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完ぺき主義は良い?悪い?その心理や、辛くなってしまったときのやめ方

大山奏K.Ohyama

目次

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1:完ぺき主義とは?意味や英語表現も

「完ぺき主義」という言葉にはどれくらいなじみがあるでしょうか。「あの人って完ぺき主義でストイックだよね」とか「恋人が完ぺき主義で辛い」なんて使い方をします。

正しい意味を把握するべく、「実用日本語表現辞典」を調べてみたところ、

物事に不十分な部分があることを許さず、不足や欠乏のない状態であることを求める考え方や性格などを指す表現。妥協を許さないさま、ほどほどの加減を知らないさま。

とありました。つまりテストでいうと、いつも100点でなければならないと考えているタイプといえばわかりやすいでしょうか。また、完ぺき主義の中にも、自分に対しての完ぺき主義や、他人に対しての完ぺき主義、自他ともに完ぺき主義などの方向性の違いがあります。

ちなみに、「完ぺき主義者」を英語で言うと「perfectionism」です。「彼は完ぺき主義だ」と言いたいなら「He is a perfectionist.」と表現できます。

2:人が完ぺき主義になる理由や心理3つ

(1)100点でなければ認められない

完ぺき主義な人は、自分が決めた最高点を目指して、いつも頑張っています。もちろん満点を目指すことはいい面もあるのですが、一方、満点でなければ自分を認められないという感情からきている場合も。他人からの評価を気にして、「他人から認めてもらうために完ぺきに○○をしよう」という心理が働いているのです。

(2)心配性

とにかく心配性で、すべての準備を確実にしておかなければならないというのも、完ぺき主義な人の心理です。明日デートがあるとしたら、「デートが楽しみ」という感情よりも、「待ち合わせに遅刻したらどうしよう」「デート中雨が降ってきたら」「ドライブする道が混んでいたら…」なんていうことを永遠に考えてしまうわけです。

次から次へと湧き上がってくる心配を、ひとつひとつ解消していくことで、完ぺき主義になっているともいえるでしょう。

(3)頑固

完ぺき主義な人というのは、実はとても頑固であることが多いです。なぜなら、完ぺきかどうかはすべて自分の判断だから。もちろん、学校の試験のように点数がハッキリと出る物もありますが、社会に出るとそうでないこともたくさんあります。

完ぺき主義な人は、自分の「こうあるべき」という姿にとても忠実なのです。そして、多様性などを認める柔軟さが不足していることもあります。

3:完ぺき主義の長所3つ

(1)責任感が強い

完ぺき主義な人は責任感が強く、一度やると言ったことは、どんなに困難であろうともやり通そうとするほど。ただし、責任感が強すぎるあまり、自分が責任を取れないと思ったことには最初から手を出さないということもあります。100点満点を取れないなら、試験を受けないというのと同じ考え方ですね。

(2)仕事で信頼を勝ち得やすい

努力を怠らずに成果を出そうとする完ぺき主義な人は、仕事でも信頼を勝ち得やすいといえるでしょう。仕事を任せれば、非の打ちどころのない仕上がりにしてくる完ぺき主義は、上司や同僚からも頼りにされますよね。また、完ぺき主義の人は、日ごろから何か悪いことが起こったときの想定もしているので、遅刻なども少なくなります。

(3)計画性が高い

完ぺき主義な人は、自分の予想外の事態が起こることをとても嫌います。だからこそ、徹底的に計画を立てて、その通りに動こうとします。夏休みの宿題をするときに、まず始めにすべてのページを計算して、計画表を作るようなタイプです。

4:完ぺき主義の短所3つ

(1)1か0か思考

責任感が強いというところでも上述しましたが、完ぺき主義の人は、自分ができないと思ったことを最初から諦めたり、手を出さないということがあります。また、満点でなければ意味がないと思っているので、95点を取れたとしても、それは0点と同じだと感じてしまうことも。

(2)他人に頼れない

完ぺき主義な人は、自分だけで物事を完結させようという思考になりがちです。そのため、人に頼れば簡単に終わることも、ひとりでやりきろうとしてしまいます。さらに、他人にも完ぺき主義を求めるタイプだった場合は、人に対して非難的なことを言ってしまうこともあります。

(3)疲れてしまう

完ぺき主義な人の最大のデメリットは、精神的にも肉体的にも自分を追い詰め過ぎて、疲れ切ってしまうことです。完ぺき主義の傾向があると鬱になりやすいというのもうなずけますよね。

できないのに完ぺき主義を続けていると、自分に対してマイナスの評価をつけ続けることになります。それでは、いくら頑張っても認められなくて、苦しいばかりですよね。

5:完ぺき主義すぎて辛くなってしまったときのやめ方3つ

(1)他人に評価してもらう

完ぺき主義な人は、自分のことを自分の物差しで測っています。そして、自分の中で高得点でなければ、自分を責めてしまいます。そんなときには、他人から評価をしてもらうのがいいでしょう。できれば複数人から客観的な評価をもらって、それを受け入れましょう。

(2)できたことを数える

完ぺき主義な人は、すべてを減点方式で考えてしまいます。そうではなく、できたことを数える加点方式に変更してみましょう。一日の終わりに、「今日は○○ができなかった」と思うのではなく、「○○ができた」と自分を褒める癖をつけるのです。

(3)時間制限をつける

完ぺき主義な人は、完ぺきに仕上げることにこだわりすぎて、いつまでも時間をかけてしまうという欠点を持っています。そういう場合は、制限時間を意図的につくってしまいましょう。そして、制限時間内は精一杯頑張り、時間が来たら「終わり!」ときっぱり諦めます。

こうすることで、だらだらとやり続けることをやめられますし、制限時間があることで集中力が増すというメリットもあります。

6:完ぺき主義は活かせれば大きな力に

完ぺき主義に対して、プラスとマイナス、どちらのイメージが強いでしょうか。実際にはどちらも存在していて、程度の問題ともいえますよね。

完ぺき主義な人が自分の力量を正確に知り、ポジティブに活かすことができれば、最強だと思いませんか。もしあなたが完ぺき主義で苦しんでいるのだとすれば、どうすればもっと気楽にその能力を使えるのかに目を向けてみてください。