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LINEでサブ垢を作るには?方法と使い方

松田優

松田優Y.Matsuda

目次

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1:LINEのサブ垢が欲しい人、持っている人はどれくらいいる?

家族や友達と連絡を取り合うだけにとどまらず、最近では仕事でもLINEを活用している人が増えています。

しかし、送り間違い防止や気持ちを切り替えたいという意味を含めて、プライベート用とビジネス用でアカウントを別にしたり、複数アカウントを使いこなしたいということで、LINEのサブアカウント=サブ垢を所有したいと考える人も多いのではないでしょうか。

そこで今回『MENJOY』では、20~40代の男女500名を対象に、独自のアンケート調査を実施。「LINEのサブアカウントが欲しいですか?」という質問をしてみました。

結果は以下のとおりです。

欲しい・・・75人(15%)

欲しくない・・・410人(82%)

すでに保有している・・・15人(3%)

全体数で見るとサブ垢を欲しいと思っている人は限られていますが、「家族に送る予定だった内容を間違えて職場の人間に送ってしまった」「友人とビジネスの関係者が混同しやすい」などの理由から、サブ垢を検討している人もいるようです。

2:LINEってサブ垢を作れるの?基礎知識まとめ

LINEのサブ垢を作ろうと検討している人は、はじめに新規でLINEのアカウントを作るうえで知っておきたい3つのポイントをチェックしておきましょう。

(1)LINEで同じ電話番号なのにアカウントをふたつ持つって可能?

LINEでは原則として、電話番号を認証してアカウントを作成するものです。つまり、ひとつの電話番号に対して1アカウントが取得でき、同じ電話番号で複数のアカウントを持つことはできません。

別にアカウントを作成したい場合は、すでに登録している番号以外の電話番号が必要となります。ただし、Facebookなど一部サービスを利用することで、サブ垢を作成することは可能です。

(2)LINEの捨て垢とは?捨て垢の使い方

捨て垢とは「捨てアカウント」の略で、いつ捨てても良いように本アカウントとは別に用意するアカウントのことです。もともとはツイッターをはじめとしたSNSで使用されていましたが、最近ではサブ垢の一環としてLINEで捨て垢を作る人も増えつつあります。

捨て垢は、本アカウントではやり取りしづらい内容を取り扱うときや、相手に自分と特定されずにやり取りをしたいときに使用されるのが一般的。つまり、何かの際に連絡が取り合えなくなっても大丈夫と思える相手とやり取りをするのが、捨て垢の基本です。

(3)Androidにはサブ垢を簡単に作れるアプリも

Androidユーザーなら、LINEのサブ垢を簡単に作成できます。Android専用で配信されている「Parallel Space/並行世界」というアプリでは、スマホに直接ダウンロードしたアプリを複製するパラレルスペースを作成でき、各アプリを同時にログインできるという機能があります。

本来ならばLINEのサブ垢を作成する際は一度LINEをアンインストールして手続きを進めなければいけません。しかし、このアプリを利用すればアンインストールせずにサブ垢が作れるというメリットがあります。

ただし、アプリを使用してLINEのサブ垢を作る際も、すでに登録されている電話番号ではアカウントが作成できないので注意しましょう。

3:なぜサブ垢が必要?LINEのサブ垢の使われ方5つ

LINEのサブ垢を持っている人は、どのようの本アカウントと使い分けているのでしょうか。LINEのサブ垢の使われ方をエピソード付きでご紹介します。

(1)仕事とプライベートを分けるため

「仕事の人ともLINEでやり取りする機会が増えてきたところで、家族に送るはずのメッセージを間違えて上司に送ってしまうというミスをしでかしました……。

これはヤバいと思って、サブ垢を作成。すでに本アカを会社の人たちに教えてしまっていたので、泣く泣く本アカだったものを会社用に切り替え、新しいアカウントを家族や友人用に使用しています」(Mさん・30歳男性/営業職)

(2)SNSで知り合った友達と連絡を取るため

「SNSで知り合った人と仲良くなって“LINE交換しようよ~”と言われたときに、本名でやってるLINEを教えるのはさすがに気が引けたので、サブ垢を作りました。サブ垢ならSNSのDM感覚で使えますし、都合が悪くなったら消せるんで助かりますね」(Kさん・22歳男性/大学生)

