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集中力がない人の原因や特徴は?高める方法も紹介
大山奏K.Ohyama
1:集中力がないと感じたことある?
仕事や勉強のために集中しなきゃいけないのに、集中できなくてイライラ……。そんな経験を持っている人も多いはずです。
『MENJOY』では、20~40代の男女500人を対象に独自アンケート調査を実施。「集中力がないと感じたことはありますか?」と質問してみました。
結果は以下のとおりです。
ある・・・408人(82%)
ない・・・92人(18%)
やはり多くの人が集中力のなさに悩んだ経験を持っていますね。では集中力がなくなってしまうのはなぜなのでしょうか。どうすれば集中したいときに集中できるのでしょうか。
2:集中力がない人の原因5つ
(1)寝不足
集中できるかどうかは脳のコンディションによるところが大きいです。夜更かししてしまったり、なかなか寝付けなかったりした翌日は、集中力が途切れがちになります。
寝不足でうとうとした状態では、集中するどころではなく、なんとか仕事中に寝ないように頑張るだけで精一杯ですよね。
(2)体調不良
脳と同じくらい集中に大切なのが体調です。自分でもあまり気づいていないくらいの、ちょっとしたコンディションの悪さでも、集中は途切れてしまいます。
風邪っぽい、食べ過ぎた、喉がイガイガする、どこかが痒いなど。気になりだすと意識がそっちに持っていかれてしまいます。
(3)周りが気になる
仕事場などの環境や、周りからの目が気になって集中できないということもあるでしょう。集中できる環境は人それぞれですが、うるさすぎたり静かすぎたりすると集中できないといわれています。
またデスクの上が散らかっていたり、パソコンの画面が明るすぎるなどの要因もあります。
(4)心配事がある
ひとつのことに没頭することを集中といいます。ですから他に気になることがあって、無意識に考えてしまうような状態だと集中するのは難しくなります。
仕事で大きなプレゼンテーションがあるのに、彼氏とケンカしてスマホが気になるなんて状況では集中できませんよね。
(5)ストレス
ストレスがたまった状態でも、集中しにくくなります。適度なストレスは集中力にプラスに働くことがありますが、過度なストレスは逆効果。強いストレスを感じてしまっている場合には、リラックスして自律神経を整える必要があります。
3:集中力がない人の特徴3つ
(1)マルチタスクの癖がある
マルチタスクというと、なんだか性能の良いコンピューターのようなイメージかもしれませんが、実際はシングルタスクの切り替えを脳が高速で行っているだけです。
本当に集中したいのなら短時間のシングルタスクがベスト。ですから、いつも複数のことを同時に考える癖があると、集中しにくくなります。
(2)周囲の環境に敏感
周りの雰囲気に飲み込まれやすいとか、他の人の感情や周囲の環境の変化を敏感に感じてしまう人も集中力に欠けます。そういう人は、他の人よりも意識を向ける対象が多くなるため、ひとつのことだけを考えていられないのです。
(3)身の回りが散らかっている
集中力がない人の身の回りは、散らかっていることが多いです。逆にいうと、デスクの上やカバンの中、部屋などを片付ければ集中できるのに、それができていないのです。
4:集中力を高める方法5つ
(1)糖分の補給
集中力を高めるには、脳のエネルギーが必要です。脳のエネルギーといえば糖分。カカオ70%以上のチョコレートなど質の良い糖分を補給することで、集中できるようになります。
ただし糖分の取りすぎは血糖値を上げてしまい、眠気を誘うなどのデメリットもあるのでほどほどに。
(2)睡眠の質と量を上げる
ぐっすり眠れた次の日は、頭がしゃっきりしていて仕事もはかどりますよね。集中するためには、質の良い睡眠をとることも重要です。人によって十分な睡眠の量は違いますが、一般的に7時間以上は眠ったほうが良いといわれています。
寝具や寝室の照明を変えたり、リラックスできるアロマを使うなどして、睡眠の質を上げましょう。
(3)ストレスを減らす
ストレスは集中力の敵という話をしました。ストレスは体調にも影響を与えるため、なるべくためないように発散する必要があります。
軽い運動を日課にしたり、趣味に没頭する時間を作ったりして、上手に発散してください。
(4)整理整頓する
身の回りが散らかっていると、注意力が散漫になり集中できなくなります。まずはデスクの上など、見える部分を整理整頓しましょう。
またすぐに手の届くところに、気になる本やスマホなどがあると、ついつい見てしまうのが人間。仕事中は見えない場所に置いておくのが良いですよ。
(5)部屋に青を取り入れる
青は集中力を高めてくれる色といわれています。ですから、部屋のカーテンを青にしたり、机周りに青色のものを持ってくるのもおすすめです。
5:集中力を高めて効率よく!
だらだらと集中できないまま一日を過ごしてしまうと、すごくもったいないことをした気持ちになりますよね。
集中すれば1時間で終わる作業なら、パッパと終わらせて好きなことをする時間を作ったほうが楽しくなります。
自分が集中しやすい音楽を見つけたり、集中するためのルーティーンを作ったりしてみてくださいね。