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社会不適合者とは?生き方や行動の特徴、向いている仕事を紹介

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

目次

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1:社会不適合者とは?

社会不適合者という言葉を聞いたことあるでしょうか。因みに、似たような言葉に「社会不適応」があります。辞書ではそちらの意味が載っていたので紹介します。

社会的不適応(読み)シャカイテキフテキオウ

社会の一員として生活していくことがうまくできないこと。

〈出典:デジタル大辞泉/小学館〉

つまり、社会生活がうまくできない人を指す言葉です。ここでいう「社会」とは、「人間の共同生活の総称。広く人間の集団としての営みや組織的な営み」という意味。言い換えれば、共同生活がスムーズに送れなかったり、集団行動ができないような人のことです。

2:ズバリ診断!社会不適合者の生き方や行動の特徴6つ

具体的に社会不適合者とはどんな生き方や行動をしているのでしょうか。身近にいる「社会不適合」と思われる人の特徴について、ヒアリングをしてきました。

(1)アルバイトが続かない

「学校って勉強しなくても自分の責任だし、遅刻しても周りに迷惑をかけることってあんまりない。でも、アルバイトをするようになると、遅刻をすると同じシフトの人に迷惑をかけるし、協力しないと仕事が進まないこともある。だから、そういうことができない人はアルバイトで挫折することが多い気がしますね。

日本社会ってルールを守る人、コツコツと努力を続ける人を評価する傾向にあるじゃないですか。そこからはみ出してしまう人は社会生活を送るのが厳しいんだと思います」(Kさん・21歳男性/学生)

(2)集団行動ができない

「集団行動が苦手な人は社会不適合者のレッテルをはられてしまう傾向があると思います。要するに、空気が読めないとか周りと足並みをそろえて行動できない人。僕は留学した経験がありますけど、日本はやっぱりそういう部分を大切にしている社会だと思います。

飲み会に出席しないとか、忖度して発言ができないと浮いてしまいがち。出る杭は打たれるって言葉がありますけど、そういうことだと思います」(Uさん・23歳男性/学生)

(3)ルールが守れない

「ルールを守れない人は社会不適合者と思われがちですよね。僕は広告代理店で働いているんですが、先輩が作る企画書なんてマジで何書いてあるか分からないレベルですよ。“商品を真ん中においてドーンってやって、バーンってやります”って感じなんですよ。

でも、その先輩が広告を作ると、マジで売れるんです、だから、クライアントからは“ぜひその人にお願いしたい”って仕事がくる。でも、社内では評価が低い。それは遅刻したり、報告書を書式どおりに書けなかったりなど、ルールが守れないから。先輩を見ていると、独立してひとりで仕事をしたほうが成功するんじゃないかって思いますね」(Dさん・30歳男性/会社員)

(4)どんなに気をつけてもミスをしてしまう

「仕事場にミスばかりする先輩がいますけど、生きづらそうだなって感じます。注意してもミスをしてしまうらしく、上司からはいつも怒られているし、大きな仕事は任せてもらえないみたいです」(Tさん・34歳男性/会社員)

(5)不思議な発言

「大学生のころ、男性からモテたくて、不思議ちゃんキャラを演じていたことがあるんですけど、仲の良かった友達を見て“不思議ちゃんキャラを演じるのはやめよう”って思ったことがあります。

その人は合コンで“昭和の事件史”みたいな話を真顔でするような女の子で、珍しく彼氏ができたときも誕生日プレゼントに“毛沢東の腕時計”をプレゼントしていましたし、大学の教員実習で実習日誌を書くときも絵文字をたっぷりいれたキラキラした文章を書いて、担当の先生からめちゃくちゃ怒られていました。

私も当時は彼女のことを天然キャラを演じていると思っていたので、“実習のときくらいそのキャラやめなよ”って言ったことがあったんですけど、ものすごく苦いものを噛むような表情をして“私ってやっぱりどこかおかしいのかな”って言ったんです。

