恋のなやみに効くメディア

不倫小説のおすすめは?禁断の関係にドキドキ…大人の恋愛小説10選

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

目次

隠す

1:不倫小説のおすすめは?

ミステリー小説、青春小説、恋愛小説……小説にもさまざまなジャンルがあり、名作といわれる作品もたくさんあります。そして、恋愛小説の中でも不倫は昔からよく描かれてきた題材です。

そこで、書店員という経歴から、今までに1000タイトル以上の映画や小説などに触れてきたという占い師の草薙つむぐさんにおすすめの不倫小説を紹介してもらいました。

2:恋愛ライターがガチで選ぶ不倫小説10

それではさっそく、草薙つむぐさんにおすすめの不倫小説を教えてもらいましょう。

(1)『昼顔 Another End 』脚本:井上由美子/ノベライズ:百瀬しのぶ

草薙:ドラマで有名になった「昼顔」の映画版をノベライズしたものがこちら。結末がドラマとは違うため、テレビで楽しんだ人でももう一度楽しめるでしょう。

不倫の背徳感や好きになってはいけない相手にのめり込んでいってしまうドキドキ感はドラマ以上。不倫は社会的に「いけないこと」とされていますが、その中にも純愛はあるのだということを教えてくれます。

(2)『僕の好きな人が、よく眠れますように』中村 航

草薙:この作品は、ズバリいってしまうと、あまりリアリティのあるストーリーではありません。しかし、その恋愛模様にはどんどん引き込まれていきますし、これこそがこの作品の魅力といえるでしょう。

官能的な描写は少なく、純愛を楽しむことができます。そのため、人を好きになることは傷つくことなのではなく、心地いいことなのだということを教えてくれます。結婚していて、もう一度独身時代の恋愛を思い出したい人におすすめです。

(3)『サヨナライツカ』辻仁成

草薙:芥川賞作家の辻仁成さんの作品です。運命は偶然の出会いを装って男女を結びつけるものですが、時として残酷なまでにふたりを引き離すこともあります。

もし出会うタイミングが違っていたら……。もし出会う時期が今ではなかったら……。結ばれていたかもしれない相手はいませんでしたか?

この作品は、そんな相手と再会し、その深い思いに圧倒されるはず。こんな恋愛を一度はしてみたかったと思うのではないでしょうか。

(4)『ダブル・ファンタジー』村山由佳

草薙:直木賞作家であり、『おいしいコーヒーの入れ方』シリーズが有名な村山由佳さんの作品。

抑圧された結婚生活から飛び出して、思いっきり人生を謳歌してみたいと思ったことはありませんか? そしてそれは、青年が憧れるような自分探しの旅のようなものなのかもしれません。

しかし、ある程度の常識と分別があれば、それには責任と罪悪感のようなものが伴うこともわかっているはず。

哀愁の漂う雰囲気の中に性と愛のリアルな姿が描かれています。官能的なシーンにもいやらしさがないことが、この作品をより美しくしているといえるでしょう。

(5)『セカンドバージン』大石 静

草薙:セカンドバージンという言葉を聞いて何を想像するでしょうか。この作品を読めば、この言葉がタイトルになっている意味がわかることでしょう。

どれほど相手を愛そうとも、それが不倫である以上、尊くて美しいものではなく罪でしかないのかもしれません。

テンポのいい作品でとても読みやすく、すぐに読み終えることができます。小説をあまり読んだことのない人にこそ、読んでもらいたい作品です。

(6)『失楽園』渡辺淳一

草薙:恋はするものではなく落ちるもの。だからこそ、出会ってしまった以上、不幸になるとわかっていても惹かれ合い、お互いを求めてしまうのでしょう。

もし結婚していなかったら報われた恋だとしても、それが不倫であるなら行き着く果ては破滅なのかもしれません。不倫という恋愛がきれいごとではすまされない物語なのだということも教えてくれます。

(7)『真昼なのに昏い部屋』江國香織

草薙:人気作家の江國香織さんの作品。良妻である人ほど、自分の欲望を押し込めているといったことはきっとあるはず。本来なら表に出ることのなかったもののはずですが、たったひとりの人物が現れたことで、慎ましい女性の内面は欲望へと傾いていってしまいます。

生々しくも残酷な大人の人間関係が味わえる作品。ですが、せめてきちんとした不倫をしようという主人公には潔さがあり、さまざまなことを考えてしまうでしょう。

(8)『不機嫌な果実』林真理子

草薙:こちらは直木賞作家である林真理子さんの作品。真正面から女性のどす黒い一面を描いている部分に好感がもてます。いい人と腹黒い人の違いはほんの些細なことなのかもしれません。それはきっと、「いい人でありたい」と思うだけのことなのでしょう。

だからこそ、人は善人にもなり得るし、悪人にもなれてしまうのです。

特に女性にとって恋愛がどれほど大切なものなのか、人から愛されたいと思うことにどれほど支配されてしまうのかが描かれています。きっと女性なら共感できるはずです。

(9)『夜明けの街で』東野圭吾

草薙:人気作家である東野圭吾さんの作品。不倫ものとしても、しっかりとしたストーリー展開がなされているのですが、過去に起きた殺人事件との関係など、ミステリー要素も多く含んでいて、どちらの面白さも味わうことができます。

不倫の心理描写だけではなく、ミステリーも同時に楽しみたい人におすすめです。

(10)『A2Z』山田詠美

草薙:ダブル不倫がテーマになっている作品です。爽やかさと魅力にあふれた恋愛小説を読むことができるでしょう。

夫婦のあり方は人それぞれでいいはず。それが人と違ったとしても後ろ指をさされるようなものではないことを教えてくれます。

不倫小説独特の暗い雰囲気が苦手という人はこの小説がおすすめです。

3:まとめ

芸能人の不倫報道などを見ていると、不倫をすることがどれほどリスクの高いことなのかがわかります。しかし、恋に落ちることはコントロールできません。「不倫なんてあり得ない」と思っている人こそ、読んでみてほしい作品であるといえるでしょう。

【取材協力】草薙つむぐ・・・書店員の経験から今までに触れた映画や小説などは1000タイトル以上。またスポーツ選手から芸能人まで幅広い人脈をもち、恋愛コラムニストからも恋愛相談を受けた経験をもつ。手相占い師としても活躍中。