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正直かわいそうになる「ひと夏の恋」エピソード4つ

大山奏

大山奏K.Ohyama

“ひと夏の恋”と聞くと、なんだかヒミツめいていて、ちょっぴり憧れますよね。夏は身も心も開放的になって、恋に向かう気分もアップ! そんな勢いで、他の季節よりも非日常的な“恋のアクシデント”も起こりやすいのでしょう。

プラスの面ばかりがピックアップされていますが、辛くて哀しい思いをしてしまった人もいるはずです。そこで今回は、現役ホストの桜庭颯太さんがお客さんから聞いた、正直かわいそうになる“ひと夏の恋”エピソードを4つお伝えします。

今年の夏は、こんな哀しい夏になりませんように!

 

1:偶然であった彼が実は同じ職場の上司

「ビーチで友だち3人組で遊んでたところに、男3人組がナンパしてきて、ノリもいい感じで即トリプルデート。食事をしてから、夜は友だちと離れてからひっそり1人の男性とホテルへ……。

仕事関係の話を聞いているうちにどんどん自分の派遣先と共通点が増えていき、結果的に実は同じ職場の上司だったことが判明しました。

気まずいまま朝チェックアウトして、その後の連絡はお互いなしでした。結局仕事中に会うのが怖くなって仕事先を変えてもらうはめになりました」(当時24歳・販売)

いやー、気まずい。ちょっとした運命のいたずらから仕事を変えるはめになるなんて、若気の至りとはいえマイナスの意味で一生忘れられない恋でしょうね。

 

2:失恋の哀しみを埋め合わせたいだけの恋

「夏目前の7月の中ごろ、2年間付き合っていた彼とケンカして失恋。周りにもすぐ気づかれるほど落ち込んじゃってたときに、友だちが気をきかせてつれて出してくれた合コンで、好みの男性とカラダの関係になりました。

でも、話しているうちに考え方が全然違うことに気づいて、次の日にメールで別れを告げました。別れのメールのあと、元カレのことを思い出して余計に寂しくなりました。結局彼の代わりが欲しかっただけだったんでしょうね。」(当時26歳・IT)

いちばんありそうで、いちばん寂しそうなパターンですね。別れたての失意に包まれている間に本気で好きではない男性と付き合ってしまうという話はよく聞きます。

相手が元カレの代わりにしかなっていないと気づいたときはかなりショックですね。

 

3:不倫の始まり

「夏のビールガーデンに女友達と飲みに行った先で1人の男性に一目ぼれしてしまい、その場で告白しちゃったんです。OKをもらってその夜からラブラブになったのですが、3ヶ月付き合ったあとに実は妻子がいることを告白されて……。でももう気持ちが止められなくてずるずると関係を続けています……」(31歳:営業)

既婚者だということを隠し通して付き合うなんて酷いですよね。3ヶ月何も知らずに付き合っていたわけなので、愛も深まっているはずです。

男性は「自分に彼女が惚れこんでいるから大丈夫」と思い告白したのでしょうか? そこまで計算されていたら、犯罪の1歩手前な気までします。

 

4:海外旅行先で出会った彼がストーカーに

「海外旅行中に知り合ったイギリス人男性と恋に落ち、滞在中は毎日会っていました。帰国の日が迫ってくると“海外で一緒に暮らそう”と言い出し、最初はそれもちょっといいかなと思ったんですけど、あまりの押しの強さに怖くなって、連絡しないまま帰国しました。

その夜から毎日ラブレターのようなメールが送られてきてかなり怖かったです。結局無視し続けたら2週間も経たないうちに諦めてくれたようで安心しました。」(当時31歳:出版)

海外先だったのが不幸中の幸いといえるかもしれませんね。国によって恋愛に関する考え方も違うでしょう。本気で付き合うと決めるまでの間は、日本の住所など詳しいことは教えないほうがよさそうです。

 

いかがでしたか? ひと夏の恋に憧れを抱けなくなってしまったらすみません。もちろん、このようなことばかりがあるわけではないので過度に心配する必要はありませんが、いいことの裏にはいつも悪いことが潜んでいるのを忘れずに! 幸せな夏になりますように!

 【取材協力】

※ 桜庭颯太・・・中学卒業後家から追い出され、ホストの道に入る。お店での売り上げランキングは高くないものの、多くのリピーターを作ることが得意。趣味はサバイバルゲームのアウトドア派。

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