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社会常識がない!と思われないために押さえておきたいマナーやモラル

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

目次

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1:社会常識とは?

社会常識といわれると、その範囲も広く、境界線も曖昧です。そこでまずは「常識」について、辞書で調べてみました。

じょう‐しき【常識】

一般の社会人が共通にもつ、またもつべき普通の知識・意見や判断力。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

これこそがまさに、社会常識であるといえると思いますが、学生のころとは違い、働くようになってから身につけた常識もあるはず。

今回は、そこに焦点を絞ってご紹介します。

2:社会人の自覚がない!そう思われないために押さえておきたいマナーやモラル5つ

社会人として押さえておきたいマナー、知っておくべきモラルについてご紹介します。

(1)正しい言葉遣い

社会に出ると、いろいろな年齢の人と接する機会が増えます。そのため、言葉遣いというのは、とても重要な意味をもちます。

例えば、「了解しました」と使っていいのは目下の人や同僚だけ。目上の人や取引先の人に対して使う場合は「承知しました」としたほうがいいでしょう。

他にも「お疲れさま」は目上の人に対して使っても失礼にはあたらない言葉ですが、「ご苦労さま」は目上の人に使うと失礼にあたります。

(2)冠婚葬祭のマナー

社会人として身につけておきたいもののひとつに、冠婚葬祭のマナーがあります。学生のころは経験することが少ないですが、社会人になると結婚式やお葬式に出席する機会が増えるため、服装やマナーを知らないと恥をかいてしまいます。

例えば、礼服で出席するというのは誰もが知っていることでしょう。しかし、祝儀袋と不祝儀袋でふくさの包み方が異なることを知っている人はあまりいないのではないでしょうか。そんなところも見られているかもしれません。

(3)電話対応のマナー

電話対応というには、社会に出るまで、ほとんど経験しないことでしょう。そのため、社会に出てから学ぶ人が多いはず。社外の人に対して社内の人の名前を出すときは呼び捨てが基本。また、先方に電話をかけるときは、昼食時や朝、夜の業務時間外は避けるのがマナーです。

電話がかかってきたときに「もしもし」と出るのもNGなので、「お電話ありがとうございます」と出るようにしましょう。

(4)体調不良のときは病院へ

体調不良で仕事を休むときは、しっかりと病院へ行きましょう。特に今のご時世、熱があるのに会社に行くというのは、非常識だと思われてしまいます。ただの風邪ではなく、流行性のものやインフルエンザの可能性もあるため、きちんと病院へ行って医師の診断を仰いでください。

(5)報・連・相

世の中にはひとりで仕事をしている人もいるかもしれませんが、ほとんどの仕事においては、いろいろな人との関わりがあるもの。そのため、報・連・相をしっかりと行うことが大事。

よくあるのが、ミスを取り返そうと自分ひとりで取り組んで、どうしようもなくなったときに「すみません。納期に間に合いません」と上司に報告するケース。打つ手がなくなった時に報告されても、上司は困ってしまいます。

もしミスがあったときには正直に、「ミスをしてしまって、自分ひとりの力では、納期に間に合いそうもありません」と早めに伝えるように心がけましょう。

3:人としての常識が欠けている!社会常識がないと思われた失敗談5つ

今度は社会常識が欠けていると思われてしまった失敗談をご紹介します。筆者の知り合いにエピソードを聞いてきました。

(1)飲みすぎた挙句、上司に暴言を

「仕事仲間との飲み会があって、そこで飲みすぎてベロベロに酔っ払ってしまったことがあります。俺は何も覚えていないんですけど、上司に“お前、ムカつくんだよ”って言ったみたいで、次の日に同僚から事の顛末を聞かされ、慌てて謝りに行ったことがあります。お酒の飲み方も社会常識だなと思わされた失敗談ですね」(Aさん・35歳男性/消防士)

(2)両家の顔合わせで失敗

「彼との結婚が決まって両家で挨拶を行った日のこと。両親たちが集合時間よりもかなり早く到着しちゃったみたいで、私の両親と彼の両親が私たち抜きで先に顔を合わせることになり、気まずい雰囲気になってしまったことがありました。

私たちは集合時間の5分前には着いたんですけど、もっと早く行くべきだったなと思いました」(Mさん・32歳女性/主婦)

(3)魚の食べ方を注意された

「魚のを食べるのがすごい苦手で、上司と定食屋に入ったときに、恥をかいたことがあります。骨を避けてキレイに食べないといけないじゃないですか。細かい骨の多い魚だと箸さばきが難しい。だから、どうしても汚らしくなってしまうんです。

それで上司に“もっとキレイに食べられないのか?”って眉をひそめられてしまったことがあります。それからは、焼き魚は人前で食べないようにしています。食事のマナーって案外できていないもので、勉強し直そうかと思っています」(Oさん・35歳男性/会社員)

(4)ドレスコード

「結婚式の二次会に初めて呼ばれた時に招待状には“平服でお越しください”って書いてあったから、本当に普段着で行ったんです。そうしたら周りはビシッとしたスーツばっかりで本当に恥をかきました。できれば、平服(フォーマル)って書いておいてほしいものですね」(Tさん・27歳男性/会社員)

(5)上座と下座

「会社の飲み会で俺が先に着いたので、宴会席のいちばん奥に詰めて座って待っていたら、先輩が来て、“そこは上座だから、上司が座る席だぞ!”って怒られたことがあります。

それからも“乾杯をするときは、上司や先輩よりもグラスを高く上げたらダメだ!”とか、“お酒を注ぐとき、上司の好きな銘柄のときはラベルを見せるように注げ!”って教えられました。社会人って大変ですね」(Rさん・28歳男性/公務員)

4:まとめ

遅刻をしない、挨拶をちゃんとするというのは、学生のころとあまり変わらないかもしれませんが、ビジネスマナーや飲み会のマナー、冠婚葬祭のマナーなどは、社会人になってから身につける人が多いのではないでしょうか。

恥をかかないように、しっかりと身につけておきたいものですよね。