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誠実とは？仕事や恋愛でも大切な誠実な人の特徴やなるための心がけ
松田優Y.Matsuda
目次
隠す1：誠実とは？そもそもどんな意味？
恋人の条件としても、ビジネス相手の条件としても重要視される「誠実さ」。当たり前に使っているけれど、「誠実とは？」と尋ねられて答えることができますか？
この記事では、誠実とはどのような意味なのか、なぜ誠実さが大切かといったことについてを解説していきます。
（1）「誠実」の意味
「誠実」という言葉の意味を辞書で調べると、こう書かれています。
せい‐じつ【誠実】［名・形動］私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること。また、そのさま。「誠実な人柄」[派生]せいじつさ［名］
出典：デジタル大辞泉（小学館）
自分の利益のためではなく、他人のために真面目であるといった意味合いです。
相手のことを考え、心の底から真面目で情に厚い言動はまさに「誠実」そのもの。誠実な人と言えば、嘘のつかない真面目な人、誠実な言葉と言えば、偽りのない本心ということになります。
（2）「誠実」の類語
「誠実」の類語は、真摯、忠実といった言葉です。
しん‐し【真摯】 の解説［名・形動］まじめで熱心なこと。また、そのさま。「真摯な態度」「真摯に取り組む」
出典：デジタル大辞泉（小学館）
ちゅう‐じつ【忠実】［名・形動］１ まごころをこめてよくつとめること。また、そのさま。「職務に忠実な人」「忠実な臣下」「忠実に任務を遂行する」２ 内容をごまかしたり省略したりせずそのままに示すこと。また、そのさま。「原文に忠実な翻訳」「史実に忠実に再現する」
出典：デジタル大辞泉（小学館）
これらの言葉に共通している意味は、「まごころ」や「真面目さ」をもって他人に尽くしたり、物事と対峙したりといったものです。「篤実」「至誠」も類語ではありますが、「非常に誠実である」というように、誠実という言葉を強めるときに使う言葉になっています。
2：誠実さが大切と言われる理由3つ
恋愛でも仕事でも、「誠実さ」が大事なものとされている理由を3つ紹介します。
（1）信頼を得ることができる
誠実な人は、他人から信頼を得ることができます。嘘をつかない安心感があり、しっかり対応してくれると頼りにされるためです。
信頼できる人であれば、恋愛でも結婚を受け入れてもらいやすいでしょう。また仕事なら、周りから信頼されることで出世する場合も。信頼を得るためには誠実であることが、とても大切なのです。
（2）豊かな人間関係を構築できる
誠実で信頼される人は、豊かな人間関係を構築することができます。友達や同僚、上司、ご近所さんでも仲が悪いよりは、いいほうが心地いいでしょう。
誠実な人は、他人から好かれやすくなります。苦手な人より好きな人のほうが、話しやすかったり仕事がしやすかったりしますよね。そういった意味でも誠実さは大切だと考えられます。
（3）長期的な展望を見込める
誠実さを大切にすると、長期的な展望も見込めます。この人と結婚してずっと一緒に居たいと考えるなら、誠実な対応をしていなければ、相手は離れていってしまうかもしれません。
いつか自分の会社を立ち上げたいと考えても、協力してくれる人やお客さんなどに誠実でいなければ、うまくいきません。誠実さがあることで将来を考えやすくなるのです。
3：誠実な人に共通する特徴3つ
それでは、誠実な人に共通する特徴を3つ紹介します。
（1）物を大切に扱う
誠実な人は、他人への態度だけでなく物にもあらわれます。カバンやスマホ、書類、服なども乱雑に扱わず丁寧に大切にします。
投げ置いたりしませんし、汚れをそのままにすることもないでしょう。ワイシャツやスーツがシワシワでだらしがないということもありません。壊れたら買い換えればいいではなく、できるだけ壊れないよう心がけるのです。
（2）他人の悪口を言わない
どんな人とでも対等に付き合い、損得を考えることは少ないです。そのため、他人の悪口を言うこともほとんどありません。他人を貶めるような発言をしないのです。
仲よく話しておきながら、その人がいないところでは陰口を言うようなことはまずしません。そういった場面に出くわすのも好きではないという人が多いでしょう。
（3）嘘をつかない
嘘をつかないというのも誠実な人の特徴です。何か失敗をしてしまったときに、言いわけのように嘘をついて、お咎めを逃れるようなことはしません。素直に非を認める真面目さをもっています。
嘘がつけなくて真面目で、むしろ融通がきかないこともあるかもしれません。しかし、嘘で嘘を塗り固めていくような人よりも信頼できます。
4：本当に誠実かどうかを見分けるポイントとは？
その人が本当に誠実な人かどうかを見分けるポイントは、いくつかあります。
ひとつは、人を不快にする冗談を言わないかどうか。笑いをとるために人を傷つけるようなことを言ったり、あまりに下品な言葉がスラッとでてきたりする場合は要注意です。
もうひとつは、言いわけをせずに非を認めてしっかり謝罪をできるかどうかです。誠実な人は、その場限りの謝罪ではなくきちんと反省をして、同じ過ちをしないよう立ち振る舞いを変えることができます。
5：誠実な人になるための心がけるべきこと3つ
誠実な人になるために心がけるべきポイントを3つ紹介します。
（1）他人を損得勘定で見ない
どんな人でも、どんな状況でも他人を損得勘定で見るのをやめましょう。この人と付き合うといい思いができる、この場面はこの人の味方についたほうが楽そうだという考えは誠実ではありません。
どんな状況や相手にも、平等に対応することが誠実な人と言えるでしょう。損得だけで態度を変えると、相手にも不信感を与えてしまいます。
（2）責任感を最後までもつ
仕事で任されたことや、友人や家族との約束などを放りだしたり忘れたりせずに、最後まで責任感をもつことが大切。誠実な人は、どんな状況も真摯に対応します。もし、成し遂げられなそうならば、手助けを求めることや、素直にできないと発言することができます。
約束を忘れないようメモをとり、後回しにしないよう心がけができるのも誠実な人です。
（3）素直な心を忘れない
誠実な人になるには、素直であることも重要。できない仕事は、なぜできないかの理由をちゃんと伝えて断わる、嫌な気分にさせられたときはきちんと伝える、などを心がけましましょう。
八方美人になりすぎると、自分のキャパシティを超えてしまい誠実な行動が難しくなります。自分の感情だけで素直になりすぎるのは、ただのわがままなので気をつけましょう。
6：まとめ
意識的に誠実な人になるのは、なかなか大変かもしれません。いきなりすべてを変えなくても、できるところから誠実になれるよう心がけていくことが大切です。少しずつでも誠実な人になっていけば、仕事も恋愛もうまくいきやすくなりますよ。
