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したたかな女の8の特徴!男と女は「したたかな女」をどう思っているか
三浦 希枝K.Miura
1:「したたかな女」ってどんな人?
一般的に“したたか”とひらがなで書きますが、漢字で書くと「強か」と書きます。
小学館のデジタル大辞泉によると、
したた‐か【強か】
粘り強くて、他からの圧力になかなか屈しないさま。しぶといさま。強く、しっかりしているさま。強く勇猛であるさま。「強かな相手」
(出典:小学館デジタル大辞泉)
「粘り強くて、他からの圧力に屈しない」。こう聞くと、プラスのイメージしかないような感じもしますよね? なぜマイナスのイメージをほんのり感じてしまうのでしょうか?
実際の「したたか女事例」から考察していきましょう。
2:「したたか女」認定される女性の特徴8選
まずはしたたかな女認定される行動についてチェックしていきましょう。
(1)「自分さえ良ければいい」という考えの持ち主
自分のことを大事に思う気持ちは皆一緒。でもときに、自分よりも他人を優先しなければならなくなることもありますよね。そんなときでさえも、したたか女は自分を優先して行動をします。
<「わたしに迷惑がかかるのに、自分の仕事を合コンを理由に急に押し付けてきた。でも、周囲には忙しい理由などウソの根回しをしていて悪く思われないようにしていた」(30代女性・会社員)>
「自分さえ良ければいい」という考えのもと自分を一番に扱うので、結果目下の人をこき扱うというケースも……。
(2)人によって、顔を使い分けられる
自分より偉い人にはゴマをすり、目下の人には辛くあたる。そして、抑えるポイントはわかっているので、周囲に自分がマイナスのイメージになってしまうような対応は避けるので、万人から「いい人」だと思われるような顔の使い分けをします。
<「“いい女ほどたくさんの顔を持つ”っていいますけど、まさにそう。自分と話すときと、上司と話すときの口ぶりが全然違って、ちょっと寂しい気持ちになったことがあります」(20代男性・報道関係)>
邪険に扱われているとまでは感じないものの、扱いに差がある……と感じて寂しい気持ちになってしまう男性もいるということがわかりました。
(3)女子会や職場などで彼氏の悪口を言っている女性
1人の男性と交際しているにもかかわらず、女子会や職場などで彼氏の悪口を言っている女性っていますよね。ちょっとした愚痴であれば理解できますが、したたか女は彼氏を猛烈批判。愚痴という範疇を超えて、彼の悪いところ、自分が気に入らないところをとことん責めるのが特徴的です。
<「彼氏の前では、「大好きだよ♡」なんて言って甘えているくせに、彼氏がいないところで散々悪口を言って批判しています。女って怖い!」(20代女性・飲食店勤務)>
周囲から見ていると、その変わりようがなんともいえないんですよね。
<「飲み会で彼氏の悪口をいう子、あれはズルい。俺のほうがもっといい男だよ!って言いたくなっちゃう。そう言わせにきているのかもしれない」(30代男性・パン製造業)>
女性が彼氏の悪口を散々言ってきた場合、もっといい男がここにいるよ! と名乗りをあげたくなる男性もいるようですね。
(4)世渡り上手である
自分のミスを後輩に擦り付け、あたかも自分が指導して何とか事態を収束させた……といった事が多く、出世欲も強いのがしたたか女。周りの人を巻き込んで、外堀から埋めるのがとっても上手です。
<「気付けば自分よりも遅い入社だった女性の後輩が出世した。根回しをしっかりして上司の信頼を得ていたみたいで……」(30代男性・会社員)>
後々に得をするなら、嫌なことでもポーカーフェイスで本音を隠す。そして上手く周りから手助けしてもらえる世渡り上手がしたたか女です。
(5)いつも冷静になっているところがある
感情的になりがちな恋愛においても、冷静さが目立つのもしたたか女の特徴。女性では珍しく論理的な思考をし、結果を出すためにはどうしたら良いか、なにがどう悪かったのか、いかに改善を図るべきなのか……といった目的達成のために冷静に自分で物事を分析する力があります。
<「上司がそう。周囲で大騒ぎになっていようが顔色ひとつ変えないで、対処法を冷静に提案してくる。頼れる上司を通りこしてむしろ怖い」(20代女性・ショッピングモール勤務)>
この手の女性は、男性と付き合うとしてもお金が目的と割り切って交際をし、結婚まで出来てしまうほどの冷静さがあります。
<「彼女とケンカしたときに、『稼ぎがいいから付き合ってる。センスが無いのを百歩譲って付き合ってる』と言われたことがある。とてもショックだった」(20代男性・福祉関連)>
