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結婚式のゲストドレス…30代ならコレ!ドレスの選び方とNGな服
松田優Y.Matsuda
目次
隠す1:30代が結婚式のゲストドレスの色は?
結婚式のお呼ばれピーク年代ともいえる30代女性。自分に似合う色も知り尽くしているでしょう。ここはワンランク上のセンスを発揮するチャンスです。
ゲストの装いは会場の華。華やかさを演出する色といえばパステルカラーが定番ですが、年齢を考慮すると、アッシュ系の落ち着いた色味のほうが品良くまとめられます。
中でも、ピンクベージュ、ラベンダー、モスグリーンなどは、ほかのゲストとも被りにくくておすすめ。シックにまとめたいならグレーや紺も素敵です。清楚な雰囲気で、上品にスタイリングしてみてください。
2:30代の結婚式ゲストドレス選び方のポイント5つ
お呼ばれビギナーだった20代とはひと味違う、大人女性として品位ある装いを心がけたいもの。これだけは外せないというポイントをまとめてみました。
(1)露出は控えめに
おめでたい席に張り切るあまり、大胆になりすぎないよう注意しましょう。結婚式では肌の露出を控えるのが常識です。特に肩や胸元など、一般的なパーティーに出席するとき以上に気を遣ってください。
20代のころに着ていた膝上ミニ丈のワンピースなどは、たとえ似合っていたとしても、やや配慮に欠けるセレクトといえます。オシャレに年齢制限はありませんが、お祝いの場では品性を第一に心がけましょう。
(2)アクセサリーは高品質のものを選んで
ドレスはお手ごろ価格のものを選んだとしても、アクセサリーは品質の良いものを選びたいところ。チープなアクセサリーを派手に重ね付けするより、一点豪華主義でセンス良く飾ってみましょう。
パーティーバッグも同様に、長く使えそうな質の良いものを手に入れるいい機会かもしれません。30代女性ともなれば、そろそろ「一生もの」を視野に入れていいころかも。
(3)地味に走りすぎないように注意
もう若くないから……と後ろ向きな気持ちで地味なドレスを選んではダメ。今がいちばん輝いているときだと自信を持って、華やかにドレスアップしましょう。
無難カラーの代表格であるブラックドレスは、30代女性にとって鬼門といえます。お仕事モードな全身真っ黒コーデにならないように気をつけましょう。ダークカラーでまとめるときは、デザインで少し冒険したり、アクセサリーでひと工夫したりすることを忘れずに。
(4)パンツスタイルもうまく取り入れて
そうはいっても、かわいらしいコーディネートはもう似合わない、という人は、パンツスタイルはいかがでしょう。
光沢のある素材のパンツスーツなら、ドレス感を外すこともありません。マニッシュなスーツをパリッと着こなすのもかっこいいもの。体型が気になる人にはオールインワンタイプもおすすめ。すらりと縦のラインを作ってくれるので、足長効果大です。
(5)会場の雰囲気に合わせてドレスをセレクト
お呼ばれ慣れしているからこそできる気遣いとして、披露宴会場の雰囲気に合わせたドレスアップができれば完璧です。
最近は、それぞれに特色を持った結婚式場も多くあります。自然や緑の多い会場ならナチュラル系を意識したスタイリング、和風の会場であれば、着物でなくとも和の雰囲気を取り入れた装いをしていけると素敵ですよね。
新郎新婦との記念撮影のときにも、一層の華を添えられること間違いなしです。
3:30代結婚式におすすめのドレスコーディネート5選
30代、女性として輝きを増している今だからこそ着てほしい。しっとりとした大人女性ならではのコーディネートをご紹介します。
(1)Vネックのアフタヌーンドレス
アフタヌーンドレスとは、スカートがくるぶし程度のロング丈で露出の少ない昼間用の礼装ドレスのこと。格式としても結婚式のお呼ばれにぴったりです。
Vネックで控えめに鎖骨を見せることで、顔周りもすっきり。本物志向のアクセサリーを胸元に光らせれば、大人の魅力たっぷりの着こなしになること間違いなしです。
