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スマホ首とは?起きる症状と改善方法&スマホ首、ならない対策

番長みるく

番長みるくM.Bancho

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目次

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1:スマホ首とは何?ストレートネックになっていると思いますか?

「スマホ首」という言葉を聞いたことはありますか? これは「ストレートネック」とも言われていて、本来、ゆるやかにカーブしているはずの頸椎(首の骨)が、まっすぐになってしまった状態のことをいいます。

なぜスマホ首と呼ばれるかというと、スマートフォンを長時間見ることによってこの症状になる人が増えているからです。では、どのくらいの人がこの症状に苦しんでいるのでしょうか。

今回『MENJOY』では、20~40代の男女500名を対象に、独自のアンケート調査を実施。「自分がスマホ首(ストレートネック)になっていると思いますか?」という質問をしてみました。

結果は以下の通りです。

思う・・・173人(35%)

思わない・・・327人(65%)

約6割の男女が「スマホ首にはなっていないと思う」と答えています。しかし、実は知らず知らずのうちに、スマホ首になっている可能性もあるのです。詳しく見ていきましょう。

3:スマホ首になってしまう原因3つ

(1)前傾姿勢が多い

日本人では、お辞儀をする機会など、何かと前傾姿勢になる機会が多いといわれます。胸を張って、ピンと姿勢を良くしていることよりも、上半身や首、頭などを前に倒すことで謙虚に見せようと考える人もいますよね。普段から胸を張って、まっすぐな姿勢を取らない習慣が、スマホ首につながっているとも考えられます。

(2)スマホやパソコンを触る時間が長い

仕事中の他、電車に乗っているとき、暇なときなど、長い時間スマホやパソコンを操作しているという人も多いのではないでしょうか。しかし、スマホやパソコンを操作することに夢中になり、首や頭を前に倒して、猫背になっている時間が長くなると、だんだんストレートネックに近づいてしまいます。

(3)合わない枕を使用している

首の形に合っていない枕を使い続けることで、スマホ首になることもあります。あまり高さのない枕のほうが首に負担がかかりにくいという説もあるので、気になる人は枕選びを見直してみるのも手です。

3:めまいや頭痛?スマホ首で起きやすい症状3つ

(1)猫背になる

首がまっすぐになっていると、背筋をまっすぐにした姿勢をとるのがつらくなり、無意識にバランスをとろうとするために肩が内側に丸まります。「なんだか最近、猫背っぽくなってきたなぁ」と感じたら、それはスマホ首が原因かもしれません。

(2)肩こり

慢性的な肩こりの原因がスマホ首ということもあるようです。スマホ首になると、首の後ろから肩にかけて筋肉が固まりやすくなり、血流が悪化して肩こりになりやすくなります。

(2)頭痛・めまい

スマホ首になると頭の重心が前に移動してしまうため、首の筋肉だけで頭を支えることになります。そのため、筋肉が緊張して、首の神経を傷め、頭痛や片頭痛、めまいなど引き起こす場合もあります。

4:スマホ首の改善方法3つ

(1)アゴ周りのストレッチをする

まずはアゴ周りのストレッチをこまめに行いましょう。アゴの先に指を当て、頭と首を突き出したり、引っ込めたりするように前後に動かすようにしてストレッチします。

頭と背すじを真っすぐにした状態から、アゴを前に出し、スライドさせるように後ろへ下げます。首を強めに押し込むのがポイント。15~30秒間隔で1〜2回行います。

このストレッチをくり返すことで、固まった首の関節がゆるんで、動きがよくなります。

(2)枕を使わない

睡眠時に、枕を使わずに仰向けで寝るようにするのもおすすめです。首に負担のかかる枕を使うことで、眠っている間に首や肩が緊張してこわばっているというケースには、この寝方が効果的です。

(3)リュックサックを使う

出かけるときのバッグをリュックサックにするというのもアイデアです。背中の荷物の重みで、自然と猫背が解消されるというメリットが。ただし、混雑している場所では前に抱えるなど、マナーは守りましょう。

5:スマホ首にならないための対策3つ

スマホ首という名前がついているだけに、スマホ首にならないようにするには、スマホとの付き合い方が大きなポイントとなります。

(1)機種選び

まずは機種選びから。スマホが使いにくければ、そのぶん余計な力が入ってしまい、不自然な姿勢になりがち。機能やデザイン性だけを重視するのではなく、自分の手の大きさや形に合った機種を選びましょう。

(2)長時間使用時には休憩時間を挟んでストレッチを

スマホやパソコンをまったく使わないということは難しいでしょう。しかし、長時間の使用はスマホ首を引き起こす大きな要因に。30分間使ったら短い休憩時間をはさみ、ストレッチなどで体をほぐしていきましょう。

(3)姿勢を正す

スマホやパソコンを使用するときは、画面を覗き込むように前傾になり、頭や首を突き出す姿勢にならないよう注意しましょう。背筋を伸ばした状態で、目の前にスマホやパソコンの画面がくる姿勢が理想です。

6:姿勢に気をつけて

スマホ首はさまざまな不調を引き起こす現代病。だからといって、生活の中で「スマホはもうやめた!」とはいきませんよね。

スマホを見る時間を気をつけたり、姿勢を正したり、こまめにストレッチをしたりと、意識的に首や肩に負担がかからないように気を付けていきましょう。