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女性差別は日本でもまだまだある!現代日本における実例と世界の女性差別

松田優Y.Matsuda

目次

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1:女性差別撤廃条約なんて有名無実化してるんじゃないの?

日本では1985年に締結された「女性差別撤廃条約」。「女子に対するあらゆる差別を撤廃する」という基本理念を掲げています。理想としては素晴らしいことですが、実態はどうなのでしょうか。

条約の締結から35年を経てもなお、仕事、家庭、友人関係などさまざまな場面で、女性に対する偏見や差別は根強く残っているのが現状。真の理想の社会の実現には、まだまだ時間がかかりそうだと言わざるを得ません。

2:現代日本でもまだまだある女性差別…その実例5つ

性差別に対する意識は変わりつつありますが、それでも差別的な場面に遭遇してしまうのが現実。「イラッときた」では済まない実例に、きっと思い当たるところがある人も多いはず。実際に毎日の中で感じた女性差別について、話を集めてみました。

(1)女性の幸せ=結婚?

「顔を合わせるたびに、結婚を急かしてくる上司がいます。早く結婚して幸せになれとか、嫁に行き遅れるとか。まるで結婚していないことがおかしいみたいに……。しかも、百歩譲って男性社員にも言っているならまだしも、女性にしか言わないんです。男性はスルーなんておかしな話です」(Tさん・29歳/事務)

(2)女性だからリーダーになれないなんて、おかしい!

「男女混合バスケサークルの次期リーダー選出のとき。人望があって頼りになる女性のA先輩になって欲しいと思っていたのに、結果的には男の先輩がなることに。理由は“リーダーは代々男だと決まっている”から。女だからリーダーになれないなんて納得できません」(Sさん・19歳/大学生)

(3)女性らしさの押しつけ

「小さいころ、お人形よりミニカーが欲しいと言っても買ってもらえなかった記憶があります。両親からは女の子らしくしろと言われ続けて……。兄や弟は県外の大学に行ったのに、私は絶対市内しか許してもらえず、ひとり暮らしもさせてもらえませんでした。就職も私の希望には大反対。両親曰く“女らしくない仕事”らしいですが、念願の現場で楽しく働いています」(Eさん・31歳/自動車整備士)

(4)育児・家事は女性の仕事

「産休も育休も、当然のように私がとったことにモヤモヤしています。主人の会社にも育休制度があるのに、キャリアに響くそうで、誰もとっていないなどの理由をつけて、申請すらしてくれません。私にだってキャリアはありますし、もっと活躍したい。お父さんは仕事でお母さんは家で家事って、いまどき古くないですか?」(Rさん・34歳/育休中)

(5)女性の容姿は消費物じゃない

「見た目のことを言われると誰でも嫌な気持ちになるものですが、なぜか女性には許されると思っている人は多いですよね。太ったねとか、老けたねとか。“その服、男ウケしないよ”と言われたときは寒気がしました。女性は常に男性の目を意識しているなんて、ただの思い込みでしょ。勘違いも甚だしいです」(Yさん・28歳/歯科衛生士)

3:女性差別する男はモテない!女性差別が透けて見えてドン引きしたエピソード5つ

女性差別的な言動を無意識にしてしまう男性は多く、そんなつもりはなかった……というのも言い訳の常套句です。だからといって、容認するわけにはいきません。思わず「NO」を突きつけたくなるエピソードをご紹介します。

(1)料理は女性まかせで大ブーイング

「みんなでBBQに出かけたとき。現地について、さあ準備となった途端、男の子たちはみんなお酒を飲み始めて“じゃあ準備よろしく”みたいな流れになって。料理は女の子のほうが得意とか、そんな決めつけおかしいです。手伝わないくせに、焼き方にケチをつける人までいて最悪。絶対こんな男とは結婚しないって思いましたね」(Iさん・22歳/フリーター)

(2)女性がお酒好きで何が悪い?

「飲み会で焼酎をガンガン飲んでいたら、女のくせに飲みすぎって言われて、カチンときました。女の子はカクテルでも飲まなきゃモテないよとか、女で酒豪は引くとか。意味不明な思い込みを押しつけないで欲しいですよね。というか、お酒も自由に飲ませてくれない男なんて、こっちからお断りです」(Kさん・29歳/ショップ店員)

(3)能力に性別は関係ないはずなのに…

「“女の子なのに仕事をそんなに頑張ってどうするの”ってひどい言い方だと思いませんか? 言った人は過労気味の私を労わってくれたつもりみたいですけど。仕事を頑張る理由に男も女も関係ないですよね。女は仕事頑張っても無駄って言われた気がして悔しかったです。女の子が仕事頑張ったらどうなるのか、大出世して見返してやりたいです」(Hさん・32歳/公務員)

(4)女は家事要員ではありません

「昔同棲していたんですが、彼がまったく家事をしてくれなくて別れました。料理も掃除も全部私まかせ。しかも“ありがとう”も言わず、当たり前の顔しているから余計イライラ。食器洗いくらいしてって言ったら、素で“なんで?”って言われてこっちがびっくり。私は家政婦じゃないってキレて、同棲解消です」(Hさん・26歳/美容師)

(5)親切心の裏側を知ってショック

「新人のとき指導を受けた先輩がすごく親切な男性だったんです。私も先輩に一人前と認めてもらいたくて頑張っていました。でも、“お前が男ならこんなふうに優しくしない”って言われて大ショック。私は仕事を認められたわけでも、期待されていたわけでもなかった。ただ、女だから優しくされただけ。先輩に悪気がなさそうだったのが、さらにショックでした」(Tさん・27歳/営業)

4:世界における女性差別のあれこれ!女性差別がひどい国は?英語で言うと?

英語で女性差別は「Discrimination against women」と表します。また、女性蔑視という意味で頻繁に使われるのは「misogyny」という単語。女性に限らない、性差別という意味では「sexism」も一般的な表現です。

世界的に見ても、女性差別の風潮は消えていません。女性差別が問題視されている国の中から、今回は3つ取り上げました。

(1)イラン

ひと昔前に比べると女性の権利も認められつつあるようですが、まだまだ根強い女性差別が残るイラン。女性が外出する際は「ヒジャブ」と呼ばれるもので肌を隠さなければならず、違反すると逮捕されてしまいます。

また、結婚や離婚も男性側の都合で決められてしまうなど、女性の意思が尊重されているとは言い難い状況です。

(2)大韓民国

韓国の男性は優しいと言われていますが、実は、結婚するとがらりと変わってしまうことも多いそう。韓国では女性に対して優しく大切にする文化がある一方で、妻は夫や夫の家族に従うのが当たり前。家族の中での地位が低いのが現状のようです。

また、女性は美人でなければ価値がないというような、過剰なビジュアル信仰も、ある意味では女性差別の一端を担っていると言えるかもしれません。

(3)コンゴ民主共和国

最後に取り上げるのは、「女性にとって世界最悪な場所」とされるアフリカ大陸の中部に位置するコンゴ民主共和国。何年も続いた紛争の影響もあり、コンゴでは女性に対する暴行や虐待が数多く発生していて、その数は40万人以上と言われています。

被害者に十分なケアがされることもなく、それどころか家族にも見放されてしまうことも。女性の人権を守るとは程遠い、悲惨な状況があります。

5:まとめ

性というカテゴリー自体が多様化しつつある今、ますます性別に捉われない意識が必要とされています。時代の流れを見ながら、価値観をアップデートすることが大切。

古い固定概念に捉われず、すべての人がお互いの立場を認め合う。そんな優しさをもった世界が理想ですね。