恋のなやみに効くメディア

人前で話すのが苦手!人前でうまく話せない原因と克服する方法

松田優

松田優Y.Matsuda

目次

隠す

1:人前で話すと声が震えるし、頭が真っ白に…

人前で話そうとすると声が震える、体が硬直する、頭が真っ白になって何を話せばいいかわからなくなる……。そんなふうに、極度に緊張してしまう人も多いのではないでしょうか。

しかし会社の朝礼やプレゼン、会議など、大勢の人の前で話さなければいけない機会は意外と少なくないもの。「自分は人前で話すのが苦手かも」と思う人は、これを機に克服してみましょう。

2:人前で話すのが苦手な原因5つ

人前でうまく話せない人には、原因と考えられる共通のポイントがあります。まずは、原因を知ることからスタートしましょう。

(1)他人からの視線に慣れていない

相づちを打つのは得意でも、自分の話題になると言葉がつまってしまって、うまく話せないということはありませんか。他人からの視線に慣れていない人は、何人もの人から一度に注目を浴びると委縮していまいがち。

「しっかり話さなきゃ」「変なこと言わないようにしなくちゃ」と無駄に意気込み、プレッシャーによって余計に緊張してしまうのです。

(2)相手にどう思われているか気になってしまう

「相手に嫌われたくない」「他人に不快感を与えたくない」という気持ちが強いと、話す内容よりも相手にどう思われているかということばかりに意識がいきがち。話がしどろもどろになってしまいます。

また、話している内容だけでなく見た目でも判断されているように思い、体が硬直してうまく声が出せないこともあるでしょう。

(3)話すことに慣れていない

SNSの普及によって、他人と面と向かって話す機会が減ったため、話すこと自体に慣れていない人も多いようです。LINEやメールでは問題なく話せるような内容も、口に出して相手に伝えるとなると何を言えばいいかわからなくなる、という人もいるのではないでしょうか。

(4)プライドが高い

「絶対に人前で失敗したくない」と意気込むのは悪いことではありませんが、あまりにプライドが高すぎると、必要以上に自分にプレッシャーをかけてしまうことに。プレッシャーに押しつぶされて、言い間違いや話そうと思っていた内容をポカンと忘れるなど、普段なら避けられるミスしてしまうことも。

(5)心配性すぎる

心配性すぎる性格の人も、人前で話すときに失敗しがち。「言い間違えたらどうしよう」「こんなトラブルがあったらどうしよう」と、あらゆる失敗の可能性を考え込んでしまい、空回りしてしまうことがあります。

マイナス思考や小さな不安が積もりに積もると、いざ人前で話すときに頭が真っ白になったり、言葉につまってしまったりなど、冷静さに欠けたスピーチになってしまいやすいです。

3:練習次第で克服できる!人前で話す力をつける方法5つ

人前で話すのが苦手という人も、練習を積むことで、苦手意識を克服することができます。苦手と思う原因を踏まえ、人前で話す力をつける練習をしてみましょう。

(1)自分の話を聞いてもらうことに慣れる

グループで話すとき、聞き手側に徹してしまう人や、自分の意見に自信が持てない、あるいは否定されるのを不安に感じる人は、まず自分の話を聞いてもらうことに慣れるようにしましょう。

はじめは家族や友人など、自分と意見の合う人を選んで、1対1で会話することからスタートしてもOK。聞く側からの視線に慣れてきたら、ふたり、3人と増やしていきましょう。ビジネスの場であれば、社内の同僚数人に協力してもらうのもいいでしょう。

(2)ポジティブなイメージを持つ

人前で話すときは、ポジティブなイメージを持つことが大切です。失敗ばかりを考えていると、普段言い間違えないようなことにもしどろもどろになったり、何を言えばいいかがわからなくなったりしてしまいます。

ネガティブな思考に陥りやすい人は、意識的に何事も良い方向へ考えるようシフトチェンジしてみましょう。人前で話すこと自体をポジティブに捉えられれば、話の道筋が見えやすくなって緊張も緩和し、自然と人前でも堂々と話せるようになります。

(3)話している自分の姿を客観的に見る

人前で話す練習として、自分の姿を客観的に見ることにもチャレンジしてみましょう。自分の話している姿がどのように見えているかわからないと、相手にどう思われているか不安になってしまいやすいものです。

鏡やビデオ録画などで自分が話している姿や声を知り、伝わりにくい言い方になっていないか、挙動不審な行動を取っていないかを確認してみましょう。これまで気づかなかった改善点も見つかりやすくなりますよ。

(4)姿勢良く大きな声で話すことを意識する

緊張や不安を吹き飛ばすためにも、人前で話す上での基本的なことを見直してみましょう。特に、人の印象を大きく左右するのが姿勢と声です。きちんとした姿勢でハキハキと話す人は仕事のできる人に思えたり、好印象に感じたりしますよね。話しているときの姿勢や声を見直すだけでも、人前でうまく話せるようになるのです。

聞いてくれている相手に話をしっかりと届けるためには、小さい声でボソボソと話すのは絶対にNG。自信なさげに見えるうえ、聞き手のリアクションも小さくなるので、不安を感じやすくなってしまいます。声は大きく、背筋はピンと伸ばして気を引き締めれば、緊張もほぐれて余裕ができ、自ずと自信もつきやすくなります。

(5)背伸びをしすぎないこと

人前で話すときは話したい内容をちゃんと伝えるためにも、背伸びしすぎないようにしましょう。

人によく思われたいあまり、意見を過度に主張したり、あるいはあいまいな意見を発したりすると、話の本筋が見えなくなります。そうなってしまっては、決していいスピーチとは言えません。また、知識があるからといって余計な情報を付け加えすぎるのもNG。

人前で話すときはプライドを捨てて、見栄を張らないことが第一です。すべての人に認められたいからと自分を過度に飾らず、自分が思いや考えを素直に伝えることを優先しましょう。

4:まとめ

人前で話すことに対しては、ほとんどの人が苦手意識を持っていることでしょう。ただ、自分が緊張してしまう理由や不安に思うポイントを把握していれば、苦手と思わないような工夫ができて、徐々に人前で話すことにも慣れていきます。

「周りは緊張していないのに自分だけ……」と思い込まず、自分の性格や特徴から苦手な原因を見つけ、自分に合った克服方法を見つけて改善に務めましょう。