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怨念とは…本当にあった恐ろしい怨念エピソード5と怨念が題材の作品3選

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

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目次

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1:怨念とはどういう感情?

怨念と聞くとホラー映画や怖い話などを想像してしまいますよね。実際、怨念とはどんなものなのでしょうか。辞書で調べてみました。

怨念

うらみのこもった思い。うらみに思う気持ち。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

怨念は「おんねん」と読みます。類語を調べてみると、私怨や遺恨、怨毒、怨恨、怨讐などさまざまな言葉がありました。これだけ、類語が多いと、他人をうらむ人たちが多くいたのではないかと想像してしまいます。

誰かにうらまれるようなことは避けたいですが、逆うらみということもあります。たとえ正しいことを発言する場合でも、相手の気持ちに配慮した言い方を心がけたいものですね。

2:背筋が凍る…!本当にあった恐ろしい怨念エピソード5つ

(1)真夜中の顔

「学生時代によく夜中に目が覚めて、金縛りにあっていた時期があるんです。身動き取れないなかで見知らぬ女性が首をしめてくる。それが本当に怖くて、お祓いでもしようかと思っていました。

その時期、私は既婚者の男性とお付き合いをしていたのですが、あるとき、奥さんの写真を目にすることがあったんです。そしたら、金縛りにあっているときに首を閉めてきた女性の顔がまさにその奥さんの顔だったんです。

背筋が凍りつきましたね。その男性とはすぐに別れました。それからはもう不倫はしていません」(Uさん・28歳男性/営業・販売)

(2)彼の元カノ

「昔、めちゃくちゃイケメンの男性とお付き合いをしていたことがあるのですが、その人と付き合い始めてから体調が悪くなったり、偶発的な事故に巻き込まれたりするようになったことがあります。

あるとき、霊感のある人から、“今付き合っている人とは別れたほうがいいよ”と言われて、“なんで?”と尋ねたら、“散々女遊びをしてきた人だから、その人たちからのうらみをあなたがかってしまう”と言われました。“うらみは、その人が大切にしているものに向かう性質があるから、あなたに向かってる。だから最近、体調を崩してるんだよ”って。

怖くなって、彼の友達に彼の過去の恋愛の話を聞いたら、たしかにひどい振り方をしてきてるみたいでした。彼と別れてからは落ち着いたのもちょっと不気味でした」(Eさん・27歳女性/デザイン関係)

(3)私の怨念

「昔、会社ですごいパワハラを受けていた時期があって、ストレスで蕁麻疹がでたり、朝起きると吐き気に襲われてトイレに駆け込んだりしていたことがあります。

パワハラをしてくる人には娘がいたのですが、その子がいい大学に合格したとか、チアリーディングのサークルでセンターをまかされてるとか、すごい幸せそうな話を聞いて。“なんであんなやつの娘が”って思って“地獄に落ちろ”って毎日ずっと思ってました。

しばらくして、その子が病気になったり、事故にあったり、恋人に騙されて自殺未遂したりと、どんどん不幸な噂を聞くようになっていったんです。

そのころから、見知らぬ女の子の首を締める夢や階段から突き飛ばすような夢を見るようになったんです。でも会社をやめて気分が落ち着くようになってからはそんな夢を見なくなっていきました。

そんなあるとき、パワハラ男の娘のSNSを見つけたのですが、プロフィール画像の顔が、夢で首をしめていた子の顔だったんです」(Mさん・30歳女性/主婦)

(4)お坊さん

「実家のお墓があるお寺に若いお坊さんがいるのですが、その人が霊感のある人らしいんです。そのお坊さんが、法事で来た30代未婚女性の親戚を見たときに“すみませんが、体調が優れないことが多くないですか?”って話しかけているのを耳にしました。

普段は幽霊の話とかめったにしない人なのですが、“右足、怪我されませでしたか? 生霊にしがみつかれているので重く感じているはずです”って言っていました。

たしかにその人、車の事故で右足首を怪我して、けっこう昔なのにそのときの怪我がずっと治らないって言っていて。

すごい性格が悪くて、親戚人たちでさえ“関わりたくない”って言っているような人だったので、きっと誰かのうらみをかっているのかな、と。なんだか納得しちゃいました」(Mさん・37歳女性/主婦)

(5)女性の髪の毛

「ずっと前に付き合った男性にストーカーをしている女性がいて、迷惑だから“もう付きまとわないで”って面と向かって言ったことがあったんです。

私はずっとショートカットなのですが、その日から自宅のアパートによく長い髪の毛が落ちているのを見るようになって怖くなったことがありますね。

もしかして、家の中に入られているんじゃないかって思って留守にしている間、アパートをビデオ撮影したりしましたが、なにもありませんでした。

その男性と別れてから、長い髪の毛を見ることもなくなったので、怨念だったのかなって思ってます」(Aさん・29歳女性/公務員)

3:映画「怨念」など怨念を題材にした作品3選

(1)怨念

最初にご紹介するのは映画『怨念』です。タイトルがまさに怨念なのでご紹介しました。本編の長さが70分と短めなので、サクッと見たい人におすすめです。

恋人に振られて悲しくて死んでしまった人の怨念を感じてみてください。

(2)呪怨

次にご紹介するのは映画『呪怨』です。映画では続編が作られたり、ハリウッドでリメイクされたり、Wii用ゲームソフトになったりとメディアミックスされた作品なので有名でしょう。

この世に強い怨念を残して死んだ女性が、生きている人たちにさまざまな影響を与えていきます。

人をおかしくしてしまうほど強い情念とは一体なんなのか、目を背けずに見ることは難しいかもしれません。

(3)『残穢』小野不由美

最後にご紹介するのは小野不由美さんの著書『残穢』という小説です。穢れが残ると書かれているように、怪奇現象が起こるいわくつきのマンションの一室を描きます。

ストーリーをおっていくうちに明らかになっていく因縁に、人の怨念のようなものを感じることができるでしょう。

4:「怨念」を英語でいうと?

ホラー映画などでは多く使われている「怨念」という言葉。英語では何と言うのでしょうか。

調べてみると「grudge」という単語がヒットしました。「ねたむ」という動詞の意味のほか、「うらみ」や「そねみ」、「怨念」など名詞としても使えます。

5:まとめ

人のうらみをかってしまうといいことはない……を実感させられるエピソードばかりでした。人から感謝されたり、笑ってもらえるなど、好意的な気持ちを持ってもらえるように振る舞いたいものですね。