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ご用命の意味や使い方は?ビジネスで使える例文と類語を使った例文

水野 文也F.Mizuno

目次

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1:「ご用命」とは?その意味

「ご用命」の意味を辞書で調べてみると下記のとおりです。

用事を言いつける、注文する、などといった意味の「用命」の丁寧な表現。「何なりとご用命下さい」といった具合に使う。

出典:実用日本語表現辞典

漢字の構成から考えてみるとわかりやすいかもしれません。「用」は用事の用、「命」は命令の命で「用事を命じる」ということになります。これに丁寧さを示す接頭語の「ご」を付けて「ご用命」となります。

普段の家族や友人、会社でも社内ではほとんど使いませんが、顧客との取引など対外的なビジネスシーンでは登場する言葉です。

2:「ご用命」の正しい使い方

(1)ご用命が使えるシーン

「ご用命」は相手先から注文を受ける、依頼されるなどの意味があり、ビジネスの場において、契約や販売に関わる言葉です。ビジネス文書やメールで使用する頻度が高いなど、使う場面は会話だけではありません。

注意したいのは、受け身の立場で使うこと。自分が注文する際には使用しません。「ご用命させていただきます」と使うのは大きな間違い。あくまでも、自分が受ける場合に使用する言葉であることを覚えておきましょう。さらに、言葉の意味からして、顧客や上司が対象となります。

(2)ご用命の類語

「ご用命」は指示や注文などに関して、相手をうやまって使う言葉となります。なので、丁寧さを示す接頭語を付けた「ご注文」「お問い合わせ」「お言い付け」などを類語として挙げることができます。

反対に、相手に対して要求する場合は、「ご請求」を使います。主に金銭や品物の受け渡しについて用いる言葉ですね。

3:ビジネスで使える!「ご用命」を使った例文3つ

(1)「ご用命賜りますようお願い致します」

「ご用命ください」が普通の使い方ですが、より丁寧に、挨拶状などに使用する際には「ご用命賜りますよう」にします。これで表現も格調が高いものになります。

(2)「ご用命の際にはお気軽にお声がけください」

「ご用命の際」ということで、たとえば、商品カタログを送付した相手が、何にするかはっきりしないときなど、効果を発揮する文面になります。このひと言で、「気遣いしてくれているな」と相手は受け止めるでしょう。

(3)「ご用命いただき誠にありがとうございました」

「ご用命いただき」というのは、取引が完了した場合、つまり、「注文していただいてありがとうございます」という感謝の意を伝える際に使用します。

4:「ご用命」を別の言葉で言い換えると?3つ

(1)「ご所望」

読み方は「ごしょもう」。「何かをしてほしいと望むこと」を意味します。例文を挙げると「ご所望品がございましたら、いつでもお申し付けください」。欲しいものがあったら言ってください、というときに使います。

一方、「用命」は受け身の言葉。自分の動作に対して使用できませんが、「所望」は用いることがきるのが大きな違いです。時代劇などで「水を所望したい」というセリフが出てきます。

(2)「ご要望」

読み方は「ごようぼう」で、「物事の実現を強く求める」という意味があります。「ご要望」は「ご用命」に意味が最も近いほか、ビジネスシーンでは「ご用命」よりも、使われる頻度が高いかもしれません。取引以外でも、社内で相手が偉い上司の場合、普通の会話でも使用できます。

(3)「ご下命」

読み方は「ごかめい」で「命令や注文を承る」という意味です。この点では「ご用命」と同じですが、「ご用命」よりも、より一層丁寧な表現であり、 かなり格上の相手に対して用います。これも、自分の行動に対しては使いません。

5:まとめ

ビジネスシーンでは、普段の会話では使わない定番フレーズが多く、「ご用命」もそのひとつ。言葉の意味や使い方を、あやふやにしていて、たとえば「ご用命させていただきます」など謝った使い方をすると「何、それ?」と思われ、大恥をかかないとも限りません。しっかりと覚えておきましょう。