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社会人が勉強しない理由はない!時間の捻出方法とおすすめの場所
番長みるくM.Bancho
目次
隠す1:社会人の勉強時間の平均は?
平成28年の総務省の社会生活基本調査によると、日本人就業者の学業以外の学習・自己啓発の時間は1日6~21分間しかないことがわかっています。つまり、ほとんど勉強していないということ。日々の仕事が忙しいとは言え、あまりにも残念ですよね。
2:社会人が勉強すべき理由3つ
では、なぜ社会人は勉強すべきなのでしょうか?
(1)収入を上げるため
知識が増え、スキルが上がれば職場の仲間と差をつけることができます。できる仕事の選択肢も広がり、転職や独立の可能性も高まるでしょう。ステップアップすることで、おのずと収入も上がっていきます。
(2)自信がつく
豊富な知識が得られれば視野も広がり、多面的にモノゴトを見ることができます。アイデアもどんどんあふれてくるでしょう。また、さまざまな考えの中から自分の軸を見つけられ、自信もついてくるはずです。
(3)コミュニケーション能力が上がる
仕事に直結しなくとも、マナーや教養のスキルがつけば、会話もスムーズに。初対面の人とのコミュニケーションが円滑になり、好感度もアップします。
4:時間がない?社会人が勉強しない理由3つ
なぜ社会人は勉強しないのでしょうか?
(1)やる気になれない
働き方改革で残業時間が減り、社会的には自宅で仕事をする機会も増加しています。つまり、いままで通勤に奪われていた時間を、落ち着いて勉強する時間にあてることも可能なはずです。
しかし、そう簡単にはいきません。締め切りや絶対的必要性……たとえば、海外転勤が決まっていて絶対に中国語の勉強をしないとまずいなどがないとやる気になれないというのは、社会人ならではの欠点なのかもしれません。
(2)意味がないように感じる
一般企業に勤めていれば、基本的には定年まで働けます。リストラなどはイレギュラーなことで、ダメ社員でも、窓際族でも、お給料をもらえるというのが、日本社会のしくみです。
逆に、大変な思いをして勉強したところで、たいして評価されない、むしろ、目立ちすぎると足を引っ張られるなんてことも。このままでも別にかまわない」と思っている人は、勉強しないのではないでしょうか。
(3)勉強よりも遊びたい
社会人になると、学生時代よりも収入があります。一生懸命働いているんだから、勉強なんかするよりも、娯楽に時間とお金を費やしたいと考える人もいます。社会人になってまで勉強するなんて、なんのために学校を卒業したのかわからないという勉強嫌いのタイプです。
5:社会人におすすめの勉強内容3つ
スキルアップや転職を考えている人に、おすすめの勉強を紹介します。
(1)プログラミング
エンジニアの需要増加やテクノロジーの発展に伴い、プログラミングの知識は重要視されています。小学校でも早ければ10年後には、プログラミングが必修化されることも決まっています。
副業としても収入を得やすいですし、プログラマーにならなくとも、IT関連の知識が増えれば、ネットを使った業務の理解も深まります。便利なツールもどんどん使えるようになり、業務効率も格段にアップします。
(2)語学
ネットが普及した現在、グローバル化を狙う企業では、外国語が扱えるというだけで新しい事業を任される機会も増えます。
特に外資系、グローバル系の経営・戦略コンサルタント企業や販売企画・マーケティング企業で働く人は、いまの業務に直接必要なくとも、語学は習得しておくべき。部署異動の際のアピールにもなります。アジア圏とやりとりが多いなら英語だけでなく、中国語の習得もおすすめです。
(3)いまの仕事に役立つスキル
いまの仕事に直接活かせるスキルを勉強すれば、できる仕事の幅が広がります。事務職ならExcel(エクセル)やパワーポイントをより深く勉強するのもおすすめです。ショートカットキーを覚え、ブラインドタイピングが上達すれば、業務スピードが上がり、時短勤務も楽勝!という人生も目指せます。
6:社会人が勉強時間を捻出する方法3つ
次に、働く社会人が勉強時間を捻出する方法をまとめました。
(1)仕事後に残業感覚で勉強