お金という目的のために、欠点に目をつぶって交際する人もいるのです。
(6)基本的に1人で行動をする
誰かと一緒に過ごしていると、なにか足元をすくわれるかもしれない……と、普段は一人で過ごすことを好むしたたか女。でも、自分が困ったときや自分の力ではどうしようもない場面に出くわした時は周りを上手く利用して、問題を解決します。
<「1人黙々と仕事をしているイメージ。でも、気付けば後輩の男性社員に仕事を手伝ってもらっている」(30代男性・工場作業員)>
とても計算高く先のことまで見通して考えられるので、一見自分にとって不利に見える状況であってもまずは一人でしっかりと受け入れ、後々に有利になるように物事を進める特徴があります。
(7)男の前では出来ることでも出来ないフリをする
本当は出来ることも、出来ないと甘えて見せるときがあります。自分には出来ない!と上司を褒めちぎり、自分をわざと下に見せて男性上司の気分を良くすることが多いのです。
<「出来るのに出来ないフリをしている子はよくいますよね。自分まだまだダメなんで……って、下からくるけど、実はめっちゃ能力あるって子」(20代男性・スポーツインストラクター)>
この場合は男性の上司に対して行うことが多く、同性の上司へはしっかりと出来るところをアピールするという違いがあります。だからこそ女性からは2重人格だなぁ……なんてレッテルを張られてしまうのです。
(8)自分がしたたか女だという自覚がない
良くいえば臨機応変で何事にも一生懸命な女性、悪くいえばずる賢く計算高い女性……それがしたたか女。したたか女最大の特徴は、自分がしたたか女だという自覚がないことです。
<「あまりに態度がコロコロ変わるので注意しても、素知らぬ顔。自覚症状ないのがとってもタチが悪い!」(20代女性・会社員)>
周囲は明らかにしたたか女だと思っていても、本人はなにも悪びれる素振りもなく過ごせます。素の自分で、本能的にずる賢い立ち振る舞いをしているのが、したたか女ならではのポイントです。
3:「したたかな女」への男女の評価はなぜ食い違う?
ここまで、したたか女についての特徴を紹介してきました。ここからは、男性と女性ではしたたか女に対する評価が変わってくるということをお話ししていきます。
(1)男性の評価は、意外にも良い評価が目立った!
1.味方につけると、自分に有利になる!
味方にすると、自分にとって都合が良いと高評価! 仕事をするにおいては、したたかな女性のほうが男性からは好まれるようです。
<「自分が見てきたしたたかな女性は、割と仕事が出来る人が多かったです。一緒に仕事をしても、上司がその女性を気に入っていたので、さらに仕事がスムーズだったという記憶があります」(30代男性・会社員)>
ただ、対等に関わることができなければ逆に自分が利用され、踏み台にされてしまうという危険性を感じている男性も!
<「関わることで自分が利用される危険がありますが、部下にすると結構利用価値があります。仕事が出来るイメージがありますから。コントロールできるしたたかな女性であれば、一緒に仕事していていいかもしれませんね」(30代男性・会社員)」>
(2)悪女としての魅力がある
ずる賢くて、思い通りにならない……そんな女性こそ、より手にいれたくなるというのが男の本能。悪女としての魅力を感じている男性も少なくないようです。
<「仲良くできているときは良いんだけど、関係性がこじれたときが凄く怖いですねえ。それを考えると、したたかな女とは、程よい距離感をもって接するのが良いのかもしれませんけど……どっぷりつかってしまうようないい女のイメージがあります」(30代男性・会社員)>
ただ、その魅力を感じつつも、「自分は好きにはなれないなぁ」という人もいるようです。
<「悪女としての魅力はあるのでしょうけれど、個人的には好きになれませんね。女性の特権を振りかざすのも良いのでしょうが、自己中心的なふるまいに自分は好感が持てません。が、モテたり人気があったり好かれているのは事実ですね」(20代男性・会社員)>
(3)敵にまわすと厄介!
気付けば自分が敵扱いをうけ、社会的に不利な立場におかれていそう!と、したたか女が敵にまわると怖いとか困るといった意見も。
<「正直な話、あまりいい思い出もないので、できるだけ近づきたいタイプではありません。自分に被害が及ばないように距離を置くようにしています。
とにかく敵にまわすと困ったり、怖い思いをして厄介なので、当たり障りのない関係を築くようにします」(20代女男性・自営業)>
男性をも怖がらせる……したたか女、恐るべき存在ですね。
(4)恋人にしたい
悪女として認識され、敵にまわすと厄介だとも思われているにも関わらず、恋人にしたいと思う男性もいるという驚きの事実が!
