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レンタル彼女とは?レンタル彼女の料金やできること

松田優

松田優Y.Matsuda

目次

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1:レンタル彼女って使ってみたい?

レンタル彼女とは、恋人代行サービスの一種で、デートなど、恋人同士が行うことを、替わりに一緒にしてくれる派遣業です。「レンタル彼女」という言葉は、「レンタル彼女PREMIUM」という運営会社が商標登録しているという記載がありますが、同様のサービスはさまざまな会社が行っています。

そんなレンタル彼女ですが、実際のニーズはどのくらいあるのでしょうか。その実態を探るべく、今回『MENJOY』では、20~30代の男性182人を対象に、独自のアンケートを実施。「レンタル彼女というサービスを使ってみたいと思いますか?」という質問してみました。

結果は以下のとおりです。

使ってみたい・・・62人(34%)

使ってみたくない・・・74人(41%)

存在を知らなかった・・・46人(25%)

使ってみたい人と使ってみたくない人の割合がほぼ同じという結果に。知らなかったという人は2割しかいなかったので、その存在自体は浸透してきているようですね。

2:レンタル彼女とは?レンタル彼女とできること5つ

興味津々で使ってみたい人も、今は乗り気でない人も、まずは「レンタル彼女」とはいったいどんなサービスなのか、具体的に知ることから始めてみましょう。

(1)「レンタル彼女」って何?

「レンタル彼女」とは、名前から察する通り「彼女」を「レンタル」できるサービスのこと。略して「レンカノ」なんて呼ぶこともあるようです。

お店によって内容は異なりますが、平たくいえばプラトニックな恋愛やデートを疑似体験できるサービスのこと。映画を見たり食事をしたりと、ごく普通のカップルとして過ごすことができるのです。

(2)「レンタル彼女」は自分好みの女性とデートできる

「いいな、好みだな」と思う女性がいたとしても、デートに誘うのは勇気がいりますよね。断られてしまうかもと思うと、なかなか一歩が踏み出せないのも現実です。

その点、レンタル彼女なら心配はいりません。登録されている女性の中から、理想のデート相手をひとり選べばいいだけ。よほどのことがない限り、断られる可能性はゼロ。申し込みさえすれば、自分好みの女性と100%デートできるのです。

(3)デートの練習ができる

女性経験が少ない人にとって、デートというハードルは高いもの。どうしても失敗したくない相手をデートに誘う前に、レンタル彼女で練習してみるのもひとつの方法です。

ビジネスの関係だからこそ、見栄を張る必要もなく、アドバイスを求められるでしょう。意中の相手に似たタイプを選べば、さらに本番が怖くなくなるはず。

(4)手を繋いでデートができる

デート中のカップルといえば、手を繋いだり肩を組んだり……いちゃいちゃしていることも多いですが、レンタル彼女の場合はどうなのでしょうか。

店によって規定はまちまちですが、大抵のケースでは、手を繋ぐことや腕を組むことくらいまでは許されているようです。それだけでも恋人気分がグッとアップしますよね。とはいっても、あくまで本物の彼女ではありませんから、節度をもって接することが大前提です。

(5)他にもいろいろなサービスがある

レンタル彼女のサービスは、デートだけとは限りません。例えば、ポートレイトモデルとしてレンタルできるところもあります。被写体探しに悩んでいる人にはもってこいですよね。

また、合コンの欠員補充や結婚式の代行出席など、人材派遣サービス的な面を厚くフォローしているところも。さらに、女性向けに友人としてレンタルすることが可能だったりと、男女問わず、さまざまなニーズに応えるサービスが充実しています。

3:レンタル彼女の金額は?

サービス内容に興味が沸いたら、次に気になるのが料金ですよね。基本の相場からオプションの値段まで幅広く調査してみました。

(1)基本料金は時間制

ほとんどの場合、基本料金は時間制です。例えば基本料金が3,000円で3時間の場合は、3,000円×3時間で、9,000円となるわけです。

基本料金は大体2,000~6,000円ぐらいのことが多いのですが、他の設定料金との兼ね合いもあり、店舗ごとの差が大きい傾向があります。

(2)指名料と出張料

基本料にプラスして必要になるのが、このふたつ。多くの店で基本料+指名料+出張料の3つを合わせた金額が最低料金になると考えていいでしょう。

指名料は1,000円程度のところもあれば、ランクごとに5,000~10,000円と高めの設定があったり、逆に無料だったりと、その設定はまちまち。出張料に関しては、一律の場合を除くと、デート場所へ向かう所要時間が長くなればなるほど高くなるシステムが多いようです。

(3)デート費用は男性もち

デートに出掛ければ当然発生するデート費用ですが、それらはすべて依頼主=男性もちです。つまり、食事に行けば食事代、映画に行けばチケット代が上乗せされるということ。もしデート中にタクシーや電車で移動する場合も、男性が支払いをすることになります。

(4)オプションは別料金

例えば、水着や浴衣のデートは別料金となり、だいたい3,000円程度が相場です。そして写真撮影もオプションが必要の場合がほとんど。3,000~4,000円で、写真やプリクラなどのシール写真の撮影をすることができます。

さらに高額オプションとして、独占契約というサービスがあるお店も。これは数十万円を支払うことで、お気に入りのレンタル彼女の予定を1か月間独り占めできるというものです。

(5)一部無料のサービスも

レンタル彼女に関わるすべてのことに料金が発生するといってもいいのですが、一部無料で受けることができるサービスもあります。

例えば、事前にデートの打ち合わせを行うことができる店の場合、女性とのメッセージのやり取りにお金はかかりません。また、デート後のボイスメッセージが無料の店舗もあります。

また、デート時の相手の服装指定を無料にしているところも。ちょっとしたことですが、お得な気分になれそうですね。

4:レンタル彼女のバイトは儲かる?

普通のサービス業とは少し違った特殊なお仕事ですから、一般的なバイトに比べると時給は高く設定されているのが一般的です。会社によりますが、最低でもファーストフード店やコンビニエンスストアのアルバイトの2倍くらいというのが相場。デート代もすべて相手もちなので、経費がかかることもありません。

高時給で短時間。バイト代も即日振込だったりと、稼ぎたい女性にとっては、なかなか魅力的なバイトといえそうです。

5:漫画・ドラマの『レンタル彼女』って?

恋人をレンタルできるなんて、まるでドラマの設定のようですよね。実際、レンタル彼女はフィクションの世界にも登場しています。2017年にTBS系列で放送されていた連続ドラマ『レンタルの恋』。顧客のニーズに必ず応える最強のレンタル彼女を剛力彩芽さんが演じて話題になりました。

漫画でも宮島礼吏作の『彼女、お借りします』や、をのひなお作『明日、私は誰かの彼女』など、レンタル彼女を題材にした作品はいろいろあります。

6:まとめ

誰だってひとりで過ごしたくないときはあるはず。そんなとき、安全に気軽に話し相手を見つけることができるレンタル彼女は、合理的なサービスといえそうです。

スポーツや勉強にも、練習や予習が必須。恋愛だって、本気で恋をする前に、予行演習をしてみるのもいいかもしれませんね。