サービス残業は違法……ではあるものの、さまざまな事情で残業していたという人も多いでしょう。そして、最近では、勤務時間内に仕事を終わらせる人ほど優秀という認識も強くなってきました。そこで、これまで残業をしていたという人は、仕事を定時に終わらせて、そのあと、1時間だけ残業気分で勉強してみてはどうでしょうか。
帰宅したら気が抜けて何もする気にならないという場合は特に、仕事スイッチが入った状態でカフェなどに直行すれば、意外とさくっと勉強できたりするものです。
(2)出社前
少し前、「朝活」なるものも流行りましたが、ちょっとだけ早起きしてみるのも方法。早朝の静かな時間は勉強もはかどりますし、完全に目が覚めた状態で仕事を開始できるというメリットも。
早起きは無理ならば、通勤の電車やバスの中の時間を有効活用してもいいでしょう。満員電車だとしても、外国語の文章を聞き流すなど、音声から知識を吸収することだって十分できます。
(3)休憩時間
昼休みや仕事のスキマ時間のたった10分でも積み重ねれば、大きな成果につながります。出先でクライアントを待っている時間や、会議の始まる前なども勉強時間に。スマホのアプリなどを活用すれば、荷物もかさばらないですよね。
7:社会人におすすめの勉強場所3つ
社会人におすすめの勉強場所を紹介します。
(1)カフェや喫茶店
カフェや喫茶店の混雑時に長居するのは迷惑となりますが、夜の時間帯は比較的空いていることが多いです。深夜まで営業しているカフェなら、仕事終わりにも行けますよね。静かなバーで1杯飲みながら教材を読んでいるという人もいますよ。
(2)図書館
図書館の中には、資料などを閲覧するだけでなく、勉強していいスペースが設けられているところもあります。周りに勉強している人が多いと、モチベーションも維持しやすいです。
(3)コワーキングスペース
コワーキングスペースは仕事をしている人ばかりなので、仕事感覚で勉強するのに最適です。コーヒーやお茶など、無料で飲めるところもあります。利便性のいい場所にあり、時間単位や月単位で借りられるのもメリットでしょう。
8:ノートやアプリなどを駆使!社会人におすすめの勉強方法3選
社会人におすすめの勉強方法を紹介します。
(1)7回読み勉強法
文筆業やコメンテーターとしても活躍する山口真由さんが、著書「東大首席・ハーバード卒NY州弁護士と母が教える合格習慣55」(学研プラス)で紹介している勉強法。
全体像を頭に入れながら3回流し読みしたあと、さらに2回読むと、文章の細かな意味が見え、理解力が約8割に上がるのだそう。そして、7回読んだときには、見出しだけで内容が思い浮かび、読むスピードが1回目の5倍になるのだとか……。つまり、とにかく、同じ教材を何度でも読むことがいいという勉強法なのです。
これ!と信じた教材を1冊持ち歩くだけなら荷物にもなりませんし、あれこれ買わなくていいので、お財布にもやさしいですよね。
(2)ノートに青ペンで書く
現役合格の専門塾「早稲田塾」を設立した相川秀希さんが提唱している勉強法で、「頭がよくなる青ペン書きなぐり勉強法 」(中経出版)という著書もあります。
1冊のノートに青ペンで書きなぐるだけというシンプルな方法なのですが、ペンのインクが減り、ノートを使い切ることでモチベーションの維持に繋がるという効果があるそうです。
また、青ペンというところもポイント。普段黒いペンを使っている人ほど、青色は見慣れず、記憶に残りやすいそうですよ。つまり、いつも使っていない色ならいいということですが、真っ赤なペンだと、「書きなぐったノートを見返したときに呪われている気持ちになる」ので不向きなのだそう。
また、青色には鎮静効果があり、集中力が高められるというメリットがあり、結果書きなぐり勉強法には青ペンがベスト!ということになります。
(3)アプリを活用
勉強時間を視覚化するアプリの利用も、モチベーションアップのためにおすすめです。「コソ勉」は、勉強時間をぬりえ式に記録できるアプリ。教科ごとの勉強時間累計や勉強のバランスもひと目でわかり、勉強がはかどります。Android、iPhone、どちらにもアプリがあります。
9:まとめ
仕事をしながら勉強もするというのは、時間的にも難しいものです。だからこそ、できた人が成功するのだと言っても過言ではありません。「勉強しないと後悔するかも」「自分を変えたい」などと考えるなら、少しずつでも勉強習慣をつけてみてください。
<参考>