<「周りに流されないしっかりとした芯があり、男性に頼らずに自力で生きていく力がありそうで私個人はとても好きです。
お互いに困ったときに対等な立場で相談に乗ったりアドバイスができたりしそうで、恋人にするならばしたたかな女性を選びたいです」(20代男性・団体職員)>
社会を生き抜いていく強さがあるしたたか女。一緒に社会の荒波を超えていけそう! と思うのでしょうね。
<「したたかさは男性が多い場所では物事を上手く乗り切るための必要なスキルだと思う。
女性が多い場所ではしたたかさが裏目にでかねないので、目立ってしたたかさを出さない方が無難かもしれないが、個人的にはしたたかさがある女性と付き合いたい」(40代男性・求職中)>
女性が有利に生き抜いていくためには、したたかさは必須スキルだと捉えている男性がいるのですね。
(2)女性の評価はマイナスな内容が多かった!
1.疲れやストレスをため込んでいそう
いつも忙しく、なにかに追われているような印象のあるしたたか女。ストレスを抱えていそうだ……と心配する意見が。
<「したたかな女性は疲れると思います。いつか心に無意識に溜め込んでいたストレスが爆発しそうだし、勝手に自分を美化していそうです。
何でも面倒ごとを押し付けられそうだし、男性からの評価は高そうだけれど、疲れそうで心配」(30代女性・団体職員)>
自分に有利になるように振る舞い続けるからこそ、なにかと忙しくしていて休めていないのでは?と思われているのですね。
2.周囲を意のままに操ってズルい
男を手玉にとって、思い通りに事をすすめる……その様にちょっとムカついているという女性も!
<「自分から動かないって、まあムカつきますよね。“ちょっとくらい意見を出せ!”みたいな。でも、男からしたら“俺が引っ張ってやらなきゃ!”と思うのかな。
よく分からないですが、女からしたらしたたかな女って周囲(特に男)を意のままに操ってズルいと感じますね」(30代女性・パート)>
男性には刺さるしたたか女の甘えは、女性に対しては通用しないのです。
3.友達になろうとは思わない
強さがあり、ずる賢さのあるしたたか女。友達になろうとは思わないという意見が多数ありました。
<「私は、したたかな女は嫌いです。したたかな人は基本的に女には冷たく、優しくできない人が多いと思うからです。
したたかな人は男性には喜ばれますが、女性からは嫌われることが多いと思いますよ」(20代女性・公務員)>
損得勘定で行動し、情に薄いような印象のあるしたたか女は、友達として関わることは難しいのですね。
<「私は、悪い意味でしたたかな女性は好きにはなれず、友達にはなれないと思います。関わらなくてはいけない時は、距離を置いたお付き合いをします」(20代女性・会社員)>
どうしても関わる必要があるときは少し距離をおくという人が多いようです。
4.羨ましいけど、したたか女になろうとは思わない!
ここまで、関わりたくないとかムカつくといった意見がありましたが、正直羨ましいという声も。
<「とても要領よく生きているなと思う。傍から見ていると、ずるいと思ってしまうが、自分があんな風に器用に生きられたら楽しいだろうなと思う。
ただし、女性には好かれない人が多いので、そういう風に生きたいとは思わない」(30代女性・自営業)>
様々なことを我慢し乗り越えてきた女性陣からしてみれば、したたか女のやりたい放題生きる様子はどこか羨ましく見えます。
<「したたかな女がそばにいると、とても疲れます。できれば関わり合いたくないです。でも、羨ましいとも思います。
私は相手の顔色ばかり気にしてしまうし、すぐに心が折れてしまうので、あんな風に強い気持ちで生きられたらすがすがしいだろうなあと感じるのです」(40代女性・主婦)>
羨ましいけれど、そうはなれない! という女性がたくさんいるのですね。
4:したたかな女はモテるのか?
男性からは評価が高く、女性陣からはブーイングの嵐となったしたたか女。強く生き、自分を大事にしてときにズルい立ち回りをする……。生き抜く力は相当なもので、交際したいと思う男性もいるというから驚きです。
弱い女性よりも、強い女性を望む男が増えてきた現代社会で、したたか女の需要があるということがわかる結果でした。かといって、無理にしたたか女になる必要はありませんよ! 自分自身に正直に生きましょうね。