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恋愛工学を知れば本当にモテる?女性に実際のところを聞いてみた

月島もんもんM.Tsukishima

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目次

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1:恋愛工学を知っていますか?

恋愛工学とは、作家の藤沢数希氏が提唱した、恋愛マニュアルのこと。恋愛を科学的に解析し、男性が女性に対してどのようにアプローチをすれば、効率良く思いを成就させることができるのかを紐解いたもの。

多くの恋愛マニュアルは内面的、カウンセリング的なアプローチなのに対して、恋愛工学は論理的思考に基づくもの。これによって勇気づけられたという男性も少なくないのです。

2:恋愛工学について知るための本

恋愛工学とはいったい何なのか。読めば理解が深まるという本をいくつかご紹介しましょう。

(1)ぼくは愛を証明しようと思う。


恋愛工学の第一人者、藤沢数希氏の著書。そもそも恋愛工学とは、金融の専門家である著者が、心理学や金融工学といったジャンルの理論を恋愛の技法に取り入れることで、リスクを回避して効率よく願望を成就させることを可能にした考え方。そして、それを小説化したのがこの本。2018年には滝藤賢一さんと堀井新太さん主演でドラマ化もされました。

恋愛下手な主人公が、恋愛マスターの男と出会い、恋愛工学を学んでいくことで、男女関係を有利に進め、勝ち抜いていく術を身についていくという内容になっています。

(2)恋愛工学の教科書

恋愛工学に感銘を受けて、女性に対して積極的な姿勢を見せるようになったというゴッホ氏が記したのが、こちらの著書。

「女は好きになった男とセックスするのではなく、セックスした男を好きになる」や「デートでは8割女性に話をさせる」といった、かなり実践的な内容が盛り込まれた1冊です。

(3)LOVE理論

こちらは恋愛工学に基づいたものではありませんが、実践向きの恋愛理論が具体的に記された著書であるのでご紹介。『夢をかなえるゾウ』で有名な水野敬也氏の著者で、数年前にテレビドラマ化され、話題になりました。

熱血体育教師の水野愛也が、恋愛に悩む若者のために、異性と接するシーンで役立つ手法を丁寧に解説。ひとつひとつの理論に、なぜか不思議な説得力を感じます。恋愛工学の関連著書と合わせて読めば、ますます恋愛への理解も深まるはず。

3:恋愛工学のまとめ!参考にできる考え方

恋愛工学とは、具体的にはどんなものなのか、参考になる考え方をいくつかご紹介。さらに理解を深めていきましょう。

(1)返報性の原理

人は、他人から何かしら施しを受けた場合に、それに対してお返しをしなければいけないという意識が働きます。これを「返報性の原理」といいます。例えば、女性が男性からプレゼントを受け取ったのなら、それに対して何かお礼をしなければいけないと考えることですね。

(2)タイムコンストレイントメソッド(時間制限法)

男性が女性に話しかける際、あらかじめこれぐらいしか時間がないと提示してから、会話を始めることを指します。女性としては、そうされることで時間の目安を知ることができ、長く束縛されないという安心感を抱くのだそう。

(3)ダブルバインド

男性が女性をデートに誘う際に、「デートしよう」と言うのではなく、「動物園と水族館だったらどっちに行きたい?」と選択肢を設けて聞くこと。「デートしない」という選択肢はないわけです。

すると、デートをするつもりがなかったとしても、どちらかを選んだ女性は、まるで自らの意思でその道を進んでいるかのような錯覚に陥ります。

(4)非モテコミット

「非モテコミット」とは、「非モテ」と「コミット(commitment)」をつなぎ合わせた言葉です。男性がひとりの女性に懸命に好意を寄せることを指します。

ひとりの女性に固執し徹底的にアプローチをかけても、引かれてしまうこともあるし、届いたとしても成就せずに、いいように使われて終わる……ということも。そのため、「非モテコミット」に陥るのは避けるべきというのが、恋愛工学での考え方です。

(5)セックストリガー理論

女性はセックスをした相手を好きになるという考え方です。ワンチャン的な場面が訪れたとき、男性は相手を本当に好きな相手だと、大事にしたいと思うがあまり、手を出さないという場合がありますが、むしろそれは、好意を抱いてもらうチャンスを失ったということになります。

4:恋愛工学は女性蔑視?恋愛工学をマスターしてもモテない理由

恋愛工学を学んで実践している人や、自分の経験から身に着けた知識で同様の行為におよんでいる男性もいるでしょう。しかし、女性からはそれを絶賛するような声を聞いた試しがありません。果たしてその理由とは何でしょうか。女性の声を聞いてみましょう。

(1)自分勝手なだけ

「男友だちと話をしていて、恋愛の話題になったとき、“ヤッたもん勝ち”という発言をしていました。エッチさえすればもうこっちのもんだって。自分勝手だし、女をバカにしているとしか思えない。そういう男性とは、絶対に付き合いたくないです」(Yさん・29歳)

上述したセックストリガー理論です。相手の男性にとっては、経験によって実感したことなのかもしれません。ただ、この場合、通用するかといえば、それはないでしょう。

「ヤッたもん勝ち」なんて声を大にして言っているような男性は、自分勝手で傲慢。時代錯誤も甚だしい。いずれ痛い目を見ることでしょう。

(2)不自然で気持ち悪い

「以前、男性に誘われて食事に行ったんです。向かい合う形で席に着きました。しばらくして、すごい違和感を覚えました。向こうが、私と同じ動きをするんです。私がフォークを持てば向こうも持ち、グラスを持てば向こうも持つ。わざとやっているんでしょう。あまりに不自然で、気持ち悪かったです」(Jさん・30歳)

相手の男性は、恐らく「ミラーリング効果」を狙ったのでしょう。相手と同じ動きをすることで共感を呼び、心の距離を近づけようとするテクニックです。しかしこの場合、与える印象が悪いほうに傾いてしまいましたね。心理効果を狙うがあまり、動きがぎこちなくなってしまったのかもしれません。

(3)最初の印象がすでに悪い

「飲み会で知り合った男性がいました。態度が横柄で、あまり好きなタイプではありませんでした。

後日、その人から連絡があり、食事に行こうと言われたんです。“イタリアンと韓国料理どっちがいい?”と聞かれたんだけど、“どっちもあまり好きではありません”と答えました。それでもしつこく聞いてきたので、最終的には無視しました」(Rさん・27歳)

これは、ダブルバインドを利用した誘い方です。イタリアンと韓国料理の2択をあげて、選ばせようとしたのでしょう。

ただ、出会った時点ですでに女性側の印象が悪いので、そもそも連絡を取り合うことすら避けたいという答えになってしまいました。最初につまずいてしまうと、テクニックを持ち出す前に、関係は終了となります。

5:まとめ

恋愛というのは、生身の人間を相手にしたものです。顔かたちがそれぞれ違うように、考え方も違っていて、しかも時間の経過とともに変化していきます。そのため、すべての人に通用する理論などありません。

恋愛工学などのマニュアルはあくまでベースにして、臨機応変に対応する力こそが、もっとも必要とされるものでしょう。