ネクタイの長さはどのくらいがベスト？身長ごとの長さと調節方法

1：ネクタイの長さのマナー知っていますか？

ネクタイの長さには、実はマナーがあります。一般的なネクタイの長さは、だいたい140cm前後。身につけたネクタイがベルトのバックルを完全に越えてしまうと長すぎということに。逆にベルトのバックルにかからないと、短すぎるとされてしまいます。

ちょうどベルトのバックルを半分隠すくらいが正しい長さと考えられています。

2：身長別！ネクタイの長さの選び方3つ

ベルトのバックルを隠すぐらいが、ネクタイの正しい長さとはいっても、結び方や首の太さによっては差がでてしまいます。そこで、身長別にネクタイの長さをご紹介しましょう。

（1）身長170cm

一般的にネクタイは、身長よりも15cm程度短いものを選ぶといいとされています。そのため、身長が170cm前後の人は、155cm程度のネクタイがちょうどいいということになります。しかし、首の太さやネクタイの結び方によっても長さは変わってくるので、目安として考える程度にしましょう。

市販されているネクタイは140cm前後が多いですが、160cmのネクタイなども売られているので、少し長めのものを選ぶといいかもしれません。

（2）身長160cm

身長160cm程度の男性であれば、ネクタイの長さは145cm程度が適切といえるでしょう。これくらいの身長の人は、最も入手しやすい140cm前後のネクタイがちょうどいいと考えられます。首が太い人は、少し長めのものを選ぶといいかもしれません。

昔は今よりも平均身長が低かったため、140cm前後のネクタイが長さとしてちょうどよく、主流になったと考えられます。

（3）身長140cm

身長が140cmの男性はあまりいないと思いますが、適切な長さは125cm程度と考えられます。これほど短いネクタイは取り扱っているお店も少ないので、特注でつくってもらうか、インターネットで探して見つけることになるかもしれません。

3：結婚式や就活のネクタイの長さは？ネクタイの長さ調節方法3つ

今度はネクタイの長さの調整方法をご紹介します。

（1）結び目で長さを調節する

ネクタイの結び方で長さを調節するのが、最も簡単な方法です。例えば、生地がやわらかくて薄いものであればダブルノットに、生地が固くて厚いならプレーンノットに、長い場合はウインザーノットにというように、複数の結び方で長さを調節してみてください。

（2）スラックスに入れる

乱暴な方法になりますが、長くなりすぎてしまったネクタイをスラックスに入れてしまって、隠してしまう方法もあります。あまりかっこいい方法ではありませんが、手っ取り早い方法です。クールビズが進んでいる夏場は難しいですが、ジャケットを脱がないのであれば、活用してみてもいいかもしれません。

（3）切って調節

ネクタイが長すぎてだらしない雰囲気になってしまうという場合は、ネクタイを切って調節する方法もあります。海外ブランドのネクタイは長めにつくられていることもあるので、購入したお店に相談して、カット処理を行ってください。また洋服の修復を行っているお店に持っていってカットしてもらうのもいいでしょう。

4：ネクタイの正しい長さで結ぶコツ3つ

今度はネクタイを正しい長さ結ぶコツについてご紹介します。

（1）縫い目を目印にする

ネクタイの長さはちょうどいいけれど、結んでいるときにバランスが悪くなってしまう場合は、ネクタイの裏にある縫い目を目印にして結ぶようにしてみてください。

ネクタイの裏には目印として縫い目がついている場合があります。それをシャツの第3ボタンと第4ボタンの間に持ってきて、ネクタイを結び始めると、ちょうどいい長さに調節することができます。

（2）大剣に注目する

ネクタイは横幅の大きいほうが大剣、小さいほうが小剣といわれています。ネクタイを結ぶと小剣のほうは隠れてしまうため、大剣の長さに注目しながら結んでいくといいでしょう。

（3）結び方をマスターする

ネクタイの結び方にはさまざまなものがあります。一般的によく使われる結び方は、ダブルノットやプレーンノット、ウインザーノット、セミウインザーノットです。

その他にも、結婚式などのパーティーに栄えるエルドリッジノットや結び目が3つ重なって見えるトリニティノット、結び目の真ん中にキレイなラインの入るクロスノット、結び目が小さくなるスモールノットなど、さまざまな方法があります。いろいろな結び方を試して、長さを調節するのもいいかもしれません。

5：まとめ

普段は、スーツの着こなしやネクタイの柄などに意識を向けがちで、あまりネクタイの長さを意識していなかった人も多いでしょう。この機会に、正しいネクタイのマナーを身につけてみてください。