恋のなやみに効くメディア

人間不信な人に見られる特徴とは?人を信じられなくなる原因と克服方法

大山奏

大山奏K.Ohyama

目次

隠す

1:人間不信とは?

何らかの原因があって、自分以外の他人のことを心から信じることができない……。そんな症状を人間不信といいます。

「信じられない」とひと言でいっても、その度合いはさまざま。「何を言われても本音ではないと感じてしまう」というものから、「内心では自分を嫌っている」というものまで、不信感から生じる感情はいろいろあります。

多少の不信感を抱えつつも、そつなく人間関係を構築できれば、生きていくうえで問題ないかもしれませんが、あまりにも人間不信が強いと、相手からの信頼を得ることができず、生きづらくなってしまうでしょう。

2:人間不信な人の特徴・サイン5つ

(1)人との関わりを最低限にする

人を信じられない状態で人付き合いをしようとすると、心配ごとが増えすぎてしまい、精神的にとても疲れます。人との関わりを増やせば増やすほど不安になる回数も多くなることから、なるべく深く人と関わらないようになってしまいます。

(2)近しい人を試す行動をする

信じたいけれど信じられないというのはとてもつらい状況です。その中でなんとか信じられないかという「試し行動」が増えてしまうのも特徴のひとつ。

例えば恋人に浮気できそうな状況をつくり、本当に浮気をしないかを確かめたり、夜中や早朝・仕事中など連絡を取るのが難しい時間にわざと連絡をして、返事をしてくれるか試したりしてしまうのです。

(3)友達にも悩みを打ち明けられない

長年付き合っていて気心が知れている友人にさえ、悩みごとや不安を打ち明けられないのも人間不信な人の特徴。相手に相談することは、自分の弱みを見せること。その悩みを周囲にバラされるのではないか、陰では悪く言っているのではないかなどと危惧してしまうのです。

(4)ひとりが楽だと感じる

人間不信な人は、人と一緒に過ごす時間は常に気を張っていなければならないと思っています。これは、突き詰めると周りを全員敵であると感じているからです。そんな状況になるくらいなら、いっそのこと最初からひとりでいたほうが楽と感じてもおかしくはないでしょう。

(5)感情を素直に表現するのが苦手

素直な感情を人に見せるのが苦手という特徴もあります。基本的に無表情で、相手に自分の気持ちを悟らせないというタイプの人もいれば、何を言われても笑って受け流せるようなタイプの人もいます。

感情を表に出すことで、周りから疎外されたり、悪く思われたりするかもしれないと怯えているのです。

3:人間不信になる原因4つ

(1)家庭環境

幼少期は、人の性格や人格などが形成される大事な時期。子供のころに十分な愛情を受けて来なかった場合、「人を簡単に信じてはいけない」という刷り込みが行われてしまいます。

例えば父親が不倫をしていて、母親からいつも「男は信じちゃいけない」などと言われて育った場合にも、男性不信や人間不信になってしまう可能性が高くなります。

(2)いじめ

小学校や中学校などでいじめにあうという経験も、人を信じられなくなることにつながるでしょう。いじめの場合は、本人には原因がないことも少なくありません。なぜ自分がつらい目に遭うのかがわからず、自分自身を責めてしまうことも多いです。

逆に、いじめの加害者グループに無理やり従わされて、やりたくもないいじめ行為をさせられた経験も、人間不信を生みます。

(3)恋人の裏切り

自分が好きになった恋人からの裏切り行為を受ければ、多かれ少なかれ、人を信じられないと感じてしまうでしょう。

浮気や嘘など、裏切りの大小はありますが、傷つくのは同じです。一度裏切られた経験がトラウマとなって、簡単に人を好きになれなくなることもあります。

(4)職場の人間関係

社会人になってから、職場での人間関係の構築がうまくできずに、人間不信に陥ってしまう人もいます。仕事を変えるのは簡単なことではありません。職場の人間関係が良くないと仕事に行くのも嫌になってしまうこともあるでしょう。

4:人間不信の直し方・克服する方法3つ

(1)新しい環境を探す

人間不信というのは、人間関係がうまくいかなかったことの結果によるもの。ですが、人と人は相性もあります。ひとつの場所でうまくいかなくても、別の場所に行けば問題ないなんてことも多いです。

社会人であれば、趣味のサークルなどに入ってみたりして、新しい環境に飛び込むことで「自分は大丈夫」と思えてくるはずです。

(2)信じられる人をひとりでも見つける

ひとりとして信じられる人がいないとなると、精神衛生的にもよくありません。たくさんの人を信じなくてもいいので、誰かひとりだけでも信じられそうな人を見つけて、とりあえず信じてみましょう。

ただし、そのとき「絶対にこの人なら裏切らない」と決めつけないこと。人は誰だって状況によっては裏切りに見える行為をしてしまいます。信じると決めつつも、過度に信じすぎないことも人間関係では大切です。

(3)病院に行く

人間不信の状況が悪くなると、周りの人が自分の悪口を言っているような妄想に捉われたりすることもあります。不安や恐怖が強くなりすぎると、社会生活を営めなくなることも。

不安が強いと感じたら、精神科や心療内科やカウンセラーなどを一度頼ってみるのがいいでしょう。そうすれば自分の抱えている悩みがどのくらいのものなのかを客観的に判断してもらえるでしょう。

5:人間不信は誰でもなる

人間不信というのは、それほど稀な状態ではありません。信じている人に裏切られれば、誰だってそうなってしまう可能性があります。

だからこそ、人間不信になったからといって、絶望する必要もありません。克服したいという気持ちがあれば、きっと解決の糸口が見つかるはずです。