合いになって2、3日連絡をとらなくなったりするんですが、ラブレターを見返すと気持ちが持ち直すんですよ(笑)。
だから、彼と付き合っている限りは、このラブレターは大切に持っておこうかなって思いますね」
ラブレターでの告白は、同じ文字という点ではLINEと変わりません。しかし、それを書くまでの時間や、何度も練られたであろう内容、そして感情を込めた文字が、その人の気持ちをより一層伝わりやすくしてくれたことがわかります。また、ラブレターは形に残るもの。後から見返すことで、付き合いたての新鮮な気持ちや、忘れがちな「愛されている」という実感を何度でも味わえるかも。
ラブレターでの告白が、告白の成功率を多少左右するという見解は、案外あたっているのかもしれません!
4:まとめ
告白は相手へ自分の思いを伝えるためのもの。LINEでも気持ちは伝わるかもしれませんが、より相手に気持ちを伝えたいのなら、手書きのラブレターというのは、令和の今だからこそ、より「アリ」なのかもしれません。
告白の結果がどうであれ、行動できるすべての人は素敵だと思います。いま告白をしたいと思う相手がいる人は、ラブレターでの告白、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
【アンケート調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:18歳~44歳の男女 計330名
アンケート母数:18歳~24歳/110名、 25歳~34歳/110名、 35歳~44歳/110名
実施日:2020年6月27日~7月1日
調査実施主体:縁結び大学
調査会社:株式会社ネクストレベル