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現代人は「忘れる力」が足りない!恨みがちな人や忘れやすい人がラクに生きる技術

青木 エイミーA.Aoki

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1:すぐ忘れて困る人、忘れられず困る人がいる…

日常のほとんどを「どこにあるか忘れてしまったものを探す」時間に費やしている人も少なくありません。また、人から何かを指摘されても、「え、そんなこと、あった?」と、自分の言ったことや出来事が思い出せない……なんていう人も。あまりにもすぐ忘れてしまうと、人間関係や日常生活にも支障が生まれます。

その一方で、過去のイヤなことをずっと忘れられず、苦しんでしまうタイプも存在します。本当は忘れたいのに、フラッシュバックして、いつまでも記憶にこびりついて離れない……それもまたマイナスですよね。

記憶を整理する、自分にとって不要な記憶を消す、そして、新しい記憶を定着させるというのは、健やかに生きていくためにも大切なこと。自分のために「バランスよく記憶する」術を手に入れたいものですよね。

2:病気なの?仕事や勉強の大事なことなのに…すぐ忘れる人の原因5つ

(1)寝不足

物事が覚えられない、覚えたつもりなのにすぐ忘れてしまう要因のひとつに、寝不足であることが考えられます。「記憶は夜に作られる」と言われていて、例えば「寝る前に暗記したいものに目を通すと、翌朝のテストが捗る」というのは、試験勉強の通説になっていました。

また、寝不足状態が続くと、脳が休むことができずに記憶の定着が阻害されてしまいます。病気を疑うまえに、まずはしっかり休息を取ってみましょう。

(2)疲労の蓄積

(1)の睡眠不足にも関連しますが、脳疲労を起こすと、いつもは思い出せるような事柄でも、思い出せないことがあります。これは、脳の処理能力が低下し、自分の記憶にアクセスし、その記憶を取り出すことができなくなってしまうからです。

(3)ストレス

ストレスによって、脳にダメージが蓄積されるという説も存在します。一時的な記憶喪失的症状や、自分の状況をうまく説明できないなどの症状が見られる場合は、心療内科・精神科など、専門医の受診をおすすめします。

(4)マルチタスク

ひとつの物事に集中するよりも、複数のことを同時にこなすマルチタスクのほうが、脳が疲れてしまうと言われています。

仕事中に忘れっぽくなってしまうのは、企画書を作りながら別の電話を取ったり、メール対応をしたりと、複数のことを同時進行で行っているため。そんな状態が続くため、最近の人は昔の人に比べて記憶が落ちやすくなっているのでは、という説もあります。

(5)うつ病やADHDなど

ストレス社会によって、うつ病になる人は増加傾向にありますが、その症状のひとつとして、記憶困難などが見られることがあります。また、ADHDの場合には短時間の記憶の保持が難しいとされ、自分が何をしていたか、何を考えていたか思い出せないことがあります。

3:忘れてると困ることを忘れないようにする方法3つ

(1)ToDoリストを見る習慣をつける

まず、「記憶に頼らない」と決めてしまいましょう。そして、大切なことは、その場でメモを取る習慣を。また、その日しなくてはいけないことなどは、最初に洗い出して、ToDoリストにして整理しましょう。

最初は、メモを取ったこと自体忘れてしまう場合もあります。そういうケースを想定し、スマホのメモアプリなど、メモをする「モノ」もひとつに限定させておくといいでしょう。

(2)興味をもつ

自分が知りたいと思ったことや、好きな分野のことはとことん覚えられても、必要だから覚えなければいけないようなことは、記憶に残りづらいものです。脳は興味を示している際に感受性が高い状態になり、記憶力を高めてくれます。

自分にかかわるもの、ひとつひとつのどこかに、「知りたい」「楽しみ」という部分を見つけるクセをつけていきましょう。

(3)ポジティブな気持ちですぐにやる

「イヤイヤやると、記憶の定着が阻害される」と言われています。ネガティブな気持ちは払拭していきましょう。

また、やりたくないことは「あと回し」にしがちですが、人がタスクを覚えられる数はそう多くありません。なので、「うっかり」忘れてしまうのです。思い出した瞬間、すぐにやるという習慣づけも大切です。

4:恋愛など…イヤなことを忘れる方法5つ

(1)新しい恋愛を始める

恋愛のことは、恋愛で上書きするのがいちばんです。出会いの場に積極的に赴き、新しい恋愛を始めるといいでしょう。ですが、「早く忘れたい」「他の人の存在で埋めたい」という気持ちが強すぎると、無意識に妥協してしまい、結果として傷つく恋愛をすることも……。

慎重にコトを運びながら、冷静になれないときは友達などにジャッジしてもらうのがおすすめです。

(2)熱中できることを探す

一旦、恋愛や人間関係など、「イヤなことを忘れて夢中になれること」を探すのも方法です。楽しいことがあれば、他のことを考えている余裕なんてありません。そのうち、イヤだったことを忘れていくはずです。

(3)悪口を言わない

イヤな記憶には、そっと蓋をしてしまいましょう。そもそも「ネガティブな記憶はポジティブなことより残りやすい」と言われています。そして、いつまでもイヤなことを引きずって、友達などに悪口を言っていると、その記憶はさらに強く刻まれてしまいます。

もし、元カレと行った場所や、トラブルが起きた場所など、場所と記憶が結びついてしまったなら、もっと強烈な記憶で上書きしてしまいましょう。大好きな友達とそこでできる、とびきり盛り上がるプランを立てるなど、楽しいことを考えればワクワクしてくるかもしれません。

(5)音楽にのめり込む

恋愛なら失恋ソング、仕事なら理不尽に立ち向かう曲など、共感できる歌を聴いてみましょう。思いっきり泣いたり、怒ったりしているうちにスッキリするはず。気分が晴れたら、もうくよくよせずに前を向いていきましょう。

5:まとめ

「なかなか忘れることができない」人の多くは、イヤなことにとらわれて、その記憶が深く定着してしまっています。他のことに集中できるようなアプローチをすれば、時間が忘れさせてくれることでしょう。

一方、忘れやすい人は病気など深刻な要因もありますが、まずは、心の健康に気を配ってみてください。睡眠不足など記憶を整理する時間が少なくなり、必要のない記憶まで定着させてしまっているため、新しい記憶が定着しにくくなっているだけかもしれません。上手に「忘れる力」を養っていきたいものですね。