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夫婦喧嘩からの仲直りでもっと円満に!ベストな仲直り方法と落としどころの見つけ方

新井 よつば

新井 よつばY.Arai

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目次

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1:夫婦喧嘩からふたりの問題を解決に導くには…

(1)喧嘩から仲直りするまでのベストな期間

付き合っていたころは、喧嘩をしたとしても、別の帰る家があったかもしれません。しかし夫婦になると、ふたりの家は基本的にひとつ。同じ屋根の下で気まずい雰囲気が流れ続けると、お互いの精神衛生上よくありません。できるだけ早く仲直りすることをおすすめします。次の日起きたらどちらかが謝るか、普段通りに接するのがベストでしょう。

(2)相談相手は他人がベスト

ちょっとした愚痴でも、自分や相手の家族に相談すると、親身になりすぎて大ごとになる可能性があります。なので、家族以外の、あえて他人といえるくらいの人に相談するのがいいでしょう。友達夫婦に相談して、夫と妻それぞれの意見を聞いてみるのも参考になるかもしれません。

(3)「離婚」は口にするのは絶対にNG

あまりに腹が立ちすぎると、つい「離婚」という言葉を切り出す人が多いようです。ただし一度切り出してしまったことで、本当に離婚につながってしまったという人も少なくありません。どうか一時的な感情に流されず、冷静に話し合うようにしてください。

2:夫婦喧嘩の原因トップ5!落としどころの見つけ方も

夫婦喧嘩には、彼氏・彼女のときとは違った夫婦特有の原因があります。そこで今回『MENJOY』では、夫婦喧嘩の原因について、20~40代の既婚男女413人にアンケートを実施。多かった原因のトップ5を以下にご紹介します。

第5位:生活態度・・・35人(9%)

一緒に住んでみて、初めてわかることってたくさんありますよね。特に相手の生活リズムや生活態度に驚く人は多いもの。例えば冷蔵庫を足で閉める、歩く音がうるさい、生活全般がだらしない、などなど……。一緒に住む前は感じなかった部分に対して、不快に思う人もいるのではないでしょうか。

育った環境が違うので、価値観がピッタリなんてあり得ません。多少は我慢も必要。どうしても気になる部分は感情的にならず「私はどうしてもここが我慢できない」ということを伝えてみましょう。

第4位:子どもの教育方針・・・44人(11%)

夫は「好きなことをさせてのびのび育てたい」という一方で、妻は「早めに受験をさせて、大学までエスカレーターで行かせたい」と考えているなど、夫婦の教育方針が違って喧嘩につながることもよくあります。

ただし、どんなに大人が話し合ったところで、どうしたいかは子どもが決めること。大人だけでヒートアップせず、家族で話し合ってみましょう。

第3位:家事分担・・・52人(13%)

共働き夫婦が必ずぶつかるといっても過言ではない家事問題。新婚当初はウキウキしていて「私がやるね」と前のめりに取り組んでしまいがちですが、実際、仕事をしながらの家事はとても大変です。でも夫にとっては、家事を妻がしてくれることが当たり前となってしまい、急に「あなたも家事やってよ!」と怒られると、驚いてしまうのだとか。

最初からある程度の家事を振り分けておくのがベストですが、途中からしんどくなってしまった人は、一度自分がしている家事を彼にすべて伝えて理解してもらうことから始めてみましょう。

第2位:金銭感覚・・・61人(15%)

結婚すると、お金の管理の仕方でぶつかる夫婦も多いそう。将来のためにまとめて管理がしたい人もいれば、給料明細はお互いに一切見せず、管理は完全に別にしたいという人も。

結婚して数年経ってから、パートナーの借金が発覚して大喧嘩になったという人も中にはいるようです。お金のトラブルは厄介なので、早いうちからの話し合いが必要です。

第1位:ものの言い方・・・94人(23%)

一緒にいる時間が長くなると、ついキツいものの言い方になったり、横柄な態度をとってしまうこともありますよね。親しき仲にも礼儀ありという言葉があるように、長く一緒にいるからといって何でも甘えてしまってはいけません。相手への思いやりを忘れずに接するようにしましょう。

3:夫婦喧嘩をプラスに変えよう!ベストな仲直り方法4つ

(1)ストレートに「ごめんね」

なかなか素直に謝れない人もいるでしょうが、夫婦間でそこまで意地を張っても無意味。ストレートに謝ることこそが、仲直りへのいちばんの近道です。謝ることは喧嘩に負けたことになるから嫌だという人もいるでしょうが、夫婦に勝ち負けはなじみません。

しっかりと仲直りしてから、また喧嘩にならないよう、提案するような形で思いを伝えてみると、角が立ちません。

(2)「これおもしろいよ」

本当は仲直りがしたくても、意地の張り合いで切り出すことができない……という人には、まったく違う話題で自然と元に戻ることもおすすめです。テレビでもYouTubeでもいいので、「おもしろい番組やってるよ」や「これ、好きな芸人さんじゃない?」など、相手が興味を引くような話題を振ってみましょう。

(3)プレゼントを渡す

男性の中には、言葉や文章で伝えるのはどうしても苦手という人が多いようです。そんな人は、プレゼントを贈ってみるのもいいでしょう。ベタでちょっといやらしいという人もいますが、プレゼントをもらって嫌な気持ちになることはそんなにありません。たいそうなものではなく、パートナーの好きな食べ物でも何でもいいので、謝罪の気持ちも込めて贈ってみましょう。

(4)スキンシップをとる

どうしても言葉には出したくない! でもこの喧嘩を早く終わらせたい! そう考える人は、スキンシップを取り入れてみましょう。寝るときに手を握るのでもよし、ハグするのもよし。言葉では伝えられなくても、あなたの気持ちはきっと伝わるはずです。

4:夫婦喧嘩をこじらせないためにしてはいけないこと3つ

(1)無視する

怒りに任せて一度無視してしまい、その後もずっと無視しなければいけないという謎の呪縛にハマってしまったことはないでしょうか。逆に無視されたほうは、また無視されたら嫌だと思ってしゃべりかけなくなる……。

ひとつ屋根の下に住んでいる中での無言ほど、つらいものはありませんよね。短い言葉のやりとりでもいいので、コミュニケーションは絶やさないようにしましょう。

(2)過去の喧嘩を蒸し返す

これはカップルでもついやってしまいがちですが、過去の揉めごとを引っ張り出して上乗せするのは絶対にダメ。過去の問題が解決しているのならなおさらです。もともとは小さな火事だったのが、上乗せでいつの間にか大火事になってしまい、手がつけられない状態になってしまいます。

(3)「結婚したくなかった」と言う

「あなたとの結婚が間違いだった」というような発言をされると、これまでの結婚生活を全否定されている気持ちになり、「離婚する」発言よりも傷ついてしまうかもしれません。喧嘩の原因はきっとそこではないはず。そもそもの話をするのはやめて、解決につなげましょう。

5:まとめ

どれだけ仲のいい夫婦でも、一度や二度くらいは、喧嘩をしたことはきっとあるはず。喧嘩によって本音を吐き出すことで、モヤモヤがなくなるだけでなく仲が深まる場合もあるので、喧嘩自体が悪いことだとは思いません。ただし、この先の結婚生活をよりよくするためにも、無駄な喧嘩や相手を傷つける言動には気をつけましょう。