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他人に期待しないほうが楽!他人への過度な期待を断ち切る方法5選

大山奏

大山奏K.Ohyama

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目次

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1:いい意味で「他人に期待しない」生き方とは?

人に期待しないっていうと、なんとなく冷たい人のように思えるかもしれません。ですが、無意識でも人に期待してしまっていると、裏切られたときのショックも大きくなります。

人に期待しないとは、人を信じないわけではありません。むしろ自立して生きることができ、魅力的な人になれます。いい意味で他人に期待しないことで、得られるメリットはたくさんあるのです。

2:人間不信とは大違い!他人に期待しないことのメリット5つ

(1)感情を乱されない

「○○については言わなくてもやってくれるだろう」と思っていたのに、それをしてくれなかったとき、さまざまな感情が湧き出てくるはずです。「なんでやってくれないの」という落胆や、「それくらいわかってよ」というイライラなど……。

ですが、最初から期待していなければ、そんな風に感情を乱されることはありません。

(2)優しくなれる

「この人は、仕事でこれくらいの成果をあげてくれるだろう」と勝手に憶測していると、実際の成果が出なかったときにマイナスの評価をつけてしまいます。

でも、相手になにも期待せず、ゼロが普通だと思っておけば、少しのプラスでもその人を認めることができます。これは人に対して寛大になり、優しくなれるということです。

(3)裏切られない

信じていた人に裏切られると、とてもつらいですよね。ただ相手は、あなたのことを裏切ったなんてまったく思っていない可能性があります。

裏切られたと感じるのは、その人に期待をしているからなのです。「時間どおりに来てくれるはず」と思っていなければ、遅刻されたって腹は立たないですよね。

(4)ストレスが減る

実は、他人に期待するのは精神的に疲れます。期待した分の働きをしてくれるかをいちいち考えたり、期待どおりにいかなかったときに怒ったり……。自分ではコントロールできない行為について考え、振り回される時間はストレスなのです。

(5)信頼される

他人に期待しないことで優しくなれるとお伝えしましたが、その結果として信頼されるというメリットも生じます。相手からしてみれば、急に怒られることもないわけですし、少しでも成果を出せば褒めてくれるのですから、信頼できる理由もわかりますよね。

3:冷たい人だと思われる?他人に期待しないことのデメリット3つ

(1)親密になりにくい

人は、自分に期待してくれている気持ちをなんとなく察知します。それは自分に興味をもってくれていることと同義だからです。

逆に言えば、他人に期待しないということは、他人の行動にあまり興味を示さないということ。となれば、本当の意味で親密になるのはなかなか難しいでしょう。

(2)冷めていると思われる

他人に期待をしていない人は、いつでも周りの人と自分を切り離して考えられます。この思考を冷たいと感じてしまう人がいるのも事実です。たしかに、だれかが失敗をしても「こうなることは想定内です」という態度をとる人って、ちょっと冷めているように見えますよね。

(3)孤独を感じる

他人に期待をしないで生きるということは、いい意味で孤独にならなければできません。人の力をあてにしないためには、自立する必要があるからです。そのため、ふとした瞬間に孤独を感じてしまう人もいるでしょう。

また、他人に期待しない思考は、逆に他人からも期待されないという考え方です。これを「人からどうでもいいと思われている」と感じてしまうと寂しさがこみあげてきそうです。

4:トレーニングで生きやすくなる!依存的な人が他人に期待しない方法3つ

(1)なんでも自分でやってみる

依存は、程度の差こそあれ、だれもがやっていることです。まずは、人に頼りそうになった自分を発見したら、すぐに自分ひとりでやってみる癖をつけるのがいいでしょう。

パソコンの操作でわからないことがあれば、他人に聞くのではなく自分で調べてみましょう。ひとりではできないと思い込んでいることにチャレンジしてみると、意外とできてしまったりするものですよ。

(2)自分と人は違うと強く思う

依存している人は、自分と他人の境界線があいまいです。そのため、自分と相手の考えが同じだと思い込んでしまいます。

相手がなにかをしてくれなくて裏切られたと感じたら、相手がなぜそうなのかを考えてみてください。考えてもわからないなら、直接相手に聞いてもいいでしょう。思いもよらない考え方の違いを発見できるかもしれませんよ。

(3)人が裏切る理由を知る

人を裏切ってはいけないというのは常識だと思われていますが、世の中には裏切りが絶えません。それは、人が弱い生き物だから。

お金のためや愛のため、自分の正義のため、家族のためなど、裏切る理由は山ほどあります。裏切りがどうして起きたのかを知ると、裏切りは避けられないことだと気づくでしょう。そして、自分も危機的状況になったら裏切るかもしれないと思えれば、他人に過度に依存することの危険性を感じるはずです。

5:期待はほどほどに

他人にまったく期待しないというのは、なかなか難しいですよね。ただ、期待をしすぎて疲弊しているのであれば、少し期待値をさげることをおすすめします。期待しないと決めて生きてみると、楽になれるかもしれませんよ。