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ファジーってどういう意味?例文と類語

スザクカナト

スザクカナトK.Suzaku

目次

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1:「ファジー」の意味は?

(1)ファジーとは

ファジーの意味を辞書で調べると、以下のとおりです。

ファジー

1 境界が不明確であること。あいまいであること。柔軟性があること。また、そのさま。「ファジーな考え方」

2 人間の認識のあいまいな部分をコンピューターで処理する技術。→ファジー理論

出典:デジタル大辞泉(小学館)

会話で使われるときは、ほとんど「柔軟な」「あいまいな」という意味でしょう。意味をしっかり把握した上で、使用していきたい単語ですね。ちなみに「ファジー理論」というのは、人工知能(AI)の元にもなっている論理です。

(2)類語は?

ファジーの類語には、「そこはかとない」「ぼんやりした」「微妙な」「鮮明でない」といった言葉があります。あいまいである、という意味から、なんとなくふわっとした様子が表されている言葉が並んでいますね。

(3)英語でいうと?

英語では、その文字のとおり「fuzzy」と訳し、「ぼやけた」「あいまいな」という意味になります。「綿毛状の」という意味もあるので、「fuzzy carpet」とすれば、毛足の長い絨毯と訳すこともできます。

様子が不明瞭であるという意味に加え、ふんわり毛がある物質も「fuzzy」で表すことができます。ちなみにカクテルのファジーネーブルは、桃なのかオレンジなのか、あいまいな味なので、このような名前がついたという説もあります。

2:頭がファジーってどういう意味?「ファジー」の慣用句と意味

曖昧という意味を表す「fuzzy」ですが、使い方によっては少し違った訳し方をする場合があります。

例えば、「My head is fuzzy」だと「頭がぼーっとする」という意味に。曖昧という言葉から派生して、「ぼーっとする」になっているんですね。

また「The image is fuzzy」で「映像が乱れる」と訳すこともあります。テレビの砂嵐画面を思い浮かべると、たしかにぼんやりして不明瞭なイメージがありますよね。

3:どういうときに使う?ファジーがわかる例文5つ

実際に例文を使って、ファジーの使い方を理解しましょう。正しく使用できれば、相手に賢いイメージを与えられそうです。

(1)ファジーな対応をしてほしい

ファジーな対応とは、柔軟性があり、臨機応変な対応のこと。ビジネスシーンで使われることもあります。例えば、「ファジーな対応が求められる案件」など。こんなときには、その場面に適した対応をとりましょう。

あいまいに返事を濁すことではありませんので、くれぐれも注意。臨機応変な対応ができれば、自分の評価も上昇しそうです。

(2)ファジーな性格をしている

ファジーな性格とは、いい意味を指すときと悪い意味を指すときがあります。いい意味だと「柔軟性がある」こと。悪い意味だと「優柔不断」「ぼんやりしている」といった意味です。

言われたときの状況に応じて、褒め言葉かそうでないかを見極めましょう。場合によってまったく違う意味になる言葉は、前後の文脈が重要になるので難しいですね。

(3)ファジーな部分がある

これは「あいまいな部分がある」という意味。ビジネスでは、あまりいい意味として使われません。企画に関して「ファジーな部分がある」ということであれば、一般的には、もっと精査し明瞭にしていくことが求められます。ファジーの意味を理解し、先回りして見通しを提案できれば、できる人間として認定してもらえることもありえます。

(4)ファジーな雰囲気のヘアスタイル

ヘアスタイルに対して、ファジーという言葉を使うこともあります。イメージは、軽やかでふわっとした髪型です。ふんわりとしたパーマのことを、ファジーパーマと呼ぶこともあります。

「ゆるふわ=ファジーなヘアスタイル」は、女性ならぜひトライしたいモテ髪スタイルでもあります。男性もオシャレ感が増しそうなので、美容院にいった際にはぜひオーダーしたいものです。

(5)ファジー検索をする

ファジー検索とは、「あいまい検索」のこと。あいまい検索とは、検索キーワードと一致する言葉ではなく、検索キーワードを「含む」ものを取り出す検索方法。検索すべきキーワードが完全に思い出せなくても検索ができるので、とても便利な機能なのです。

4:ファジーの対義語は?

不明瞭・あいまいであるという意味を示すファジーの対義語は、「鮮明な」「確実な」「明確な」「一目瞭然」などがあります。

柔軟であるという意味で使う場合には、「頑固な」「強硬な」「意地っ張りな」という意味に。ファジーをどう使うかによって、対義語も変わってくるのです。類義語もいくつか知っておくと、もしものときのボキャブラリーが増えそうですね。

5:まとめ

なんとなく意識高い系のイメージがあるファジーという言葉ですが、ビジネスシーンで使われることも、そこそこある単語です。意味をしっかり理解しておき、もしものときに困らないようにしましょうね。