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スマホ依存をやめたい…スマホ断ちするメリットと具体的な方法
大山奏K.Ohyama
1:スマホ依存は問題!
いまやスマートフォンがあれば、財布を持たなくても買い物ができてしまう時代です。何かひとつだけ持って出かけるなら、迷わずスマートフォンという人も多いのではないでしょうか。
そんな中、スマートフォンに依存しすぎる人も増えており、問題視されています。スマホがあると便利なのは確かです。しかし手元にいつもないと不安になってしまうとなるとちょっと厄介ですよね。
今回は、そんなスマホ依存について解説します。
2:簡易診断!スマホ依存度チェック
まずは、あなたがどれくらいスマホに依存しているのかチェックしてみましょう。下記の項目の中で、いくつ当てはまるものがあるか数えてみてください。
(1)トイレにもスマホを持っていく
リビングからトイレに行くだけなのに、スマホを持っていっていませんか。またお風呂の脱衣所でも、すぐに確認できる場所においていませんか。
(2)仕事中でもスマホを見てしまう
仕事中にも気になって、ついついスマホを見てしまうことはありませんか。休憩時間以外に何度もスマホをチェックしていませんか。
(3)気がついたらスマホを触っていたことがある
特に用事があるからという理由ではなく、何となくスマホを触っていたという経験はありませんか。
(4)スマホが手元にないと落ち着かない気分になる
スマホが手元にない状態で数時間過ごしても平気ですか。ないとわかった瞬間に不安な気持ちや落ち着かない気持ちになりませんか。
(5)近所に買い物に行くときスマホを忘れたら取りに帰る
近くのコンビニやスーパーまで買い物に行くときに、スマホを忘れたとわかったら取りに帰りますか。財布にお金があって、スマホが必要ないとわかっていても戻ってしまいませんか。
(6)スマホを見ていて夜更かししてしまうことがある
寝る前にちょっとスマホをチェックしようとして、気がついたら寝なければいけない時間をすぎていたことはありませんか。
当てはまるものが1~2個だったあなたは、スマホ依存度30%。日常に支障が出るほどの依存度ではないので、これ以上依存しないでいれば問題ないでしょう。
当てはまるものが3~4個だったあなたは、スマホ依存度60%。ちょっとスマホに依存しすぎかもしれません。もう少しスマホと距離を取ったほうがいいでしょう。
当てはまるものが5~6個だったあなたはスマホ依存度90%。スマホにかなり依存してしまっているのが現状です。いまの現実を受け止めて、依存しない生活に切り替えたほうがいいでしょう。
3:スマホがやめられない理由3つ
スマホがやめられないのはなぜなのでしょうか。その理由がわかれば、対処法も見つかります。
(1)おいていかれるのが怖い
スマホに依存してしまう人の多くは、SNSなどで人とつながることを重要視しています。そしてSNSの流れは速く、少しでも放置しておくとどんどん情報から取り残されたように感じてしまいます。
その結果、友達との話に入れなくなったり、社会からおいていかれたような気がしたりして、常時スマホを確認してしまうのです。
(2)単なる習慣
単純に習慣になってしまった結果、スマホがやめられないという人もいます。ご飯を食べ終わったら歯磨きをするのと同じレベルで、スマホを見るのが当たり前になっているのです。
何となくスマホを見ていたら数時間経っていたという経験がある人は、習慣に取りつかれていると考えられます。
(3)脳が刺激を受ける
いまはスマホを触れば、どんな情報にもアクセスできてしまいます。脳は新しい情報を知ることで快感を得るため、スマホの中はいわば宝の山と言っても過言ではありません。
ひとつのことを調べようと思ったら、次々と新しい情報を得られるので、それが気持ちよくてやめられなくなってしまうのです。
4:スマホ断ちするメリット5つ
スマホ依存にデメリットを感じていない人も多いかもしれません。ですが実際には、スマホに依存しないほうがいいこともたくさんあるのです。
