恋のなやみに効くメディア

斜に構えるってどういうこと?意味と使い方とそうなる心理

コマツ マヨM.komatsu

©gettyimages

目次

隠す

1:「斜に構える」の意味は?

(1)意味

「斜に構える」という言葉を辞書で調べてみました。

斜(しゃ)に構・える

1 剣道で、刀を斜めに構える。

2 身構える。改まった態度をする。

3 物事に正対しないで、皮肉やからかいなどの態度で臨む。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

一般的には「3」のようなネガティブな意味で使われることが多いですよね。しかし本来の意味には、「2」のように「身構える・改まった態度をする」といった、ネガティブでないものもあるようです。

(2)類語

一般的に「皮肉やからかいなどの態度で臨む」といった意味合いがある「斜に構える」という言葉。何でも言葉どおりに受けとらないという意味では、「へそ曲がり」や「あまのじゃく」などが類語だといえます。

また、性格が素直でない、ひねくれ者という意味では「偏屈」なども似た言葉だといえそうですね。

(3)語源

「斜に構える」の語源は剣道からきているようです。上段・中段・下段という剣道の構えの中で、最も基本となる「中段の構え」。相手に対して刀を斜めに向けた状態であることから「斜に構える」といわれ、相手の動きに対応しやすいこの姿勢をもとに、「身構える、改まった態度をする」という意味になったのだとか。

(4)英語でいうと?

「斜に構える」という言葉は英語にはないので、ニュアンスが近い言葉を探してみると「cynical」がありました。「ひねくれた」や「相手を馬鹿にした」、「ひがみっぽい」といった意味で、「He is cynical.(彼はひがみっぽい)」といったように使います。

2:斜に構える人の心理3つ

斜に構える人は、なぜそうした態度をするのでしょうか。斜に構える人の心理をまとめました。

(1)斜に構えた性格を自覚できていない

斜に構えた人は、ネガティブな印象が強いですよね。彼らはなぜ斜に構え続けるのかというと、それは単に自分が「斜に構えた性格であること」を自覚できていないからでしょう。自分の性格を自覚できていないので、ネガティブな言動を続けてしまうのです。

(2)むしろ個性だと思っている

斜に構えた性格の人は、他人と違う意見をいうことや人と同じ行動をしないことを、自分の立派な個性だと思っている場合も多いようです。個性といえば個性ではありますが、足並みをそろえないといけないところで足並みをそろえない、無意味な反対意見を主張することは、周りから「協調性がない」と思われてしまうだけです。

(3)自分に自信がない

自分に自信がないゆえに、斜に構えてしまう人もいます。斜に構えたタイプの多くは、自分の意見に対して批判されることを恐れています。そのため、自分の意見を主張できず、疑り深くなったり、相手の意見を素直に受け入れられなくなったりしまうのです。

3:自己診断できる!斜に構えている人の特徴5つ

ここからは、斜に構えた人の特徴をご紹介します。思い当たることが少しでもあれば、あなたは他人から「斜に構えたタイプ」と思われているかも……。

(1)批判的な性格

斜に構えた性格の人は、批判的な性格をしています。何事にも突っかかる、相手のアラを探そうとする、意見を素直に受け入れられないといった性格で、まさに「へそ曲がり」や「あまのじゃく」。なんでもかんでも批判することで、「自分はしっかり考えている人間だ」と勘違いしている人もいるようです。

(2)人と同じが嫌

斜に構えた人に多いのが、人と同じ意見が嫌というタイプ。あまのじゃくでへそ曲がりな性格なので、人と意見を合わせることや、多数派になることを嫌います。

しかし、「人と同じことをしたくない」というだけなので、特に信念や考えがあるわけではなく、他人から見ると協調性がなくわがままで、自分勝手な人だと思われていることが多いようです。

(3)意見がコロコロ変わる

強い信念や考えがあるわけではなく、「人と同じが嫌」というだけの「斜に構えた人」たち。なので、その場その場で意見がコロコロと変わり、一貫性がありません。筋が通っていない意見も平気で言えてしまうので、周りからの信頼や共感を得られず、孤立してしまうこともあります。

(4)決断力がなく他人主体

人と同じが嫌で、相手の意見によって自分の意見をコロコロ変える。そんな性格の人は、他人の意見によって自分の意見を変えているので、何をするにも受け身で自発的に行動することができません。

相手が右と言うから自分は左、相手がイエスと言うから自分はノー。自分に芯がないので、人の意見がなければ決断を下せない、自分で決定できないということが起こります。

(5)友達が少ない

些細な会話でも批判的・否定的な意見を返されると、話すのが嫌になります。同じ行動をしたがらない協調性のない人と一緒にいても楽しくないですし、人の意見に流されるばかりで決断力のない人は、信用できません。そんな人は当然ながら、友達が少ないことが予想されます。

4:斜に構えるメリットってある?

日本人は昔から「周りと意見を同じにすること」をとても重視する民族です。そのため、斜に構えて他人と足並みをそろえないことには、メリットは少ないでしょう。

しかし、斜に構えることは、「普通とは違う意見を持っている」や「こだわりの強い考え方」などと考えられ、場合によっては賞賛されることもあります。実際、大きな偉業を成し遂げ「異端児」などと呼ばれた人は、斜に構えた性格で人とは違った意見をもっていた人も多いという事実もあります。

斜に構えることは成功者に欠かせないものなのかも。そう考えると、大きな夢や野望を抱いている人にとっては、斜に構えることはメリットと考えられそうです。

5:斜に構えるのはアリ?ナシ?

一般社会で生きていくなら、斜に構えないほうがうまく世の中を渡っていけるでしょう。しかし、斜に構えることに何らかの信念や狙いがあるのだとしたら、それはその人の生き方でありやり方。その先にほしい人生があるのかもしれません。アリかナシかを判断するのは、その人次第といえそうですね。