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バイブスとは…どんなときに使う?言葉の意味と正しい使い方の例を解説

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

目次

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1:「バイブス」とは?

(1)バイブスの意味

バイブスの意味をみなさんはご存じでしょうか。なんとなく口にしたことがあるけれど、正確な意味は知らないという人も多いことでしょう。そこで、まずは正攻法に辞書で調べてみました。ちゃんと載っていましたよ。

バイブス(読み)ばいぶす

(英語表記)Vibes

《vibrationsの略》雰囲気。周囲から受ける感じ。

〈出典:デジタル大辞泉/小学館〉

要するに、その場のノリがよくて楽しいときは「バイブスがいい感じ」で、気分が悪かったり、その場の雰囲気が悪いと「バイブスがいまいち」といった感じなのでしょう。その場の雰囲気から受けるフィーリングを表す言葉だと思われます。

(2)バイブスという言葉はどこから来た?

バイブスは辞書でも紹介されているように、「vibrations」の略。意味は「振動」や「震え」などを表す言葉なのですが、精神的な動きを表すこともあり、「心の震え」や「心の動揺」、「感情」といった意味もあります。

2:間違えるくらいなら使わないほうがマシ?バイブスの正しい使い方5つ

具体的にはどんな使い方をするのが正しいのでしょうか。

(1)音楽について

音楽を聴いたときに、すごくいい曲で感動することがあると思います。そんなときはテンション高めに「この曲、めっちゃいいバイブスなんだけど!」と叫んでみましょう。逆に、あまりしっくりこなかったり、心が動かされない曲であれば「バイブスがいまいちかも」と評価してみてもいいでしょう。

このときのバイブスは、曲のもつ雰囲気を言っているわけです。そのときは「good」「bad」や「いい」「悪い」などで表現するといいかもしれません。

(2)テンション上がる

テンションが上がるようなシチュエーションになったときに「テンション上がる~!」と叫ぶのは、今風ではありません。トレンドを押さえている人なら「バイブスぶち上がる~!」と表現してみましょう。このときのバイブスは、自分のテンションを表現しているわけです。

気分が高揚するときは「バイブスがいい」ではなく「バイブスが上がる」、逆に気分を害するときは「バイブスが悪い」ではなく「バイブスが下がる」と表現するのが、正しい使い方といえます。

(3)他人のバイブス

もし他人のバイブスに言及するときは、「上げる」「下げる」や「高い」「低い」といった使い方をするといいでしょう。「あれ、バイブスなんか下がってない?」とか「今日、バイブス高くない?」といった感じ。

もし他人を感動させたいときや「今からみんなを感動させるから」と啖呵を切りたいときは、「みんなのバイブスぶち上げていくんで、よろしく~!」といった感じで使ってみましょう。

(4)その場の雰囲気

その場のノリの良さを表現したいなら、バイブスが「上がる」や「下がる」ではなく、「バイブス最高じゃん」といったように、「いい」や「悪い」で表現しましょう。

例えば、「黄昏時の浜辺でキミとキスなんて最高の雰囲気で夢のようだね」と言いたいときは、「エモいサンセットビーチでキミとキスって、バイブスギガMAXでマジ尊いんだけど」といった感じでしょう。

(5)人間関係

バイブスは意外と万能な言葉なので、人間関係を言い表すときにも使えます。好きな人がいる場合、「私、あの人とバイブス合うかも」といった感じ。この場合、バイブスは「ウマ」と一緒で、「合う」「合わない」といった観点で使うといいでしょう。

例えば、テンション高い人がいて疲れてしまう場合には、「あの人のバイブス、マジついていけねーわ」といった感じです。

3:バイブスという言葉を使う人は?パターン5つ

今度はバイブスという言葉を使う人はどんな人たちなのかをご紹介します。

(1)ミュージシャン

ミュージシャンや音楽が好きな人も「バイブス」を使うことがあります。その音楽を評価するとき、「バイブス」が「いい」「悪い」「いまいち」といった感じで使われるようです。

他にも、いいライブを見たときに観客が「バイブス上がった」とか、気持ちがこもってる歌を聴いたときに「マジでいいバイブスだった」といった使われ方をしているのを目にします。

(2)ラッパー

ラッパーも「バイブス」を使う人の代表といえるでしょう。ライブ会場などで、「今夜はバイブスぶち上げていくんでよろしく!」と観客を煽っていたり、気合の入ったラップを聴いたときに、「バイブスたけ~」といった感じで使われているのを耳にします。

(3)モデル

モデルの今井華さんが人気バラエティ番組『踊る!さんま御殿!!』で「バイブス」を口にしているのを目にした人は多いのではないでしょうか。ノリの良いモデルなどは、日常的に「バイブス」を使っていることが分かります。

(4)ギャル

今井華さんはそもそもギャルですが、ギャルもまた、バイブスを使いがちな人たちといえるでしょう。彼女たちは流行やトレンドに敏感で、今までにもあらゆる言葉を作ってきた人たちといえます。そのため、テレビなどで取り上げられる前にすでに「バイブス」を口にしていました。

(5)チャラい人

俗に言う「チャラ男」も、バイブスを使う人たちといえるでしょう。代表的なのはチャラ男を売りにしている「EXIT」。漫才のネタの中でも頻繁に「バイブス」を口にしています。

4:まとめ

今回は「バイブス」をご紹介しました。テレビでタレントの今井華さんが口にしたのはもう今から7年前の2013年。そのため、ひと昔前の流行語だと感じる人もいるでしょう。

しかし「EXIT」が使っていることから見ても、すでに流行語という存在ではなく、定番の言葉として定着しているのかもしれません。意外と便利なので、気になる人は使ってみてください。