38歳ってどんな歳？平均年収や貯金額・転職・婚活事情までまるわかり

1：38歳はどんな歳？

38歳というと、仕事をしている人にとっては、重要なポジションも任されてモチベーションが上がっている時期かもしれません。またプライベートでは、まだ結婚していない人であれば、結婚に焦りが出てきて、婚活に必死になる時期ではないでしょうか。

また40の大台を前に、体力の衰えを自覚したり、健康への心配が増えてきたりするころでもあります。今後の人生設計について、しっかり向き合いたくなる時期かもしれません。そこで今回は、そんな38歳の実態を暴露しちゃいます。

2：38歳の見た目とは？38歳の男性・女性芸能人から見る見た目の特徴5つ

2020年で38歳の芸能人といえば、綾野剛さんや藤原竜也さん、斎藤工さんなど。女性では池脇千鶴さんや安達祐実さん、安めぐみさんなどがいます。そんな芸能人の方々を参考に、38歳という年齢の見た目について解説します。

（1）お肌の何回目かの曲がり角を迎える

一般的には、30歳ころから化粧のノリが悪くなったり、肌トラブルが多くなったりという、いわゆるお肌の曲がり角が来るといわれています。それから8年が経ち、何度目かの曲がり角が来るのがこの時期です。ケアを怠ってきた人はシミやたるみ、毛穴、乾燥が目立ち、リッチなテクスチャーのアンチエイジング系高級コスメを手に取り始める人も。ケアしてきた人との差が如実に出始める時期ともいえます。

（2）ケアしているか丸わかりの髪

髪質も、30代前半と後半ではかなり違いが出てきます。30代前半までは何もしなくても比較的潤いがあった髪も、40代手前となるとパサパサしやすくなります。また、人によっては白髪が目立ち始める時期。おしゃれ染めを始める人も増えてきます。

（3）ほうれい線が見え始める

肌のたるみとともに気になるのが、年齢とともにどんどんくっきりしてくるほうれい線。芸能人で若く見える方々は、みんなこのほうれい線がまったく見当たりません。対策には、表情筋をたくさん使うことも有効です。マッサージや顔を動かすトレーニングで、少しでもたるみをなくしましょう。

（4）体形が崩れやすくなる

35歳あたりから、それほど食生活は変えていないのに太ってしまうという経験をする人が増えます。年齢が上がるたびに基礎代謝が落ちてしまい、同じ量だけ食べていても、脂肪となって体につきやすくなってしまうのです。

ただし、これはトレーニングをすることで比較的防げることでもあります。筋トレを日課にしたり、こまめな有酸素運動が習慣化している人、普段から姿勢よく過ごしていたりする人は、あまり体形から加齢を感じさせません。

（5）大人の魅力のある服装

アラフォーともなると、年齢に合わせた服装を心がけているかどうかで、見た目の印象が随分と変わってしまいます。いつまでも若い気分で、若いころと同じようなファッションをしていると、「若作りしている」と思われてしまいます。

この年齢になったら、露出は減らしつつ、大人の色気を感じさせる落ち着いたファッションにチェンジしていく必要があるでしょう。

3：38歳の平均年収や中央値・平均貯金額

（1）男性の場合

「令和元年賃金構造基本統計調査　結果の概況」（厚生労働省）によると、35～39歳男性の平均月収は32万8,000円くらいなので、ボーナスが2回あると仮定すると、平均年収は524万円ほど。38歳の平均はこれより少し多いくらいだと考えれば良いでしょう。

またすべての人の数を並べて、真ん中に来た数字を表す中央値は489万円。一般的に平均値だと賃金の高い人に引っ張られる傾向があるため、中央値のほうが実態に近いといわれています。

ちなみに「家計の金融行動に関する世論調査」（金融広報中央委員会）で平均貯蓄額を見てみると、ふたり以上世帯の世帯主が30代の場合の平均貯蓄額は640万円、中央値は355万円です。

30代単身世帯の場合は、平均貯蓄額が359万円、中央値が77万円でした。貯蓄がまったくないという人が6.4％、100万円以下という人が22.3％と、ふたり以上世帯より多いことが特徴的です。

（2）女性

こちらも厚生労働省の同じ調査結果から。35～39歳女性の平均年収は409万円です。こちらも男性と同じで、この数より少し多いと考えても良いでしょう。35～39歳女性の年収の中央値は385万円です。

4：未婚率はどれくらい？婚活はできる？

（1）38歳の未婚率

「平成27年国勢調査」（厚生労働省）によると、35～39歳の未婚率は男性34.5％、女性23.3％で、40～44歳の未婚率は男性29.3％、女性19.1％となっています。38歳の未婚率は、35～39歳の未婚率にかなり近いと思って良いでしょう。

（2）婚活事情も厳しいものに

35～44歳の男性では、6割～7割がすでに結婚をしてしまっているため、38歳女性が婚活をして、同年代の異性と出会うことはかなり厳しいといえます。

また子供が欲しいと考えている男性は、自分より若い女性を結婚相手に選ぶ可能性が高くなります。そういう意味でも、婚活事情は徐々に厳しくなっていると思って間違いありません。

5：出産も高齢出産に…妊娠確率は厳しい？

現在は、一般的に35歳以上の初出産が高齢出産といわれています。妊娠の確率は20代がいちばん高く、30代になると年齢とともに低くなっていきます。ただし、38歳でも絶対に妊娠できないわけではありません。医療も日々進歩しているため、不妊治療などを行って、38歳以降に安全に出産している女性も増えています。

6：38歳で転職はできる？成功する人の特徴3つ

30代後半になると、転職、特に正社員での転職はグッと難しくなるといわれいてます。それでも転職を成功させている人はたくさんいます。その人たちの共通点は何なのでしょうか。

（1）スキルをもっている

まったく新しい業種に飛び込むのではなく、自分が今もっているスキルを活かせる仕事を探した結果、転職に成功したという事例が圧倒的多数です。また、転職すると決めてから、新たにスキルを身に着けるという学習意欲が高いことも共通点でしょう。

若い人に負けないくらい勉強をするからこそ、若い人との競争に勝って転職が成功するのです。

（2）コミュニケーション能力が高い

仕事は人と人とのつながりがとても大切です。どんな仕事につくにせよ、コミュニケーション能力が高く、様々な種類の人と問題なく仕事をしていけるという力は重要になります。職人のような、ひとりでコツコツやる仕事でない限り、コミュニケーション能力の高さは、面接などでも有利にはたらくでしょう。

（3）しっかりとしたビジョンをもっている

ただ何となく今の仕事が嫌だから転職しよう……なんて軽い気持ちで転職をしようとしても、38歳では失敗することが多いです。40代を目前にしての転職なら、しっかりと将来へのビジョンを描けていなければなりません。

また、「自分がどんな会社でどんな仕事をしていきたいのか」と「相手が求めている人物像」をマッチさせられるかどうかも、転職のカギを握ります。

7：38歳は転機？

人生には何度か転機が訪れます。38歳も、40歳直前という意味では転機のひとつでしょう。仕事でもプライベートでもこれから先を見据え、そこに向けて何が必要なのかを考えなければならない時期なのではないでしょうか。

【参考】

「平成27年国勢調査」 – 厚生労働省

「令和元年賃金構造基本統計調査　結果の概況」 – 厚生労働省

「家計の金融行動に関する世論調査」 – 金融広報中央委員会