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毒親を対処するには?毒親の特徴と問題解決のためのヒント集

コマツ マヨM.komatsu

目次

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1:毒親への対処法は?

親が「毒親」になってしまう理由はいくつもあります。そのなかでも大きな原因として、子どものことを人格をもつひとりの人間として見ていないということが考えられます。

自分の子どもであっても、尊重されるべきひとりの人間だということが理解できていないので、自分の思いどおりに支配しようとしたり、自分が気に入らないことは子どもにさせなかったりなど、子どもの行動を制限してしまうのです。

毒親の度合いにもよりますが、対処法としてはまず、子どもが自分とは独立した別の人間であることを理解させる、または距離を置いて物理的に干渉させない、などが考えられます。

2:毒親の特徴5つ

今回、毒親をもつ30〜40代の女性5名に、筆者が独自に聞き取り調査を行いました。その内容を踏まえ、本人たちが長年毒親のもとで育って感じた特徴をご紹介します。

(1)機嫌が良くないときは子どもに暴言を吐く

「母親が毒親です。気分にムラがあったので、機嫌が悪いときは言葉の暴力で八つ当たりされました。ちょっとお水をこぼしただけでも“お前のせいだ”や“お前のせいで家が台無しだ”などと言われ、必要以上に責められ罵られました。火がついたように突然キレるので、常にビクビクしながら生きていた気がします」(Hさん・41歳/パート)

(2)子どもに口答えされるのが気に食わない

「母親のことを昔から毒親だとは思っていましたが、それが決定的になったのは、私がふたりめの子どもを産んだすぐのころ。自宅に手伝いに来てくれた母親が、必要以上にたくさんの調味料や洗剤を買い込もうとしたので“家にある物を先に使って”とお願いしたら、そこから大騒ぎ。

そのとき言われたのは、“お前のために手伝いに来てやったのに親不孝な子どもだ”、“こんな娘を産んで私は世界でいちばん不幸だ”、“何さまだと思ってるんだ”、“誰のおかげで今生きていると思っているんだ”などの暴言の数々……。しまいには娘の寝かしつけ中に、背後から“お前なんて産むんじゃなかった”と言ってきました」(Kさん・39歳/保険事務)

(3)進路に干渉する

「うちの母親は、昔から何かと子ども、特に私に干渉してくる人でした。高校受験のとき、私の希望している学校のことを“制服がダサい”や“生徒の質が悪い”などと難癖をつけました。結果的に元々の志望校よりも少しレベルを下げて、母親の出身校に進学することにしました。

大学を選ぶときも、就職のときもそうでした。最初はなにも言わなかったのに、すでに選考が進んでから急に反対してきたりしました。どの場合も、私が希望した学校や会社をことごとく馬鹿にしてこき下ろすパターンでした」(Kさん・33歳・医療関係)

(4)父親を馬鹿にしている

「うちの母は、子どもに対して、父のことを、“学歴がない”や“収入が低い”、“どうせお父さんは何もできない”などと、さんざん馬鹿にしていました。

両親は自営業でしたが、私が地元ではわりと大きな企業に就職したときには “お父さんのせいで私は会社で働くことができなかった。結婚してなかったら会社で働けていたのに”などと、父親の前でも平気で言っていました。父親もずっと見て見ぬ振りをしていたので、今思うと両親ともに毒親でしたね」(Mさん・32歳/研究職)

(5)自己中でコミュニケーションが取れない

「基本的に自己中な人でしたが、特に一方的に自分のしたいことをするタイプで、まともに話ができない、噛み合わない人といった母親でした。自分の好きな話題だけしか耳を傾けず、私が話しかけてもすぐに自分の話にすり替えたりします。

でも、私が電話にでなかったりメールの返信が遅いと、連絡が来るまで何十回も電話をしてきたりメールを送り続けてきます」(Uさん・25歳/大学生)

3:毒親への対処方法5つ

毒親からの攻撃や干渉を避けて穏便に暮らすには、どうすればいいのでしょうか。毒親をもつ子どもの視点から、その対処方法を教えてもらいました。

(1)物理的な距離を置く

「子どものころはいい母親でしたが、進路や就職先、結婚と自分でいろんなことを選択していくうちに、母親が毒親であることがわかりました。近くに住んでいるときは干渉がひどかったのですが、すぐに会えないくらいの距離に住むようになってからは母親の干渉から少し逃れられた気がします」(Nさん・33歳/医療関係)

(2)はっきりと意見を言う

「親に意見を言うと何倍にもなって返ってくることが面倒だったので、子どものころは親の言うことを聞いていました。なんでも言うことを聞くから親も調子に乗っていたのだと思います。

今は結婚して夫も子どもいるからなんでも親の言うことを聞くわけにはいかないので、はっきりと意見を言うようになりました。最初は自分の思いどおりにさせようとしつこく連絡してきましたが、そのうちもう思いどおりにはならないと悟ったのか、おとなしくなりましたよ」(Uさん・32歳/研究職)

(3)第三者に入ってもらう

「母は、兄の前ではいい顔をしていて、私にはひどく過干渉します。兄は、母親の私に対する態度を知らないので、私と母は互いに依存し合うピーナッツ親子だと思っていたようです。でも本当は、母が一方的に毎日何度も電話してきただけでしたが……。

もうこれ以上我慢できないという出来事があったので、兄に連絡し、これまでのことをすべて話しました。まだ兄は母親がそこまで過干渉であることを信じられないようでしたが、それでも兄は理解してくれ、母との間に入ってくれました。

それ以来、“何かあったら兄にチクられる”と思っているようで、母親の行動は以前よりはマシになりました」(Aさん・30歳/アルバイト)

(4)公的機関を利用する

「私の場合、母親の性格のせいで親戚とは疎遠で、頼れる人もいなかったので、母親から逃げるために市の相談窓口に相談しました。母親は他人にどう見られるかをすごく気にする人間なので、役所の人を通して連絡を取ることですぐおとなしくなりました。

それでも、たまに市の担当者になんやかんやと嘘をついて住所など居場所を聞き出そうとしているようですが、担当の方が口が固いので助かっています」(Hさん・41歳/パート)

(5)ほぼ絶縁

「実家とは音信不通です。両親も連絡をしてくることはないし、ひとりっ子なので完全に絶縁状態です。絶縁状態になる前は、親と関わりを断つなんて人として良くないと自分を責めることもありましたが、いざ絶ってみれば、これが正しかったんだと思えます。

毎日が楽しいし、友達からも明るくなったと言われます。心が軽くなったので人にも優しくできるようになりました」(Iさん・30歳/アルバイト)

4:毒親の対処方法はふたつ

毒親から心と体の安全を守るための方法は、大きく分けてふたつ。親との関わりをできるだけ減らすこと、もしくは親への態度を変えること。

年齢的や経済的な問題、長年の精神的支配が原因で、簡単には行動に移せないこともあるかもしれません。しかし、この状況を変えたいと思うのなら今が一歩踏み出すチャンスかもしれません。