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休職中の転職活動は違法?隠すべき?言うメリットと言わないデメリット

水野 文也

水野 文也F.Mizuno

目次

隠す

1:休職中だけど転職したい…活動していい?

休職しているときに「戻っても出世できない」「何となく居づらくなりそう」、などと思って転職を考える人もいるでしょう。休職中に転職を制限するような法律はないため、結論を言えば、転職活動をすることは自由にできます。

ただし、休職の理由が病気である場合、診断書を書いてもらった主治医には、活動を始める前に相談をしておきましょう。

2:休職中に転職活動をするメリット・デメリット

(1)メリット

1 活動するのに時間がたっぷりある

転職活動というのは、時間と労力を必要とするのは言うまでもありません。履歴書ひとつ書くにしても、慎重を期して何度も推敲すれば、時間がかかるのは当然。

休職中であれば、時間がたっぷりあるので、通常勤務のときに比べて余裕をもって活動ができるでしょう。平日の面接でも、有休休暇の取得や仕事のスケジュール調整をする必要がありません。

2 失敗しても復職できる

退路を完全に断って転職活動をする人は、そう多いとは思いませんけど、活動に失敗して即失業というのは避けたいもの。そうした意味でも、休職中であれば、転職に失敗した場合は復職すれば、失業ということにはなりません。

(2)デメリット

1 休職の理由によっては不利になることを覚悟

例えば、不景気による会社都合のレイオフのような場合は、気にする必要はありません。一方、病気が理由の場合、健康状態は採用の大きなチェックポイントのひとつなるでしょうから、不利になる可能性があります。

特に、うつ病など、再発するかもと疑われるケースは、採用のハードルは一段高くなると言えるでしょう。

2 現在の勤務先、転職先でトラブルのリスクも

法的には問題がないですけど、現在の勤務先の社内規定で休職中の転職活動を禁止と明記してある場合、懲戒処分を受ける可能性があります。また、転職先でも、休職中の事実を隠して移籍した場合、内定取り消し、解雇のリスクがあります。

3:休職中の転職活動の疑問

(1)会社にバレたらどうなる?

前項でも記しましたが、社内規定で禁止された場合、懲戒処分の対象になる可能性があります。また、通常に勤務しているのならまだしも、休職中となると上司や同僚から評判が悪くなるのは想像に難くありません。居づらくなることは覚悟しましょう。

(2)うつ病など休職の理由によって採用の不利になる?

病気の場合、再発しやすいかどうかがポイントになるでしょう。うつ病など心の病については不利になるのが現実と思ってください。けがの場合は後遺症の有無で変わります。

転職後に同じようなことが起きないか、会社側が気にするのはそこ。介護はそのまま継続すれば不利ですが、留学、ボランティアなどは終了すれば問題ありません。また、育児のための休職は、転職先では問題ないとしても、現在の勤務先で発覚した場合、ほかの社員が理解を示した上での休業であれば、非難を浴びることが十分考えらえます。

(3)職務経歴書にはどう書く?

休職の内容によりますが、職務経歴書というのは一般的に仕事のほか、個々のキャリアを示すもの。つまり、休職は記す必要はありません。ただ、留学やボランティアなどの社会活動の場合は、評点が高くなる可能性もあるので記しておきましょう。

(4)バレずに活動できるもの?

現在の勤務先には、水面下で活動を続ける限り、バレることはないでしょう。ただし、休業中に退職となった場合、そこで発覚、快く送り出すという光景は浮かびません。

一方、転職先ですが、現在の会社から各種の資料がいけば、バレる可能性は十分。特に、休業中は給与が減ることが一般的であるため、源泉徴収票から足がつくと思ってください。そのためにも、隠さず休職中の転職活動で明かすほうが賢明と言えます。

(5)内定がもらえたら会社にどう説明する?

内定が出た時点で、心の中では新天地で働くことを決めているでしょうから、ここは正直に話すべきでしょう。社内規定で禁じられている行為である場合は、処分の対象になりますが、そこは割り切るべき。

退職がスムーズにできないかもしれませんが、法的に問題はないことが最後はよりどころになります。

4:過去に休職歴がある場合は?注意点3つ

(1)病気の場合は完治していることが重要

完治していれば問題がありません。ただ、再発が生じる恐れがある場合、不利を覚悟して転職先に伝えるべきです。隠して、のちに問題になるリスクをなくしましょう。

完治していない場合は「通院のため月に2~3回、半休を取得したい」など実情を知らせると、後々の働きやすさにつながるかもしれません。しかし、そもそも、完治していない場合は療養に専念すべき。十分回復してから転職活動に臨んだほうがいいと思います。

(2)社会的な理由は勤務への影響がポイントに

最近多いと思われるのは、介護による休職。介護している人が亡くなるなど介護の必要がなくなった場合はその限りではないですけど、いまなお介護を続けている場合、勤務に影響があると判断されれば、不利になる可能性があります。

一方、育児による休職をして現在は復帰しているといったケースはまったく問題ないでしょう。大きな訴訟といった理由では、その内容次第。もっとも、いずれのケースでも、あなたが優秀と認められる人材であれば、多少のことに目をつむっても採用するというのが会社組織です。

(3)留学やボランティアなど社会活動

先述したように、留学やボランティアなど社会活動が休職の理由である場合、キャリアアップにつながっているのであれば、有利に働く可能性があります。これらを理由に休職した場合は、むしろ積極的にアピールしたほうがいいかもしれません。

5:まとめ

繰り返しになりますが、休職中に転職活動をしても法的には問題がありません。ですが、そもそも休職というのは、本来何かの目的があって休むもの。病気であれば、治すことに専念すべきですし、留学等であれば勉強が第一。通常の姿に戻ってから行うべきものだと思います。