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ほっといてほしい…それって本音?言葉に隠された真意と疲れたときの伝え方
大船くじらK.Ofuna
目次
隠す1:恋人からの「ほっといてほしい」…本当に放置するのはNGかも
恋人が「ほっといてほしい」と言うときに抱いている気持ちはさまざま。基本的には「いまは関わらないで」という心理状態なので、相手の望みどおりにほっといてあげるのが得策でしょう。「なんで?」「どうして?」などと詰め寄ると気分を害する可能性が高いので、止めておくべき。
しかし、完全に放置すると状況が悪くなるケースもあります。言葉どおりに受け取って、長いこと連絡していない状態を作ると気持ちが離れてしまうといった理不尽な状況になる場合もあるでしょう。
また、精神的に追い詰められたような「ほっといてほしい」であれば、完全に放置することで取り返しがつかなくなる場合も。見極めは難しいかもしれませんが、「このまま放置するのはやばそう」と感じたら、定期的にLINEをしてみたり、専門の医療機関の受診をうながしてみたりする必要があるでしょう。
2:男性が「ほっといてほしい」と思う瞬間5つ
ここでは、男性が恋人に「ほっといてほしい」と感じたエピソードを見てみましょう。
(1)仕事が続いて疲れ切っていた
「先月は仕事がすごく忙しくて、気持ち的にも体的にも余裕がない状態でした。だんだん彼女の相手をするのもつらくなってきて……。彼女が気遣って声をかけてきたり、連絡してきたりしてくれるのもわずらわしくなってしまいました。
ついつい“俺のことは、ほっといて”って言ってしまったんです。自分の器の小ささに自己嫌悪になりました」(Tさん・28歳男性/物流)
(2)話を聞いてくれなくて
「彼女への不満のひとつが“話を聞いてくれない”こと。いつも自分の話ばかりで、こっちの話はまるっきり聞く気ゼロって感じなんですね。転職しようか悩んでいて、それを彼女に相談したいのに、話を切り出そうとしてもすぐ自分の話にすり替えちゃって……。
しゃべり倒した挙句“なんか話したいことあるんだっけ”なんて言われてムッとしちゃいました。“もういいから、ほっといて”って、それっきり連絡を取ってません」(Kさん・25歳男性/営業)
(3)自由な時間がなさすぎて
「楽しいと思って始めた同棲生活だったんですが、四六時中彼女と一緒の生活は、かなり息苦しいものでした。彼女は交友関係が広いほうじゃないんで、プライベートの時間はつねに一緒にすごしたがるんです。
プライベートはいつも彼女といる状態で、友達と遊ぶ時間も趣味の時間もないのが不満でした。ある日、細かいことを注意されたのがきっかけで大喧嘩した挙句“もうほっといてほしい”と家を出ました。そのあとは同棲解消して、適度な距離で付き合っています」(Nさん・24歳男性/サービス)
(4)心配させたくて
「僕はひねくれたところがあって、かまってほしいときに、ついつい“ほっといてほしい”と言ってしまいます。最低かもしれませんが、そのあとの対応で彼女の愛情を実感したいんです。
先日も最近僕にかまってくれない彼女に“忙しいみたいだから、ほっといて”って言いました。そうしたら彼女が“ごめんね”って優しくしてくれるようになりました。実は手のひらの上で踊らされているのは、僕かもしれませんね」(Wさん・26歳男性/技術職)
(5)彼女にウンザリ
「ほっといてほしいときって、もうその人の顔も見たくないって気持ちの表れじゃないですかね。相手との関わりを完全にシャットダウンする言葉なので、僕が恋人に使うのは気持ちが冷めたときだけです。
かつて交際していた恋人とうまくいかなくなって、喧嘩ばかりになってしまいました。ちょっとした言葉にも揚げ足を取ってくる恋人にキレて、“ほっといてくれ”と伝えて別れた経験がありますよ」(Yさん・32歳男性/金融)
3:「ほっといてほしい」に隠された男性心理5つ
