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バズるとはどんな意味?知らないと恥ずかしい「バズる」についての基礎知識

松田優

松田優Y.Matsuda

目次

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1:バズるとは?意味を解説

「〇〇さんのツイート、バズってるよね!」「このアーティスト絶対バズるよ」など、日常会話でもよく耳にするようになった「バズる」という言葉。その意味をちゃんと理解しているでしょうか。

なんとなく雰囲気で理解しているつもり……という人は、これを機に「バズる」の意味をしっかりと把握しておきましょう。

(1)バズるの意味

「バズる」を辞書で調べてみると、以下の解説が出てきました。

バズる

《「バズ」の動詞化》俗に、ウェブ上で、ある特定の事柄について話題にする。特に、SNSを通じて多人数がうわさをしたり、意見や感想を述べ合ったりして、一挙に話題が広まることを指す。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

主にSNSをはじめとしたインターネット上で話題になり、多くの人から注目を集めることを指します。「バズる=話題になること」と覚えておけばOKです。

はじめはツイッターやインスタグラムでしか使用されていなかった「バズる」ですが、今では辞書に載るほどメジャーなワードになりました。

(2)英語なの?バズるの語源

「バズる」の語源は、英語の「buzz」に由来します。「buzz」とは、ハチが飛びまわるブンブンという音や、ひとつの場所に集まってザワザワしている様子を表現する単語として使われています。

主に後者の意味合いから、「ひとつのものに人が集まり、話題となっている=バズる」と派生していったのでしょう。しかし、日本語でいう「バズる」を英語で表現する場合には、「buzz」という単語は使用しません。

英語では、話題になっている事柄について触れるときは、「go viral(ウイルスが広まるように話題が広がる)」、「catch on(=流行る)」、「spread fast~(=~が急速に広まる)」と表現することが多いです。

また、「buzz」という英単語が語源であることには変わりませんが、実は直訳ではなく、マーケティング用語としての「buzz」を由来とするともいわれています。

2:「バズる」を利用するバズマーケティングとは?

「バズる」の語源である「buzz」はもともとマーケティング用語としても使用されている単語。「バズマーケティング」という、バズることを利用したマーケティング手法も存在します。「バズマーケティング」について詳しく見ていきましょう。

(1)バズマーケティングとは?

「バズマーケティング」とは、自社の商品やサービス、またはブランドそのものに対し、人に話したくなるような強い印象を持たせて話題性を高め、多くの人の認知度や購買意欲を高めることを目的としたマーケティング手法のことです。別名「口コミマーケティング」ともいわれています。

人から人に宣伝することで、企業側から直接発信するよりも広まりやすく、消費者間で口コミというリアルな情報が流れることで、直接購買につながりやすいと考えられています。

(2)バズマーケティングの由来

バズマーケティングの由来も、同じく「buzz」という言葉にあります。ハチやハエの飛びまわる音から意味が転じ、「人々がザワザワとウワサ話をする・話題にする」という意味合いになったという点までは「バズる」と同じですが、ここで意図的に「buzz」を引き起こそうとするのが、バズマーケティングの特徴です。

「バズる」だけでは受動的な意味合いとなりますが、「バズマーケティング」は「バズる」という結果を目指して、能動的に宣伝など行うことを指します。そのため、由来は同じであっても「buzz」の意味合いは少し異なるようですね。

(3)「バイラルマーケティング」との違い

バズマーケティングと似た存在としてよく挙げられるのが「バイラルマーケティング」です。バイラルマーケティングとは、「ウイルスのような」という意味を持つ「viral」という単語が語源で、バズマーケティングと同じく口コミを利用したマーケティング手法のひとつです。

しかし、バイラルマーケティングはあくまでSNSやウェブサイトを使用したオンライン上のマーケティングのみに限定されています。

一方のバズマーケティングは、オンライン上のマーケティング以外にも、現実世界における実演販売なども含まれます。インターネットを問わず、すべての口コミマーケティングを総称する存在として扱われています。

バズマーケティングのほうがマーケティング範囲が広いと覚えておきましょう。

3:バズるツイートにバズる動画…SNSがバズる条件5つ

バズっているツイートや動画には、とある共通点があります。SNSがバズるための5つの条件をご紹介します。これを知ればバズる投稿ができるかもしれませんよ。

(1)役立つ情報がある

バズる投稿には、普段の生活に役立つ情報が含まれているものが多いです。例えば身近にあるものを使ったアレンジ術や、カフェなどのお店情報、家電などの価格やサービス比較など、知識や知恵となる情報があれば、多くの人から注目を集めます。

「有益な情報だから他の人にも教えてあげたい」という気持ちをぐすぐるのが、バズるポイントです。

(2)驚きがある

役立つ知識に加え、驚きがあることも大切です。「こんなことができるなんて知らなかった」という内容に触れれば、自ずと誰かに教えてあげたくなるもの。

また、身近なこと以外にも災害情報、エンタメやゴシップといった流行りの話題など、鮮度の高いニュースには驚きや発見が多いため、バズる可能性が高いです。

(3)面白ネタがある

面白いことはついつい人に共有したくなるもの。芸人さんのネタや家族内での面白話、おっちょこちょい動画など、笑えるポイントがあるツイートや動画は拡散力が高く、バズることが多いです。

普段の会話にも使えるネタになるので、バズっている面白ネタをあえて探している人も多いのだとか。

(4)共感できる内容がある

ネットコンテンツにおいて重要なのが「共感」です。

昔よく見かけたものを懐かしむツイートや、「これよくやってしまうなぁ」というあるあるネタなど、見ている人が作成者に共感できる内容があれば、他の人にも共感を求めて拡散されるケースが多いです。

(5)他の人がやっていないことを取り上げる

バズる最大のポイントといえば、ツイートや動画の内容が他の人と被っていないことです。

他の人がやっていないことを取り上げれば鮮度が増して、「見て見てて! こんなことやってる人がいるよ」と口コミで広がっていきます。「誰も同じことをしている人を見かけない=他の人が知らない知識や驚きを与えられる」ということにつながります。

4:まとめ

「バズる」という言葉の背景を詳しく知ることで、なんとなくわかったつもりでいた人も、理解が深まったはず。「これなら自分もバズる投稿ができるかも!?」と思う人は、ぜひチャレンジしてみるのも良し。

ただし、絶対にパクりはNGです。ネットの情報網は広く、秒速でバレてしまいます。あくまでオリジナリティを追求したもの、かつ鮮度の高い内容でバズることを狙いましょう。