(3)本アカウントを教えたくない人にLINEを聞かれたとき用に

「合コンや知人の紹介で“LINE交換しようよ”って言われるときって、ほかの人の目の前だし、断るに断れないのが悩みでした。

そこで友達にすすめられてサブ垢を作ってからは、LINE交換のお誘いが来たらとりあえずサブ垢を伝えるようにしています。相手が好みの人なら、最初から本アカを教えますけどね!」(Yさん・28歳女性/企業受付)

(4)マッチングアプリで知り合った相手とやり取るするため

「マッチングアプリを使って婚活に励んでいます。仲を深めるために、アプリ内メッセージからLINEに移行したいんですけど、相手の素性がわからないうちに普段使いのLINEを伝えるのは怖かったので、サブ垢を使用しています。サブ垢なら“もう連絡を取るのやめよう”と思ったときも安心ですね」(Tさん・35歳男性/製造業)

(5)夜のお仕事で使用する連絡先として

「夜のお仕事ではお客さんに連絡先を教えて次回につなげるためにやり取りをするんですけど、いつも使ってるLINEを教えるのは嫌じゃないですか。

本アカで営業LINEとかを絶対にしたくなかったので、おじさんたちとお相手する用にサブ垢を使ってます。これなら初めてのお客さんとも気軽にLINE交換できて楽です。夜の仕事も切り替えは大事」(Mさん・26歳女性/キャバクラ嬢)

4:iPhoneとAndroidは違う?LINEのサブ垢を作る方法3つ

LINEを多用するならぜひ持っておきたいサブ垢ですが、すでに登録済みの電話番号は使えない……となると、どのようにサブ垢を作ればいいのでしょうか? またiPhoneとAndroidはサブ垢の作り方は違うの? という疑問もあるようですが、基本的に作り方は同じ。そんなLINEのサブ垢の作り方をご紹介していきます。

(1)Facebookのアカウントを使用する

LINEでは、電話番号を所有していない人にも利用できるように、Facebookアカウントを利用してLINEアカウントを作成することも可能です。すでに電話番号を使用したLINEアカウントを所持していても作成できるので、サブ垢作成にもぴったり。

アカウントの新規作成ページから「Facebookでログイン」を選択し、指示通りに進めていけばアカウントが作成できます。当然ですが、事前にFacebookへの登録が必要です。また、本アカウントに戻る場合は、一度LINEアプリのアンインストールしてからログインをし直す形になります。バックアップを取っておかないとデータが紛失してまうため、注意が必要です。

(2)別の電話番号を使用する

自宅の固定電話や仕事用の電話番号など、普段使用しているスマホとは別の電話番号を持っている場合は、PC版のLINEアプリから新規アカウントを作成することができます。

PC版のLINEアプリをダウンロードし、アカウントの新規作成に進み、指示通りに進めていけばアカウント作成が完了。ただし、固定電話などで作成したLINEアカウントは、スマホでは使えない上、別の電話番号を使用するときは、SMS受信または通話できることが条件なので注意しましょう。

(3)LINE@を作成する

LINEのサブ垢作成で今注目を集めているのが、「LINE@」です。LINE@はもともと法人向けの広告専用サービスとしてスタートしました。今では個人でも使用できるようになり、現在のLINEアカウントから簡単に作成することができます。

ただし、LINE@は本来宣伝するためのアカウントなので、トークを開始するには相手から話しかけてもらう必要がある、友達リスト内では「公式アカウント」としてカウントされるなど、通常の個人LINEとは使い方が異なります。

しかしLINE@アカウント同士であれば、友達登録をすることでトークが可能になるので、相手もLINE@のアカウントならスムーズに利用できるでしょう。

5:まとめ

LINEのサブ垢を作っておくと、連絡を取る相手に合わせて自分で使い分けができるので、LINEを頻繁に利用する人は有効活用できるでしょう。

ただし、サブ垢といってもFacebookや電話番号など個人情報が関わっているため、気軽に扱いすぎるのも良くありません。LINEのサブ垢はむやみに作らず、必要に応じて利用するようにしましょう。