なぜ、ときに男性は「ほっといてほしい」と発言してしまうのでしょうか。ここでは言葉の裏にある心理を紹介します。
(1)ひとりになりたい
どんなに恋人との関係が良好でも、たまには、ひとりですごす時間がほしい人は男女関わらず、多いのではないでしょうか。パートナーと一緒の時間はどんなに慣れた相手でも、それなりに気を遣うもの。やりたいことをガマンしなくてはならないケースもあります。
あまりに、ひとりで自由に使える時間がなさすぎると、気持ちが爆発して「ほっといてほしい」となってしまうのです。
(2)疲れている
疲労が蓄積すると気持ちに余裕がもてなくなってきます。余裕がなくなると、人に優しくできなくなりがち。普段なら「かわいいな」と思える恋人の無邪気な行動や言動にイライラしてしまうケースも。
「人との関わりをもたずに、ひとりで静かにすごしたい」そのような気持ちでいっぱいになり、「ほっといてほしい」と思いやりに欠ける発言をしてしまいます。
(3)心配させたい
基本的にかまってちゃんな傾向がある男性は、自分が気に入らないことがあると、気を引くために相手を困らせるような発言をするものです。このような男性が「ほっといてほしい」と言うときは、相手が心配して自分にかまってくれることを期待する甘えの心境。
愛情を試す行動は女性に多いと思われがちですが、男性も意外とやってしまうものなのです。
(4)怒っている
恋人に対して、なにらかの原因があってイライラなど怒りの感情を抱いているときは、「しばらく顔を見たくない」という気持ちになります。一緒にいて顔を合わせていれば、喧嘩に発展してしまうこともあります。破局など最悪の事態になるケースもあるでしょう。
ひとまず「ほっといてほしい」と距離を置いて、感情と折り合いをつける時間がほしいのです。
(5)愛が冷めた
恋人への気持ちが冷めてしまうと、やることなすことが気に入らなくなります。同じ空間にいるだけでも、苦痛に感じる人もいるでしょう。「もう同じ空気を吸うのもイヤ」、そんな気持ちから「ほっといてほしい」と口にするケースもあります。
「とりあえず離れたい」「このまま別れてもいい」それくらい気持ちが振り切ってしまっている状態です。
4:もう疲れた…ほっといてほしい気持ちの伝え方3つ
自分が「ほっといてほしい」と思うときもあるはず。そのようなときに伝え方で相手の印象は変わるもの。ここではおすすめの方法を紹介します。
(1)ハッキリと理由を述べる
余計なもめごとをさけるためには、ほっといてほしい理由をしっかり伝えるほうが無難です。理由がわからないまま「ほっといて」と言われると、相手は不安や不信感などネガティブな感情を抱くもの。
「疲れすぎて余裕がなくなっている」「少し自分だけの時間をすごしたい」など伝えて、理解を得るのが恋人への思いやりでしょう。
(2)言い方を考える
別れることまで考えていないなら、優しいニュアンスで思いやりを込めて恋人に伝えましょう。「ほっといてほしい」と思うときは心に余裕がなくなっているとき。ついつい言い方も優しさが感じられない言葉になってしまいます。
しかし、それでは一時的にほっといてほしいだけなのに、関係にヒビが入り、破局になってしまうこともあるので注意しましょう。
(3)別れたいなら気持ちを伝える
愛情が冷めて別れてもいいという気持ちからの「ほっといてほしい」なら、「別れたい」気持ちを伝えるべきです。ほっといてと距離を置いて、そのまま自然消滅のような状況を作る出すのはあまりに思いやりのない行動。相手は気持ちが割り切れなくて、苦しむことになります。
「もう恋人でいるのは難しい」としっかりと恋人に自分の気持ちを伝えて、状況を理解してもらってから距離を置きましょう。
5:「ほっといてほしい」の気持ちを読むのが大切
「ほっといてほしい」と言われたら、基本的には望みどおりに放置してあげるほうがおすすめ。しかし、あまりに深刻な「ほっといて」であれば放置は得策ではない場合も。恋人の性格などから、適切な判断できる力が必要と言えます。