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「ご愛顧」の意味とは?ビジネスでの使い方と同じ意味を表す類語

松田優Y.Matsuda

目次

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1:「ご愛顧」とは?

1)ご愛顧の意味

まずは「ご愛顧」の意味を見ていきましょう。

愛顧(読み)アイコ

目をかけ引き立てること。引き立てられる側からいう語。ひいき。「今後ともいっそうの御愛顧を賜りますよう」

出典:デジタル大辞泉(小学館)

「愛」は字のとおりの「愛する」という意味の他に、「したしむ、大切にする」という意味があります。また「顧」には、「思う、心にかける、目をかける」という意味があります。常連客に向けて、役務やサービスを提供する側が使う言葉です。

(2)ご愛顧を英語で言うと?

「ご愛顧」を英語で表すと「Patronage(パトロネージュ)」となります。これは、「(商店などの)贔屓客、得意客」という意味をもつ単語です。

「今後ともご愛顧いただけますようお願い申し上げます」を英語で表現すると、「We hope to receive your continued patronage in the future.」となります。

2:ビジネスなどで「ご愛顧」を使う例文5つ

言い回し別に見てみましょう。

(1)ご愛顧いただきありがとうございます

お知らせの文書などの、あいさつの冒頭によく用いられる表現です。「平素より当社サービス(商品)をご愛顧いただき、誠にありがとうございます」といった文面が一般的に多く見られますね。

その他に、毎年恒例となっているイベントのお知らせの際にも「この1年、〇〇をご支援、ご愛顧いただき、本当にありがとうございました。今年もまた、この季節がめぐってまいりました」のようにも使えます。

また、「昨年は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます」のように、「ご愛顧を賜り」も「ご愛顧いただき」と同じように使うこともできます。

(2)ご愛顧のほどよろしくお願いいたします

ご案内やご挨拶文、お礼状等の末文に用いられます。「引き続き、変わらぬご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。」「今後も変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。」は、結びの文の定番ですよね。

「〇〇は、今後もお客さまに魅力的なサービスの提供を行ってまいります。引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。」や、「今後とも〇〇をご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。」など、自社名を入れて使用することが多いです。

(3)ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます

こちらも、ご案内やお知らせなどの末文に、広く使われる表現です。サポートデスクへの問い合わせなどの返信の最後に「今後とも、弊社製品をご愛顧賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます」というように添えられることが多いでしょう。

また、「来年も相変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げて、
歳末のご挨拶とさせて頂きます」のように、年末年始のご挨拶にも使われます。

(4)日ごろのご愛顧に感謝して

セールやキャンペーン、顧客向けの特別なイベントなどのお知らせをする際に使える表現です。

「みなさまの日ごろのご愛顧に感謝いたしまして、ご優待キャンペーンを実施いたします」「お客さまの日ごろのご愛顧に感謝の気持ちを込めて、新商品の展示会にご招待いたします」のように使われます。

(5)さらなるご愛顧を得られますよう

こちらは主に、今後の関係の継続をお願いする表現として用いられます。事業所の移転や社名変更、システムの改修によって先方での操作に変更が生じる等のお知らせで見たことがあるかもしれませんね。

「これを機に、みなさまのさらなるご愛顧を得られますよう努力してまいりますので、今後ともなお一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます」のように使用できます。

3:ご愛顧を表す類語3つ

ここからは、「ご愛顧」の類語を3つご紹介します。

(1)ご贔屓

「ごひいき」と読み、「気に入った人に目をかけて、かわいがる」「気に入ったものに特に目をかけて、便宜をはかる」という意味があります。「愛顧」の意味にも「ひいき」は含まれていましたね。

「ご贔屓にあずかり~」「格別のご贔屓を賜り~」など、「ご愛顧」と同様に使われます。

(2)お引き立て

こちらも「特に目をかける、芸人や商人をひいきにする」という意味で、「愛顧」の意味にこちらも含まれていましたね。また、動詞の「引き立てる」という言葉には、「特定のものを重んじ、人に目をかける」という意味があります。

「日ごろよりお引き立ていただき、ありがとうございます」「今後ともお引き立てくださいますようお願い申し上げます」のように、レターの冒頭や結びの挨拶として使用されます。ビジネスシーンでは個人に向けてだけでなく、取引先や顧客などの団体に対しても尊敬の意味を込めて使われています。

(3)ご支援

「支援」には、「力を貸して助けること」「困っている人や団体に力添えをして助けること」という意味があります。「ご支援」というように、丁寧語の「ご」を付けることで敬語になり、目上の人が誰かを助ける動作を表す敬語としての役割に変わります。

「ご支援いただきまして誠にありがとうございました」「ご支援のおかげで、長きにわたる全国公演を無事に終えることができました」のように使い、「ご愛顧」と同様に、支援を受ける側からお客さまや取引先などに向けられるものです。

4:まとめ

今回は、「ご愛顧」の意味や使い方、類語等について詳しくご紹介しました。サービス提供や販売など、お客さまがいる場面で役に立つ言葉だということがわかりましたね。

感謝を表すために使われる言葉ですので、上手に使って、スムーズなコミュニケーションの助けにしてみてはいかがでしょうか。