失恋未遂ってどんなの？リアル体験談と失恋未遂から長く付き合うコツ

1：失恋未遂ってしたことある？

「失恋未遂」という言葉。日常的に使われる言葉ではありませんが、なんとなく意味はわかりますよね。失恋したと勘違いしてしまっていたけれど、実際にはそうじゃなかったなど、失恋しかけたけれど違っていたという状況のことを指します。

ではこんなまどろっこしい状態ってどのくらいの人が経験しているのでしょうか。

そこで『MENJOY』では、20～30代の男女476人を対象に独自アンケートを実施。「失恋未遂をしたことがありますか？」と質問してみました。

結果は以下のとおりです。

ある・・・68人（14％）

ない・・・408人（86％）

約4人に1人が経験ありなんて、ちょっと多いような気がしませんか。失恋未遂……意外にも、それほど珍しくない体験なのかもしれません。

2：失恋未遂ってどんな状態なの？みんなの失恋未遂体験談3つ

具体的にはどんな状況になってしまったのか、失恋未遂経験のある男女に話を聞いてみました。

（1）「無理」の意味が違った

「中学生のころ、初めて好きになった人にバレンタインデーのチョコと一緒にラブレターを渡したんです。で、授業が終わってみんなが帰り始めたときに廊下でその人を見つけたので、“返事、聞いても良いかな？”って聞いたら“無理！”って言われて。ショックでそのまま家に帰ろうとしました。

でも次の日、“昨日はどうして黙って返っちゃったの？　あの場で返事をするのは無理っていう意味だったのに……”って」（Kさん・35歳女性）

（2）既婚者だと思って諦めた

「転職して入った会社に、自分の好みドンピシャの男性がいてひと目惚れしちゃいました。でもその人、終業時間になると左手の薬指に指輪をはめて帰るんです。だから結婚しているとばかり思っていて。勝手に片思いして、玉砕したと思ってました。

そうしたら、実は元カノにストーキングまがいのことをされていて、カモフラージュで新しい彼女がいるフリをしていたらしくて。可能性が出てきたと思って、いまアタック中です」（Gさん・27歳女性）

（3）自然消滅じゃなかったの？

「高校生のころ、付き合っていた女の子と自然消滅したと思っていたら、彼女はそんなつもりがなかったっていうのはありますね。

お互いに受験勉強が忙しくて、一緒にいる時間が減って、さらに僕は関東、彼女は関西の大学に入ったのでますます連絡が減って。2か月くらい音信不通になったから、もう別れたんだとばかり。でも彼女から3か月後に、“そろそろ生活も落ち着いたから、デートしようよ”って」（Hさん・29歳男性）

3：失恋未遂から長く付き合うコツ4つ

失恋未遂をしてしまったあとには、その後、うまくいく場合と、そうでない場合があります。付き合っている状態から失恋未遂した場合、元サヤに戻れたとしても、なかなか以前のように付き合えないという悩みを抱えることも多いようです。

失恋未遂から長く付き合っていくにはどうすれば良いのでしょうか？

（1）しっかり誤解を解く

まずは、なぜ失恋未遂という誤解が起きてしまったのかを認識することが必要でしょう。相手のどういう態度や言葉が原因で「失恋した」と思い込んでしまったのかがわからないと、また同じ失敗をしてしまう可能性があります。

（2）愛を確かめ合う

一度別れたとかふられたと思っている相手と付き合い始めても、やっぱり心のどこかで、相手に対する不信感がぬぐえないなんてこともあるでしょう。

これは一度別れて復縁した場合も同じですが、恥ずかしくても相手に対して愛しているということを言葉や態度で示していく必要もあるでしょう。

（3）気になったことは聞く

一度失恋未遂をしているということは、相手の感情を読み切れていなかったということ。それは言葉にしていれば防げたかもしれません。なので、同じ目に合わないためには、小さいことでも気になったことは素直に確認する癖をつけることが大事です。

（4）相手を責めない

未遂だったとはいえ、失恋したと思ったときに傷ついた気持ちは事実として残ってしまいます。だからこそ、相手が曖昧な態度を取ったことに関して、責めたくなることもあるのではないでしょうか。

ですが、ここで相手を責めるとただ追い詰めるだけになってしまいます。過去の失恋未遂に関しては、話し合ったあとはキッパリ忘れたほうがいいでしょう。

4：漫画・小説の『失恋未遂』から学ぶ恋愛学3つ

イアムさんが書いた小説を原作とした漫画『失恋未遂』も人気です。

（1）失恋未遂で臆病になる

主人公は、失恋したと思ったことで恋愛に対して憶病な性格になってしまいます。誰もが失恋で傷つきたくなんてないはず。ですが、変な別れ方をしてしまった場合、傷はより大きくなるでしょう。

失恋の傷の深さを教えてくれる作品でもあります。

（2）時間が解決してくれることもある

失恋したと思った相手と10年後に偶然再会するところから。この物語は始まります。この10年という時間があったからこそ、お互いに相手について再度考えることができたのではないでしょうか。

（3）失恋が人生を変えることもある

主人公は、失恋をしたときから生き方までもを変えてしまいます。それがたとえ未遂だったとしても、本当に好きな人に裏切られたというショックは並大抵のことではありません。

人を振るとはどういうことなのか、恋愛で人が変わるということの怖さについても、もう一度確認しておきたいものです。

5：失恋未遂に気をつけて！

失恋未遂ってあまりない状況ですが、ちょっとしたボタンのかけ違いで誰にでも起こり得ます。自分の思い込みで自分だけが傷つくならまだしも、お互いに傷つけ合ってしまうのって悲しいですよね。

そうならないためにもコミュニケーションの能力を上げて、しっかり気持ちを通じ合わせてくださいね！