それをきっかけに私は不思議ちゃんキャラを演じるのをやめたし、天然ボケって言われて喜んでいる人を信用しなくなりましたね。

そんな彼女も今は結婚しています。たまに連絡を取り合って飲むと昔の話をして笑うんですけど、“私は社会不適合者だから”って自嘲気味に笑います。私は彼女の生き辛さを知っていますから、反論はしません」(Eさん・32歳女性/主婦)

(6)家庭環境が複雑

「知り合いに、乱暴な発言ばかりして人から嫌われている人がいます。部活でずっとサッカーをやっていて、その実力はピカイチ。でも、県代表とかそういうのに選ばれるようなことはありませんでしたね。

素行不良で問題を起こす人物だと思われていたんでしょう。そんな人を代表に選んで責任を取らされるのは監督ですからね。

俺はそいつのことを小学校から知ってますけど、家庭環境が複雑なんです。両親がどっちも不倫していて、家に帰っても夫婦喧嘩が耐えないみたいで。だから家に帰りたくないって言って、ボールが見えなくなる時間までグラウンドで練習していましたね。

正直、俺もそいつのことは好きじゃなかったですけど、可愛そうな奴だとは思ってました」(Tさん・21歳男性/学生)

3:どうやって生きる?社会不適合者に向いている仕事5選

社会不適合者の人の特徴はご紹介しました。そんな人に向いている仕事について、再び話を集めてきました。

(1)ライター

「自分は学生のころにアルバイトをして、たくさん人に迷惑をかけたし、ひどいことをされてきたので、会社に入って働くことは自分には向いていないと思いましたね。それで、会社に入らなくても仕事をしていけるものはないかって考えて、それから文章を書くようになりました。

ずっと1円にもならない文章を書いていたんですけど、知り合いから“ライターとしてお仕事を受けてみないか”って誘われて、それでフリーでライターをやっています。人とは違う視点で文章がかけるっていうのが逆に強みとして評価してもらっています」(Tさん・32歳男性/ライター)

(2)システムエンジニア

「人間関係はあんまり得意ではないんですけど、パソコンが好きで、学生の頃から自作PCを作って、いろいろいじってたんです。で、仕事をするならPC関係がいいなと思ってSEになりました。

業界的にフレックスタイムで仕事ができたり、スーツを着なくてもいい現場があったりして、ルールを守れない自分でもできる仕事ってことで続いています」(Hさん・28歳男性/システムエンジニア)

(3)アーティスト

「自分はどうしても時間が守れない。だから、一般的な社会生活は無理だと思って、自分が大好きだった歌を勉強していました。プロの歌手にはなれませんでしたけど、ボイストレーナーとして活動しています。

作詞を行って提供したりとかもたまにします。歌で食べていくって考えると、デビューとかを考えると思うんですけど、案外、それ以外でも食べていけるってことは伝えたいです」(Sさん・27歳女性/ボイストレーナー)

(4)アスリート

「僕は勉強もまったくできなかったし、協調性を求められるような仕事に就くと周囲に迷惑がかかりそうだったいう自覚があったので、学生のころから個人競技のスポーツを選んで、それに没頭していました。クライミングです。

これで食べていけるようにならないとって思いが強かったから、頑張りましたよ。大会でけっこういい成績も残しました。おかげさまで今はスポンサーもついたし、いろいろなジムからセットの依頼を受けることも多くなって、それなりに食べていけるようになりました」(Yさん・32歳男性/インストラクター)

(5)起業

「起業して自分の会社を持つしかないと思って、大学生の頃は株の勉強とか起業の勉強を頑張りました。ルールを守れないなら、ルールを作る側に回ればいいっていう発想です。おかげさまで、今では経営者として頑張っています」(Aさん・38歳男性/経営者)

4:社会不適合者を英語でいうと?

社会不適合者について色々とご紹介してきました。英語ではどのように表現するのでしょうか。ちょっと調べてみました。すると、ダイレクトな表現になりますが、「social misfit」と言うようです。例えば、「He is a social misfit」で「彼は社会不適合者だ」といった感じ。

5:まとめ

ルールを守れないからといって、「自分をダメな人間だ」と思う必要はありません。人と違うからこそ、人と違うことができるはずなのです。そこに目を向けて努力していくことで自分なりの生き方を見つけてみてください。