(2)レースたっぷりワンピースにパールネックレス
ゲストのドレススタイルの定番といえば、やっぱりワンピース。レースはそれだけで豪華ですが、お呼ばれ慣れした30代女性となると、ひとひねり加えて着こなしたいもの。
あえてダークカラーやくすみ色のレースワンピースを選んで、全体はシックに。そこにレースと好相性のパールネックレスを合わせれば、上品コーディネートのできあがりです。レースをふんだんに使ったデザインなら、着痩せ効果もあって一石二鳥。
(3)とろみ感のあるパンツスーツ
パンツスタイルにするなら、ぜひチャレンジしてほしいのが光沢のある生地です。
普段パンツスーツを着慣れている人ほど、ビジネスっぽい雰囲気が滲み出てしまうもの。その点、光沢のあるとろみ系の生地を選んでおけば、フェミニンさを演出することができるのです。
注意したいポイントは丈感。手首足首が出るデザインを選べば、野暮ったくならずオシャレに着こなすことができます。
(4)たっぷりプリーツスカートのセットアップ
大人女性をより一層淑女らしく見せてくれるプリーツスカート。ハレの日の装いに相応しく、たっぷりとプリーツのある、ゴージャスなものを選びましょう。
プリーツスカートだけだとカジュアルすぎるかもしれませんが、セットアップにすればフォーマルとしても十分通用します。最近よく見かけるプリーツパンツも同様におすすめです。
(5)クラシックなミドルネック
新たなトレンドになりつつあるミドルネック。レトロチックなデザインはエレガントな着こなしを実現してくれます。
ゲストとして他の人と「ドレス被り」することは避けたいところですが、ミドルネックならその心配も少なくすみますよね。
ネック部分がレースやシースルーのものを選べば、首元が重くなることもありません。インポートブランドで多く展開しているデザインなので、一度チェックしてみては。
4:おさらい!結婚式の服装のNGマナー3つ
うっかりマナー違反をして大恥をかいた……なんてことがないように、改めてNGマナーをおさらいしておきましょう。
(1)ホワイト系は避けるのが無難
少し前までは「真っ白でなければいい」と、ベージュや生成りのドレスを着る人がいたのも事実です。ドレスショップの店員さんにそうすすめられた人もいるのではないでしょうか。それでもやはり、ホワイト系は避けておいたほうが無難です。
アンティークドレスブームもあって、最近では花嫁さんがベージュや生成りのウェディングドレスを着ることも少なくありません。会場で冷や汗をかく羽目にならないように、どれだけ気に入ったドレスがあったとしても、結婚式では我慢しましょう。
(2)縁起の悪い装飾は避ける
オシャレの自由度が格段に上がっている時代とはいえ、昔からのしきたりとして縁起が悪いとされるものは避けましょう。
具体的にいうと「毛皮製品」「皮製品」は殺生を連想させるのでお祝いの場には相応しくないとされています。細かいようですが、同じ理由でアニマル柄も避ける傾向にあります。
同年代にはスルーしてもらえたとしても、年配の列席者の目が光っていた……ということもあり得るので気をつけましょう。
(3)カラータイツ・素足は避けて
意外と忘れてしまいがちな足元にも、注意したいポイントが。
まず、アクセントカラーを取り入れるのに便利なカラータイツですが、オシャレとしては良くても、結婚式マナーとして考えると微妙なところ。絶対のマナー違反とまではいかないまでも、避けておいたほうが良さそうです。一方、素足は完全にNG。フォーマルの場ではストッキングを履くのが常識です。
長時間の御式となるとぺたんこ靴を履きたくなるかもしれませんが、事情がない限り、ヒールのある靴を選びましょう。
5:まとめ
30代ともなれば、フォーマルなシーンを数多くこなしてきている年代です。若さゆえの無知を言いわけにできないぶん、守るべき礼儀はしっかり押さえておきたいところ。
大人の女性としての経験を踏まえて、オシャレとマナーを両立させてくださいね。