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女子がセックスしたいのは特別なの?自分のセックス観について赤裸々に考えてみた
ミクニ シオリS.Mikuni
目次
隠す性について、セックスについては語りにくい……
ひとりエッチやアダルトビデオは、かつては男性向けのものでしたが、今や女性向けアダルトビデオなんかもメジャーな存在ですし、女性向けのアダルトグッズはかなりのラインナップをそろえています。また同時に、ポリアモリー(多重恋愛)やアセクシャル(無性愛)という、新しい言葉もたくさん見るようになりました。
これはきっと性にオープンでいることを受け入れようという世間の空気。でもだからといって、いざ、自分の身の周りで考えたときに、オープンでいられるかといったら、それはまだまだ難しいのが現実。付き合ってもいない男とセックスしたら遊ばれるとか、経験人数が多いとビッチ扱いされるとか……。
広がっているようで広がっていない「性の価値観」の受け皿。まだまだオープンに話せる準備が整っていないように思います。
セックスの問題には向き合い続けるしかない?
セックスレスの経験から考えたこと
私自身、どうして深くセックスについて考えたかというと、それは自分自身が、恋人との同棲期間に、セックスレスを経験したから。過去記事「同棲するとセックスレスになりやすいってホント?実体験ベースで原因と解決法を考えてみた」でもお話ししましたが、同棲していた彼氏にセックスを拒まれ、女性として魅力がなくなってしまったのかと考え、とても苦しみました。
そもそも「セックスの優先順位」が違った私たち。しっかり話し合えばよかったのですが、話し合いにも応じてくれない彼。心折れる私。結局、突きつめて話をすることを怖がったため、私たちはセックスレスのまま、破局しました。
恋愛ライターとしては、たびたび取り扱うことがあり、慣れ親しんでいたセックスというものが、それくらいカップル間では真正面から向き合いにくいテーマであることを思い知ったのです。
セックスとの関わり方を真剣に考えておくべき
でもセックスについての価値観のズレは、起きてしまえば私たちのすぐそばに鎮座し続ける、とてもやっかいな存在。誰かひとりと長く付き合うことになったとしても、結婚してしまったとしても、それは同じはず。
だから結婚にも恋愛にも深く関わってくるセックスとの関わり方を、どこかで真剣に考えておく必要があると考えたのでした。
オトナ女子がセックスに向き合う方法を考えてみた
自分の性欲について受け入れてみる
性欲の強さは人それぞれ。セックスがすごく好きな人も、あまり好きではない人もいて当たり前です。ちなみに私自身、セックスがすごく好き。誰かに自分を受け入れてもらえることは嬉しいし、肌と肌が触れ合うあの感覚が愛おしい……。
もちろん、その逆でセックスがあまり好きじゃないという場合もあると思います。
どちらにしたって、自分の性欲について受け入れてみることってとても大切。少なくとも私自身はそれで楽になりました。女性で「セックスが好き!」とは声を大にして言いずらいことは冒頭に示したとおり。私のセックスレス経験にしても、「あまりしたがらない彼」に対して、女の「したいと思っている私」、という関係がどこまでもショックだったのです。
でもいいこともありました。「そうか。私はセックスが好きなんだ」と自分でわかるだけでストンと腹落ちしたんです。そんな自分を受け入れてくれる友人、恋人をこれから選べばいいや、と清々しい気持ちです。
なぜセックスが必要なのかを考えてみる
もうひとつは、自分にとってなぜセックスが必要なのかを考えること。セックス自体は単純な行為です。しかし、その効能は恋人との愛情を確かめたいだけでなく、幅広いもの。セックスで自信を補う人もいますし、したほうが体調がいい、という人もいます。
単純に快楽を得たいなら、女性用風俗を使うという手もあります。愛情確認のために続けたいのであれば、パートナーを飽きさせない工夫が必要かもしれないし、時には話し合う必要もあるかもしれません。
また自分の女性性を確かめたいのであれば、セックス以外の方法だってあるはず。こういった事実を知っておくことで、今後の恋愛や結婚が大きく変わるのではないかと思いました。
自分の人生に関わるセックス観を考えていく
そんな私も、自分の人生に関わるセックス観についてもっと考えていこうと思います。目をそらしたところで逃げられるものでもなく、たとえ取り繕ったとしても、そこにある本当の自分。オトナになっても、きっと、私にとってセックスという問題は身近にあるはずだから。
さて、恋愛ライター3年生の28歳独女、ミクニシオリが「恋愛と結婚」という究極のテーマと向き合ったこのシリーズ。次回はいよいよラスト! 「結婚したい自分」のこれまでを振り返り、これからについて綴ろうと思います。
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ラブライター
ミクニシオリ - 1992年生まれのフリーライター。広告業界で絵にかいたような体育会系営業を経験した後、2017年からライター・エディターとして独立。週刊誌やWEBメディアを中心に、恋愛の考察記事を寄稿中。人好きゆえの圧倒的出会い経験をもとに、Twitterでは恋愛相談にも回答しています。