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無駄な時間を過ごしていない?時間の使い方が下手な人のNG習慣7選
松田優Y.Matsuda
1:無駄な時間を過ごしていませんか?
仕事を終えてホッとひと息ついて、少しだけ気分転換をするつもりが、気がついたら1時間もテレビやスマホを眺めてしまっていた……そんなふうにダラダラと無駄な時間を過ごしてしまったという経験がある人は、けっこう多いようです。
無駄な時間を過ごしてしまったと後悔する日々が続いているのなら、行動を少しだけ変えて、有意義な時間を増やしていきましょう。
2:無駄な時間を過ごしがちな人のNG習慣7つ
「無駄な時間」と言われても、なにが無駄なのかは、自分ではなかなか気づきにくいもの。無駄な時間を過ごすことになりがちなNG習慣を7つ、ご紹介します。
(1)SNSをやたらこまめにチェックする
ちょっと3分だけ……のつもりが、気がついたら30分も経っていたなんてことがザラに発生する、そんな罠が潜んでいるのが、「スキマ時間のSNSチェック」です。トイレ休憩や集中力が切れたときに、ちょこっと覗くという人も多いでしょう。
趣味のアカウントであれば、仲のよいフォロワーさんとのやり取りなどもしているでしょう。閲覧だけであればなんとか切り上げられるところも、コメントのレスポンスがテンポよく続いたときに抜け出せなくなってしまうのが、この習慣がある人の常です。
(2)テレビは絶対リアルタイム視聴
好きな俳優さんが出演するドラマや、注目のバラエティ番組などを毎期追いかけている人も要注意です。連ドラで言えば、作品ごとに1時間の拘束。特番や映画の放送であれば、少なくとも2時間は拘束されることに。
また、夜の時間帯であることが多いため、忙しい時間に重なっています。リラックスタイムをもつことは大切ですが、果たして1時間以上の時間を、そのタイミングで使う必要が本当にあるのか、少し考えたいところです。
(3)タスクを抱えすぎてしまう
真面目で几帳面な人に多いのが、タスクを細かく書き出して、それをすべてこなして1日を終えることを習慣にしているケースです。しかしそのタスク、本当にその日のうちに全部やらなければいけないのでしょうか。
毎日忙しく過ごしていると、やりたいこともやらなければならないことも、どんどんあふれてきます。でも、疲れているのにさらにあれもこれも……というのは、逆に非効率。「こだわり=無駄」となっているケースもあります。
(4)毎日開くゲームがある
毎日なんとなくゲームにログインしている、ベッドの中でもプレイする、という人は意外と多いもの。やるべきことを後回しにしたり、睡眠時間を削ったりすることになっているケースが多いのも特徴です。
あらゆる端末でゲームができるようになったいま、日課のようにしてゲームをする人も少なくないでしょう。手軽に非日常感を味わえ、ひとつの作業に没頭して、気分転換やリフレッシュができるのは素晴らしいことですが、うまく付き合うには時間で区切るなどの工夫が必要です。
(5)作業単位で区切りをつけている
「このファイルが終わったらおしまい」「ここまでは今日のぶん」というように、時間をうまく使えない人は、タスクを時間ではなく作業で区切っていることが多いです。このトレーニングをこなしたら、この課題をクリアしたら、などは単にタスク消化のように見えますが、時間の概念が抜け落ちています。
学校や職場では、始業時間と終業時間が決まっていますよね。1日24時間と決まっている以上、日常生活にもある程度は、時間での線引きが必要でしょう。
(6)思いついたら手をつける
思い立ったが吉日というように、目についたこと、思いついたことから手をつけて片づけていくというスタイルの人も、意外と時間を無駄にしていることが多いもの。優先順位がついていないため、本当ならやらなくていいことをしてしまったり、やるべきことが後回しになってしまったりします。
誰にでも、日々の中でやるべきことはたくさんあります。次から次へと浮かんでは消えて、また思い出すの繰り返し。本当なら大切なことから実行していくのが望ましいですね。
(7)設計図は頭の中だけに置く
朝起きてから夜寝るまでの流れは、特に予定がなければ毎日だいたい決まっています。決まった流れであれば、頭の中にすべての設計図は入っているでしょう。
しかし、それを頭の中で組み立てる、思い出す、判断する、ということには、脳のリソースを多く使用します。午後、時間が遅くなるにつれてなんだかボーっとしてしまうことの一因がこれ。脳が疲れてパフォーマンスが下がり、結果的に時間を無駄にするという流れを作ってしまいます。
3:仕事が暇な人必見!時間を無駄にせず今日から有意義に過ごす方法3つ
業務的な時間の余裕を無駄にせず、有意義に過ごすためにおすすめな方法を、3つご紹介します。
(1)タスクリストを作る
その日1日のやりたいことも、やるべきことも、すべて紙に書き出して一覧にしてみましょう。思い浮かんだすべてを書き出し、それをじっくりと眺めて優先順位をつけると、時間を有効に使う仕組みを作ることができます。
「7つの習慣」を提唱するスティーブン・R・コヴィー氏は、「まずは大きな石からバケツに入れ、その隙間に小さな石を入れていくと、バケツの容量を無駄なく使える」と言っています。つまり、最優先事項から取り組めば、時間を有意義に使えるということです。
(2)仕事で使用するツールのスキルアップをする
どんな職種の人でも、仕事で決まって使うツールがありますね。それらのツールを使いこなすことで、業務効率をよりアップさせられます。できることが増えれば、任される仕事の幅も広がり、キャリアアップのチャンスが巡ってくる可能性もあるでしょう。
メジャーなツールであれば、その道のエキスパートのような人が、動画やブログなどで、わかりやすく使い方を解説してくれています。専門書などをあわせて読み、仕事の腕を磨いていくのもすてきですね。
(3)読書・勉強をする
まとまった時間があれば、読書や勉強をするのもおすすめです。仕事に関する本や資格試験の勉強などは、業務中にできたら嬉しいですよね。テレワークができる業種であれば、じっくりと腰を据えて勉強することもできるでしょう。
接客や現場での仕事の場合は、お客様や取引先との会話に役に立つような、業界の情報などを仕入れておくといいでしょう。もてあましていた時間が、有意義な情報交換の場になったり、少しの雑談から思わぬ売上を作ったりする時間になるかもしれません。
4:まとめ
人は無意識に、現状維持を選んでしまうもの。けれど、現状維持は退化と同じで、時間はどんどん進んでいます。ご紹介した7つのNG習慣と自分を見比べて、時間を有意義に使える自分にレベルアップしていきましょう。