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ニートが社会復帰するには?成功させるポイントと利用すべき支援

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

目次

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1:引きこもりニートが社会復帰するには?

ニート(NEET)とは、「Not in Education, Employment or Training」の頭文字をとった言葉で、イギリスで生まれました。いわゆる、フリーターや失業者とは異なり、何か勉強したいとか、働きたいという意志がないことに特徴があると言われています。

そして、結果的には引きこもりのような状態になってしまい、社会とのつながりが途絶えてくことに問題があるとされています。

ニートになってしまう原因はいろいろ考えられますが、ニートの状態から抜け出すには、まずは何かを学びたい、働きたい、社会とのつながりをもちたいという意欲を引き出すことが必要になってくるかもしれません。

2:ニートが社会復帰に挫折する理由5つ

もちろん、多くのニートの状態にいる人たちが、そのままでいいと考えているわけではないでしょう。ですが、思うように簡単にはニートの状態から抜け出すことはできません。いったい、その理由はなんなのでしょうか。

(1)周囲の理解がない

行政やNPOなどの支援機関はありますが、多くの人の間で「ニートはたんなる働きたくないという怠け者だ」「ニートは親に甘やかされている、たんなるスネかじりだ」といった誤解があります。

ニートになる理由には、学校での「いじめ」やそれにともなう「引きこもり」、また精神的な疾患にともなうメンタルの問題であったり、コミュニケーションの苦手意識だったりと、甘えだけで片づけられない問題が潜んでいます。

(2)未来が見えない

たとえば、何かしら将来の目標があれば、それを実現させるために資格をとろう勉強をしたり、欲しいもの買うために仕事をしてお金を貯めようと思ったりします。その延長線上に、自己実現があるわけです。

ですが、夢や目標がなければ、勉強することにも働くことにも価値を見いだすことはできません。

(3)消極的な性格

受け身な性格だったり、物事に対して消極的だったりするとニートの状態から抜け出すことは難しいかもしれません。

と言うのも、「特にしたいことがないから」学校に行かなかったり、「何をしていいかわからない」から就職活動をしようとしなかったりするからです。

(4)人間関係が苦手

学校も会社も、自分以外の人間が多く存在します。人間関係が極端に苦手だったりすると、それだけで学校や会社に行くのが嫌になってしまいます。

これは性格に由来する場合もあれば、過去にいじめにあったことがあるなどの経験も影響しているでしょう。

(5)ニートの状態を抜け出さないといけないというプレッシャー

もちろん個人差はあるでしょうが、それなりの人がニートの状態のままではダメだと考えていると思います。周囲もニートの人に対して何とかしてあげたいと思っているでしょう。

当事者と周囲のこうした意識が、結果的にはプレッシャーとなって、ニートの人に重くのしかかります。抜け出さないといけないと考えるほど精神的負担が重く、苦しくなって抜け出せなくなることもあるのです。

3:ニートの社会復帰を成功させるポイント5つ

それでは、ニートの状態にある人が、その状態から抜け出すにはどうすればいいのでしょうか。

(1)支援をする機関を適切に利用する

国にも地方自治体にも、ニートを抜け出すために支援する機関があります。たとえばハローワークでは、仕事の紹介や就職活動の方法などをサポートしてくれます。

しかし、「人間関係が苦手」だというニートの人の心理的なサポートまでは難しいでしょう。その人に合わせた支援機関を適切に利用することが大事です。

(2)受け入れる側の理解を促進する

学校や会社からすれば、新しく来る人がニートかそうでないかは関係ないかもしれません。勉強や就労を続けていくためには、そこの場所で受け入れられたと感じることが大事になってきます。

ニートの社会復帰を成功させるためには、ニート自身ではなく周囲の理解や受け入れ体制こそが大事です。

(3)無理をしすぎない

無理をしすぎて挫折しないようにすることも必要です。これは、受け入れる側の理解を促すことにも通じます。

(4)コミュニケーションの練習をする

ニートに必要なことは、仕事を紹介することよりも、むしろ人間関係をいしていくために必要なコミュニケーションの方法を身につけるための支援かもしれません。

それは特別なことではなく、話し方であったり表情だったりという基本的なことからスタートするといいでしょう。

(5)生きる意味を見つける

いきなりはなかなか難しいのですが、専門家の支援を受けながら、なぜ人は生きるのか、将来はどうしたいのかという未来の姿をイメージできるようになることも大事です。

このとき、将来の不安を煽っても意味はないでしょう。

4:ニートが社会復帰するために利用するべき支援3つ

最後に、ニートな人がそこから脱却するのに利用すべき支援について考えておきましょう。

(1)家族や友達

利用するべき支援という言葉から、家族や友達はちょっとイメージできないかもしれません。ですが、もっとも身近で支援できるのは家族や友達です。

どうしても親は「何でもいいから仕事しろ!」などと言いがちです。しかし、ニートになってしまった背景や原因を理解して、支えていくことが必要です。

(2)行政の機関を利用する

たとえば、地域若者サポートステーションや、ジョブカフェとよばれるような支援機関が各自治体にあります。こういう施設を利用することも支援につながります。

(3)専門家に相談する

ここで言う専門家とは、カウンセラーや心療内科の専門家ということ。ニートになってしまった原因を根本的に取り除くことも大事です。

5:まとめ

ニートであることは、当事者自身が悩んでいることがほとんどです。周囲もよかれと思ってプレッシャーをかけてしまうのかもしれませんが、適切にサポートをしないとお互いにしんどくなるばかり。必要に合わせて、専門家のサポートを受けましょう。