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男なら誰もが持っている「王子遺伝子」を起動させる秘訣5つ

山葵夕子

山葵夕子Y.Wasabi

白馬の王子様を数十年と待ち続けている間に、苔でも生えてきてしまうのではないかと心配で仕方のない女性の皆さん。朗報ですよ!

漫画家、作家、シンガーとマルチな才能を発揮する、さかもと未明さんの新刊『女子のお値段』によると、「自分だけのけがれない女子を一生かけて守りたい」という“王子遺伝子”が、男性には必ずあるといいます。

未明さんによれば、女性が男性を追うと、どうしても男性はいい気になってしまいがちなため、男性に女性を追わせるように仕向けなくてはならないのだとか。

今回は街中を王子だらけにすべく、的確に男性の王子遺伝子を起動させる方法を5つ、未明さんに伺ってきました!

 

目次

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■1:王子を探すのではなく王子にさせる

「元来、男性なら誰もが王子遺伝子を持っています。それが付き合う女性によって起動したり、起動しなくなったりするだけです。王子遺伝子を目覚めさせるために必要なのは、女性の純粋さと誇りです。

“この女性は純粋だ。真剣に向き合わないと付き合ってもらえない女性だ」と感じると、男性は衿を正して向き合ってくれます。ただ高飛車なだけでも駄目ですが、少なくとも“軽い““カンタン““安い“と思われない女性にならなくてはいけません」

 

■2相手のプライドを刺激する

「時には“普通の男性では太刀打ちできないような女性と付き合っているんだ”という、男性のプライドや優越感、征服欲を刺激することも大切。欧米のトップアーティストが猛獣とのジャケット撮影を好むのによく似ています。動物でいうならニシキヘビやチーターのような女性になり、相手の男性には是非猛獣使いの喜びを感じさせてあげましょう。

他の男にとっては猛獣でしかないあなたが、彼の前でだけ愛らしい仔猫のように振る舞えば、彼は歓喜にうち震え、さらなる愛を注いでくれるでしょう。変わったと男性が思えたら、それは男性にとっての勲章となります」

 

■3人魚姫オーラを出さない

「自分に自信がなく、“愛しているからこそ、耐える”というオーラをプンプンと漂わせている人魚姫体質の女性には、王子遺伝子を起動させることはできません。“私なんかを好いてくれて、私なんかと付き合ってくれて“などと思ってしまうのは問題です。

男の人に嫌われるのを恐れて、思っていることを口に出さなかったり、トラブルや諍いを避けて嘘をついたりするのは逆効果。そういう状況下で形だけの恋人や夫がいても幸せとは言い難い。

また、悪い男性ほど女性の弱気なところが見えると、つけこんでくるものなので、暴君遺伝子だけ起動させて、王子遺伝子は起動させることができません。

女子は“扱いづらい““気難しい“くらいで調度いいのです」

 

■4叱るべき時は叱る

「例えば女性をちゃんとエスコートするだけの店を相手が知らなかった場合は、ヤンキー魂をさく烈させて、遠慮せずに叱ってあげましょう。

女性と付き合うための店もお洒落の仕方も、何も知らないままでは立派な男になれないとはっきりと教えてあげるべきです。

でも、その男性を“よくしてあげたい“という愛をもって伝えてあげてください。自分への愛を感じれば、男性はかならず変わってくれます。

ただ、王子遺伝子が激減している自信のない男性には、逆に“できるよ”とうんと優しく励ましてあげるようにしましょう」

 

■5金メッキ女から脱却してダイヤモンド女に

「私と一緒にいたいなら王子でいてくれなきゃ駄目。そうじゃなければ私は付き合えない。だって私は姫だから」という態度をきちんと示すことは大切です。

それができないのは自分が金メッキだからです。自分に本当は自信がないのに服やブランドでいくら飾っても剥がれてしまうだけ。

女性は内臓から、骨から、ダイヤモンドじゃないと。大きな誇りと愛を持って、ダイヤモンドのような女にまずなりましょう。

その人がダイヤモンドであれば、相応しい人が集まってきて、ふさわしく飾られるようになります。そこで相手の王子遺伝子が起動するからです。

でも、あなたの価値に気付かない人もいます。そういう人は放っておけばいい。ものすごく高級な壷も宝石も、価値の分からない人には分からない。でも、目利きの人は、これが本物ですと一目で分かる。

あなたが本物になれば、必ず目利きの男性に発見されます。余裕を身につけて、幸せをもたらす出会いの時まで自分を磨き続けてください。

 

いかがでしたか? 白馬の王子様を待つのではなく、男性なら誰もが持っている王子遺伝子を起動させることのできる女性を目指す。感慨深い言葉ですね。

 【参考】

※ さかもと未明・・・ 神奈川県横浜市出身。漫画家、作家、シンガー。1989年漫画家としてデビュー。皮膚感覚にもとづく官能世界を描き話題に。漫画制作のかたわら、エッセ イ、ルポルタージュ、小説などを次々と発表。情報番組のコメンテーターになるなど活躍の場を広げる。現在は執筆活動のかたわら、ジャズ、ポップスのCD制作、ライブ活動などを行っている。近著に『女子のお値段』(小学館)。【画像】

by.亀石利光