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相手を傷つけない振り方は?彼氏・彼女との別れ方、告白の断り方10選

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

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目次

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1:相手を傷つけない振り方は?

恋愛は多くの人にとって大きな関心事です。そのため、学術的にも多くの研究が行われてきました。ですが、たいていは「どうすれば告白が成功するか」とか、「失恋から立ち直るにはどうしたらいいか」とか、「恋愛関係を維持していくにはどうしたらいいか」ということばかりが注目されてきました。

そのため、「告白されたときに相手を傷つけない振り方」については、ほとんど研究がありません。誰だって、一度や二度は振った経験はあるはずなのに、どうすればいいかということはよくわかっていないんです。

そこで今回は、もう少し広く、何かを依頼されたときに上手に断る方法に関する研究をヒントに、相手を傷つけない振り方について考えてみたいと思います。

2:彼氏・彼女を傷つけない振り方5つ

彼氏・彼女を傷つけない振り方というと、「すでに交際しているにもかかわらず別れたい」ということですよね。一体どうすれば、恋人を傷つけずに振ることができるのでしょうか。

(1)会う回数や連絡する頻度を減らす

心理学では「単純接触効果」という言葉があり、たとえ見ず知らずの人であっても、毎日顔を見るだけで好意をもつことがわかっています。

つまり、逆にいえば、顔を見なければ好意の感情は弱くなってきます。遠距離恋愛が成立しずらいのは、このためです。なので、会う回数やビデオチャットなどで連絡する頻度を徐々に減らしていきましょう。もちろんこれによって、恋人に「もしかしたら……」と悟らせることもできます。

(2)自分の正直な気持ちを伝える

よく、相手を傷つけたくないからとか、自分が悪者になりたくないからと、仕事や家族を理由に別れを切り出す人がいます。ですが、これでは相手は納得しません。だって、「仕事が忙しくて会えないから別れよう」なんて言われても、「我慢するから大丈夫」なんて言われたら、泥沼に陥りますよね。

別れるときには、言い訳をせず、自分の気持ちを正直に伝えることがなによりも大事です。

(3)感情的にならない

仕事の商談でも、契約を結ぼうというときは思いを熱く伝えたほうが良いでしょうが、契約を切るときには冷静に対応しないと、トラブルにつながったりしますよね。恋愛も同じです。恋人に別れを切り出すときは、冷静に感情的にならずに伝えることが大事です。感情的になってしまうと、暴力沙汰に発展する恐れだってあるんです。

(4)優しくならない

別れは切り出すほうもつらいですが、切り出されたほうはもっとつらいです。なぜなら切り出すほうには事前に気持ちの整理がついていますが、切り出されたほうにとっては突然だからです。そのため、男女を問わず泣き出したり、「悪いところがあったら直すから」と付き合い続けられるように、いろいろ言ってくるでしょう。

そんなときに優しくしてしまうと、相手は「ひょっとしたらまだ何とかなるかも……」と執着してしまい、いっこうに関係を終わらせることができなくなってしまいます。振るときに、優しさは不要です。

(5)未練が残るようなことはしない

別れ話のときに、「今までありがとう」みたいな言葉を口にする人がいます。別れを切り出したほうは、本当にそう思っているのかもしれませんし、これからもいい関係でいたいと思って、そんなことをいうのかもしれません。

ですが、言われたほうには未練が残り、いつまでたっても復縁しようとしてくる可能性も。振るときには、「すぱっと切り出して、二度と会わない」くらいの態度が必要です。

3:例文あり!告白されたときの上手な断り方5つ

では、今度は告白されたときに上手に断るにはどうしたらいいのか、考えてみましょう。

(1)正直に気持ちを伝える

どうして付き合えないか、正直に伝えましょう。相手は好きな気持ちが絶頂にあり、なんとしてでも付き合おうと思って告白しているはずです。「仕事が忙しくて」といった言い訳をしてしまうと、いつまでも待たれてしまいます。「私にはもったいない」といった断り方も、相手は食い下がってきます。

なので、ズバリ「恋愛相手として好きじゃない」とはっきり言ったほうが良いでしょう。

(2)直接断る

最近だと、LINEなどで告白する場合もあるでしょう、しかし、断る場合は直接会ってのほうが良いかもしれません。どうしても文章だと、気持ちが相手に伝わらず、誤解をされてしまう場合もあるからです。

(3)お礼も添えて

「恋愛相手として好きじゃない」とはっきり断るにしても、これだけだとなんか冷たい感じがしますし、上から目線ですよね。なので、告白してくれたお礼の言葉として、「ありがとう。でも、恋愛相手として好きじゃない」といったほうが良いかもしれません。

一般的には「ごめん」と言いそうになりますが、相手をコントロールしようとするときは「ありがとう」のほうが効果的です。

(4)余計なことはいわない

相手を傷つけまいとして、よかれと思ってついつい余計なことをいってしまう場合があるので気をつけましょう。例えば後輩や年下の相手から告白されたときに、「弟(妹)みたいにしか思えない」など。これは相手のプライドを傷つけるだけです。

(5)フォローも大事

付き合って別れるわけではないので、告白によってお互い気まずくなって仕事に支障が出るようになったらまずいですよね。なので、振ったあとは必ずフォローしましょう。ただし、あまり親密な感じにしてしまうと、再挑戦されてしまうので、距離感が大事です。

4:まとめ

振るのも決して楽しいものではありません。そう考えると、上手な振り方というのは、誰しもが身につけておくべき恋愛スキルなのかもしれませんね。