(1)有意義に時間を使える
スマホは触り始めるとキリがなくなり、気がついたら数時間……なんてことも。特に休みの日をそんな風に過ごしたら、「やりたいことや、やらなきゃいけないことがたくさんあったのに!」と後悔してしまうはずです。
スマホから解放されると、1日の時間が増えたように感じます。
(2)睡眠の質と量が上がる
寝る前にスマホを見てしまうことで、睡眠の質が下がると言われています。実際にスマホをやめたことで、睡眠の質が上がったという声はよく聞きます。また、スマホを見ていて夜更かしをするなんてことにもならないため、睡眠の量も増える可能性が高いです。
(3)無意味な不安感がなくなる
スマホに依存していると、誰かからメッセージが来ていたら早く返信しないととか、SNSをチェックしないとといった不安感に襲われることも多いです。ですが、一度スマホを手放すことに慣れてしまうと、そんなに不安にならなくても大丈夫だとわかります。
周りにもスマホをあまり見ない人だと認識されれば、返信が多少遅くても許してもらえますよ。
(4)肩こりや頭痛からの解放
スマホの見すぎで起こると言われるストレートネックは、肩こりや頭痛を引き起こします。スマホを見る時間が長ければ長いほど、知らないうちに自分の体に負担をかけてしまうのです。
スマホ断ちをして、ストレッチなどで体を動かすと、いままで感じていた体の不調が楽になる可能性があります。
(5)自分でしっかり考えられるようになる
スマホの中は、たくさんの人の意見で溢れています。そして大多数の意見に従って、自分では深く考えずに賛同してしまうということも珍しくありません。
またちょっとわからないことがあると、すぐにスマホで調べてしまうという癖もなくなります。そのため、自分の頭でしっかり考えられるようになれます。
5:スマホ断ちする方法5つ
スマホ依存から抜け出したいと思ったら、どうすればいいのでしょうか。具体的な方法をご紹介します。
(1)プッシュ通知をオフにする
スマホをつい見てしまう理由のひとつとして、さまざまなアプリからのプッシュ通知があります。スマホ画面に「○○が届きました」や「○○の時間です」とメッセージが表示されたら、見たくなってしまうのも仕方ありませんよね。
ですから、まずはアプリのプッシュ通知をすべてオフにしてしまいましょう。これで、スマホから呼び出される回数はかなり減るはずです。
(2)使わない時間を徐々に増やす
スマホ断ちをしたいからと、「土日はスマホを使わないぞ」なんて急に決めても、実現性は低いでしょう。まずは、夜の22時以降はスマホを見ないなど、スマホを使わない時間を少しずつ決めていきます。最初は寝る前1時間や朝1時間だけでもOKです。
慣れてきたらだんだんと時間を増やして、スマホがなくても大丈夫という安心感を得てみてください。
(3)趣味を見つける
暇な時間があるとついついスマホを触ってしまいがちです。ですから、暇な時間に没頭できる趣味を見つけるのが効果的。スポーツや読書、映画鑑賞や料理など、何でもいいので、自分が心から楽しめる趣味を探してみてください。
(4)友達に宣言する
スマホ断ちをするには友達の協力も不可欠です。自分がいくらスマホをやめると決意しても、友達からLINEなどが届き続ける状態では、やめるのは難しいからです。
スマホ断ちしてみたいと思ったら、リアルの友達とSNSに「今日からスマホ断ちするので、レスポンスが遅くなるかもしれません」と宣言してしまいましょう。
(5)スマホ依存タイマーアプリを入れる
スマホ依存をやめるためのアプリもたくさんあります。自分の使用時間がわかるアプリや、目標時間を設定できるアプリ、スマホを使わない時間が長いと何かをゲットできるアプリなど多種多様。
単純に禁止されるだけでなく、ゲーム感覚で遊びながらスマホの使用時間を減らせるアプリなら、楽しみながらチャレンジできますよ。
6:スマホは便利だけど…
スマホって本当に便利ですよね。便利な道具として使っている間はいいのですが、道具に使われてしまうのはなんだか癪。スマホばかり見ていると人生の中でいちばん貴重な時間を失ってしまうかもしれませんよ。