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感謝しておりますのビジネスでの使い方例文!感謝を伝える言い換え表現も

番長みるく

番長みるくM.Bancho

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目次

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1:感謝しておりますは目上の人には失礼?

友達や親しい人へ感謝を伝えるときは「ありがとう」という言葉を使うのが一般的。しかし上司や取引先など、ビジネスシーンでは「感謝しております」などの言葉を使うことのほうが増えます。

フォーマルでもカジュアルなシーンでも使えるオーソドックスな表現で、目上の人へ使っても問題ありません。「ありがとうございます」よりも「感謝しております」のほうがやや固い印象を与えるでしょう。

2:微妙な違いが!感謝しておりますの正しい使い方例文5つ

「感謝しております」はその使い方によって、微妙な意味の違いが生まれます。例文とともにご紹介します。

(1)大変感謝しております

「大変」とは程度がはなはだしいさまのこと。「非常に」と同じ意味で、強い感謝の気持ちを表します。相手の行動や気持ちに対して、心が震えるような感謝の気持ちを伝えるのに効果的。

「迅速にご対応いただきまして、大変感謝しております」のように使います。

(2)感謝申し上げます

感謝している状態を相手に伝えたいときに使う表現。相手を立てる謙譲語の言い回しになります。上司など、目上の人や取引先に対して使っても問題ありません。 逆に同僚や後輩などの親しい間柄に使うとよそよそしい印象を与えるため、不自然にうつるでしょう。

また場合によっては、大げさな印象になってしまうことも。客観的に見ても、心からお礼を伝えたくなるシーンでの使用がふさわしい言葉です。

(3)重ねて感謝申し上げます

話し言葉だけでなく、メールや手紙などの書き言葉としても使えます。複数の事柄に対して感謝の気持ちを伝えたいときに使う言葉です。

「当サービスご利用いただき、誠にありがとうございます。 またこの度は貴重なご意見をいただき、重ねて感謝申し上げます」

この場合はサービスを利用したことと、意見をもらったことのふたつに対して感謝の気持ちを表しています。

(4)いつも感謝いたしております

感謝の気持ちが長く続いている状況を相手に伝える言い回しです。感謝の気持ちに継続性がプラスされた強調表現といえます。

「このような素晴らしい環境を準備していただき、いつも感謝いたしております」のように使います。

(5)心から感謝申し上げます

心からのお礼を伝えたい意味合いが含まれています。心底感謝しているときに伝う表現。深い感謝の気持ちを本人に伝えたいときに使います。

おめでたいシーンでのお祝いの言葉や、喜びの気持ちを表したいときに最適です。「皆様のご支援とご指導のおかげで、重責を担うことができました。心から感謝申し上げます」のように使います。

3:感謝の気持ちを伝える言い換え表現5つ

感謝を伝えたい相手との関係性や状況によって、さまざまな言葉で言い換えられるとスマートな印象を与えます。ビジネスシーンやプライベートで役立つ言い換え表現をまとめました。

(1)感激いたしました

相手の言葉や行動によって心が震えるくらい感動したときの気持ちを表現した言葉です。胸がジンと熱くなったときに使いましょう。

「先輩からいただいた励ましの言葉に感激いたしました」のように使います。

(2)感謝の言葉もございません

感謝の気持ちが大きいときに使える表現です。気持ちを的確に表現する言葉が見つからないときに、この言い回しを用いることが多いです。

「タクシーの手配までしていただき、感謝の言葉もございません」のように使います。

(3)足を向けて寝られません

恩のある人に対して、足を向けて寝るなんて失礼なことはできないという意味。お世話になった相手への感謝や尊敬の念を込めて使います。

「今の私があるのも部長のおかげです。部長には足を向けて寝られません」のように使用します。

(4)身に余るお言葉です

上司や目上の人から、褒め称えられたときに使う言い回しです。自分を称賛する相手の言葉に対して謙遜した表現。同時に控えめで慎ましやかな印象を与えつつ、感謝と尊敬の念を伝えられます。

「身に余るお言葉をいただき、身の引き締まる思いです」のように使います。

(5)恐れ入ります

上司や取引先など、目上の人や敬意を表すときに使います。感謝の気持ちと同時に、申し訳なさと恐縮する意味を兼ね備えた言葉です。電話応対や来客応対など、丁寧で物腰柔らかな印象を与えたいビジネスビジネスシーンで使えます。

「ありがたいお言葉、恐れ入ります」のように使えます。

4:まとめ

ビジネスシーンでよく使う言葉は、意味やニュアンスを正しく理解しておくことが大切です。本来の意味を知って臨機応変に使い分けることで、知的な印象になります。

また相手の気持ちに響く言葉にするには、丁寧な言葉を選ぶだけでなく、具体的に伝えるのもポイント。好意やお礼の気持ち、自分の心境を添えることで心に響く言い回しになります。