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バツイチは恋愛に不利?むしろ有利?実はあまり関係ないんじゃないか説

大山奏

大山奏K.Ohyama

目次

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1:バツイチとの恋愛・結婚のありなし論には意味がない

(1)バツイチはモテるっていうけど、それってホント?

バツイチというのは、かつては恋愛市場において、ネガティブなイメージがありました。しかし、最近ではバツイチでも気にしないという人も増えていて、モテるという噂まであります。

とはいえ、バツイチでモテ始めたというのは、独身時代からモテていた人で、既婚者だからと遠慮していた人たちが、離婚を気に心置きなくアプローチしているという可能性もあるので、純粋にバツイチがプラスにはたらいているとはいいきれません。

(2)相手の離婚歴、気にする?

現代は3組に1組が離婚するといわれています。そんな中、結婚を考える人たちは、相手の離婚歴をどれくらい気にしているのでしょうか?

『MENJOY』では、20~40代未婚男女487人を対象に独自アンケート調査を実施。「交際相手の離婚歴は、気になりますか?」と質問してみました。結果は以下のとおりです。

気になる・・・276人(57%)

気にならない・・・211人(43%)

4割以上の人が「気にならない」と回答。むしろ、「結婚に現実離れした理想がなくていい」など、「バツイチならラッキーだと思う」なんていう回答も聞かれました。

2:バツイチを懸念してしまう心理3つ

(1)DVや浮気性など厄介な問題があるかもという疑惑

バツイチと聞いて最初に思い浮かぶ疑問が「なぜ離婚したのか?」ということ。結婚や離婚は「今日は○○でごはんを食べよう」というように、簡単に決められる問題ではありません。

だからこそ、離婚にはそれなりの理由があるのが当然だと考えます。その理由の中でも浮気症やDVなどは厄介で、結婚すれば自分もされてしまう可能性があるので、絶対に避けたいところです。

(2)元夫・妻と現在も関係がありそうという疑い

離婚したとはいえ、一度結婚した相手がいると、その相手との今の関係について不信感をもってしまう人もいるでしょう。

離婚してからも、子どもの用事などで連絡を取り合っている夫婦はたくさんいます。元彼や元カノですら、気になって仕方がないというタイプの場合、元夫や妻のことが気にならないはずはありません。

(3)前の人と比較されたくないという嫉妬

2回目の結婚となると、前の人と比較されるのではないかという不安を抱くこともあるでしょう。また、「ことあるごとに“前の妻(夫)は○○だった”とか言われそう」という声も。

3:恋愛・結婚でバツイチかどうかが重要じゃない理由5つ

(1)失敗や問題は初婚の人でも起こりうる

初婚の人と結婚したとしても、絶対に成功するという確証はありません。誰もが「この人と結婚すれば幸せになれるはず」と考えて結婚するもの。しかし、そもそもそれが間違っているからこそ、こんなにも離婚は多いのです。

これは初婚の人でもバツイチでも関係ありません。結婚が成功するか失敗するかなんて、実際に結婚してみないとわからないこともたくさんあるのです。

(2)同じことは何回も繰り返すかもしれない

逆にバツイチだから、結婚の失敗を繰り返さないだろうと考えるのも間違っています。なぜなら、同じようにもう一度離婚をする可能性だってあるからです。

もちろんバツイチの人は、結婚生活を一度は経験しているという点ではアドバンテージがあります。ですが、次の人にそれが活かせるかどうかはわかりません。

(3)すべての問題は相性で説明できる

結局恋愛も結婚も相性が合うかどうかがいちばん重要です。周りから見たら不幸に見える夫婦でも、ふたりだけの世界で幸せに暮らしているなんてこともあります。自分と相手の相性が合えば結婚生活が長く続きますし、合わなければ終わりになるだけなのです。

(4)好きになってしまえば同じ

正直、バツイチの人とは絶対に結婚しないなんて言っていても、好きになった人がバツイチだったなんてことはざらにあります。人を好きになる気持ちは制御できないので、バツイチだからどうこうという話ではないのです。

(5)どちらも努力が必要

どんな相手との恋愛も結婚も、お互いの努力なしに成立することはあり得ません。自分とは違う人間と一緒に生活をしようとするのですから、相手の好みに合わせたり、自分の考えを伝えたりする必要はあります。

相手がバツイチだからといって、人の心が読める能力が備わっているはずはないですよね。経験でカバーできる部分もありますが、最終的には歩み寄れるかどうかがポイントなのです。

4:バツイチとの恋愛・結婚でコレだけは確認しておくこと5つ

(1)離婚原因をはっきりさせる

離婚の原因ってなかなか聞きづらいかもしれませんが、結婚を考えるのであれば、はっきり聞いておく必要があるでしょう。離婚の原因がわかれば、同じ失敗を繰り返さないように気をつけることができますし、もしちょっと解決が難しい問題があるようであれば、早めに別れることができます。

(2)子どもの有無

子どもがいるかどうかは、再婚してからも大きな問題になりかねません。離婚はしていても、子どもに対しての親であることには変わりがないからです。もし子どもがいるのであれば、定期的に会っているのかなども確認しておく必要があります。

(3)慰謝料や養育費の確認

離婚の仕方によっては、相手に慰謝料を支払っていたり、子どもの養育費を毎月送っていたりすることもあり得ます。結婚をするとなれば、お金の話をしないわけにはいかないので、この辺りもしっかりと聞いておきたいところです。

もし毎月お金の支払いをしているのであれば、それを踏まえた上で生活していくという覚悟も必要になってきます。

(4)お互いの結婚に対する考えのすり合わせ

相手がバツイチかどうかは関係なく、お互いの結婚観については一度すり合わせておいたほうが良いでしょう。結婚したあと、子どもはどうするのかや、どこで暮らすのか、結婚に際して大事だと思うことは何なのかなどなど……。

結婚ってやっぱりできれば失敗したくないですから、お互いに納得しているに越したことはありません。

(5)元妻・夫への気持ち

バツイチの人との結婚で懸念する事項でも説明したとおり、元妻・夫との関係は微妙なものになりやすいです。戸籍上は関係がなくなったとはいえ、やはり気になるのであれば別れたあとどう思っているのかも聞いておいたほうがすっきりするでしょう。

それに、元妻・夫への態度から、将来結婚した後の自分への態度も予想できます。

5:バツイチはあまり関係ないかも?

結婚する相手に離婚歴があるかどうかって、こうやって考えていくとあまり関係がないような気がしませんか? 結婚したいほど好きな人ができて、その人が今フリーであるのなら、悩む必要はありません。

過去の失敗をいつまでも気にし続けるより、未来をどうするのかをふたりで考えたほうが建設的ですよね!