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星座の神話が知りたい!面白い神話と簡単にわかる本・漫画

月島もんもんM.Tsukishima

目次

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1:星座にまつわる神話、どれくらい知ってる?

夜空を見上げるとたくさんの星が輝いています。星座というのは、星と星を線でつなげてできたものだということは誰もが知っていることでしょう。

この星座には、ひとつひとつ成り立ちの由来や、神さまが織りなすストーリーが存在し、特にギリシャ神話には、星座にまつわる物語も多くあります。

そこで今回は、合コンやデートなどでのロマンチックなネタにもなる、ステキな星座の話をご用意しました。

2:知れば知るほど面白い!星座にまつわる神話5つ

占い師で、占星術にも造詣が深い草薙つむぐさんにお話を聞いてきました。神話には、どうやらその由来が諸説あるよう。そのすべてはご紹介することはできないので、興味深いものをピックアップしてご紹介します。

(1)獅子座

草薙:獅子座は、巨大な人食い獅子がモデルとなった星座です。人食い獅子に困った人たちが神に祈りを捧げると、神託によって英雄ヘラクレスがやってきて、退治に向かいます。

この人食い獅子の皮は、矢も剣も通じないほど堅硬。その下にある筋肉も甲羅のように硬いとされていました。そのため、ヘラクレスは3日3晩首を締めて、ついに獅子を退治しました。

その人食い獅子は、ヘラクレスを苦しめたのですが、地獄ではなく、天に召されます。これは、ヘラクレスを苦戦させるくらい強かったため、神さまにその功績を認められたということ。なんとも不思議な功績といえるでしょう。

(2)哀れな蟹座

草薙:今度は蟹座のお話です。またもやヘラクレスが登場します。

ヘラクレスは、ゼウスという神さまとその愛人の子供。なので、ゼウスの奥さんであるヘラから憎まれていました。

ヘラクレスは、紆余曲折あって怪物・ヒュドラ退治に出かけるのですが、ヘラはヒュドラの援軍として、巨大な蟹をつかわします。しかし、このヒュドラがめっぽう強い……。ヘラクレスは格闘に夢中になってしまい、蟹の存在に気が付きません。そのチャンスを見計らって、蟹はヘラクレスの足を切ろうとしますが、そのまま踏み潰されてしまいます。

なんの役にも立たないまま死んでしまった蟹……。哀れに思ったヘラが、天に挙げて星座にしたというわけです。

ちなみに、このときヘラクレスが戦ったヒュドラが、うみへび座とされています。獅子座もうみへび座もヘラクレスを苦しめた功績として星座になっているのですが、蟹座はおまけとして扱われてしまっている悲しい存在なのです。

(3)乙女座

草薙:乙女座にはふたつの説があるんですが、そのひとつをご紹介します。

豊穣の女神であるデメテルは、ペルセポネという娘をとてもかわいがっていました。しかし、冥界の王ハデスがペルセポネを嫁にしたいということで、彼女を冥界へと連れ去ってしまいます。

デメテルは絶望し、豊穣の神の役割を放棄。そのため、地上は小麦ひとつ実らない冬枯れの季節となってしまいます。人間たちの苦しみを見かねたゼウスは、ハデスを説得してペルセポネをデメテルの元に返します。

これで一件落着と思われていましたが、ハデスは罠を仕掛けていました。実は、冥界のものを食べてしまったら、冥界で暮らさなくてはならないという掟があるのですが、ペルセポネは冥界のザクロを12粒のうち4粒食べてしまっていたのです。4粒なので、1年のうちの4か月は冥界で暮らすことになってしまったわけです。

この期間はペルセポネが不在のため、デメテルが悲しみ、作物が育たないとされています。つまり、これが冬なのです。ちなみに乙女座は、8月24日から9月23日生まれの人の星座ですが、空に見えるのは春。冬が終わった春に、冥界から戻ってきて空に見えるとされています。

(4)蠍座

草薙:オリオン座の由来になっているオリオンは狩人で、力自慢をはばかることなく吹聴しています。その態度にヘラが怒り、大きな蠍を投げつけます。オリオンはこの蠍の毒で殺されてしまって、星座となったとされています。そしてこの蠍も、オリオンを刺殺した功績で星座となりました。

ちなみに、星座になってからもオリオンは蠍を恐れているために、夏の星座である蠍座が天に昇っているとき、冬の星座であるオリオン座は現れないという物語もあります。

(5)いて座

草薙:先程、蠍座の説明をしましたが、この蠍はオリオンを倒してしまうほど強いわけです。そのため、蠍が天で暴れたときにすぐに射殺できるように、いて座の矢は、蠍座の心臓とされているアンタレス(蠍座でもっとも明るい星)に向けられているといわれています。

ちなみに、蠍を警戒するあまり、弓が常に引かれたままになっているのだそう。蠍座とオリオン座といて座は、三つ巴の星座といえるわけです。

3:星座の神話がわかりやすい本・漫画3選

今度は、神話がわかりやすい本や漫画をご紹介します。本屋に勤めていた経験をもつ草薙つむぐさんにお話を伺いました。

(1)『ギリシア神話を知っていますか』(新潮社)

草薙:阿刀田高さん著のこの本は、ユーモアを交えて分かりやすく神話を教えてくれる一冊。神話というのはとっつきにくい分野かもしれませんが、この本なら飽きることなく読めることでしょう。

(2)『三軒茶屋星座館』(講談社)

草薙:この作品は小説ですが、星座が題材。ストーリーを追いながら神話を学ぶことができます。繰り広げられる人間模様や事件に、ほんのりと絡んでくるのも魅力です。

(3)『マンガ はじめて読むギリシア神話』(ナツメ社)

草薙:ギリシャ神話を漫画で読みたいならこちら。人気RPGゲームのキャラクターのようなイマドキの絵で、小難しいギリシャ神話の人間関係をスッキリと読むことができます。登場人物が多く、複雑なエピソードもたくさんあるのですが、その要点がうまく押さえられており、シンプルにまとめてくれているところもポイントです。

4:まとめ

今回は、ギリシャ神話と星座をテーマにご紹介しました。神話というのは複雑で、ちょっと敷居が高く感じるかもしれません。しかし最近では、わかりやすくまとめられている本もたくさん出版されているので、興味がある人はチェックしてみてはいかがでしょうか。

【取材協力】

草薙つむぐ・・・書店員の経験から今までに触れた映画や小説などは1000タイトル以上。またスポーツ選手から芸能人まで幅広い人脈を持ち、恋愛コラムニストからも恋愛相談を受けた経験を持つ。手相占い師としても活躍中。