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仕事の「やる気」が起きない…どうしてる?「何もしたくない」ときの対策とNG行動
大山奏K.Ohyama
目次
隠す1:「やる気待が起きない」ってことありますよね……
やらなければいけないことがあるのに、やる気が起きない。気がついたらSNSやテレビを見て、時間が経ってしまっている。こんな経験は、誰しもがもっていることでしょう。
やる気がでなくなる原因は何なのか、どうすればまたやる気を取り戻せるのかを解説します。
2:やる気が起きない原因5つ
やる気が起きないときには、何らかの理由があるはずです。あなたはどれに当てはまるでしょうか。
(1)疲れている
体や心が疲れてしまっていると、どうしてもやる気は出てきません。疲れているかどうかは自覚できるようで、実は自覚できていなこともあります。
普段から自分の体や心の声に耳を傾ける習慣がないと、なかなか気づけないのです。最近面倒な問題がなかったか、普段より長時間働いていないかなど、振り返ってみてください。
(3)PMSや更年期障害
女性の場合は、生理前のPMSや閉経前の更年期障害のときに、やる気がでないなどの精神的な症状が出ることがあります。気分の浮き沈みが激しい、よく眠れない・逆に眠りすぎてしまうなどの症状があるときには、これが原因かもしれません。
(4)やる意義が見つからない
やる気を出すためにはモチベーションが必要です。このモチベーションを保ち続けるのって、相当大変なことなんです。
「こんなことをして、何の意味があるんだろう?」などと考えてはいないでしょうか。もし、そう思う気持ちが少しでもあるのなら、やる気が出なくても仕方がありません。
(5)好きじゃない
好きなことって「やるな」と言われてもやってしまいますよね。人によっては睡眠時間を削ってでも、趣味の時間を確保しようとすることもあるはず。
逆に言えば、好きじゃないことにエネルギーを注ぐのは難しいのです。やりたくないという気持ちを振り切ってでもやる動機がなければ、なかなかやる気は出てきません。
3:やる気が起きないときの対策12
やる気が起きないとき、どんなことをするとまた復活しやすくなるのでしょうか。
(1)とことん寝る
まずは精神的・肉体的な疲れを取るために、休息が必要です。やらなけらばならないことを一度すべて保留にして、何も考えずに寝てしまいましょう。
「起きたら頑張る」などという思考もなしです。ただただ寝る時間を取っていると、そのうちに何かやりたいという気持ちが自然と湧き上がってくるので、それを待ってみてください。
(2)趣味など「我慢していたこと」をとことんする
やりたくないことばかりを続けていて、やりたいことができていないのであれば、我慢していたことにとことん熱中できる時間を作ってみるのもおすすめです。
「やりたいこと」を楽しんでいる時間は、無駄なように思えるかもしれません。しかし、実際はその逆。やりたいことをすれば、そのぶん気持ちが前向きになり「やらなければならないこと」にも取り組めるようになるのです。
(3)同じ状況の人と話す
話をすることは、問題を解決するために有効です。特に自分のいまの気持ちを共有できる相手と話すことができれば、解決策も見つかりやすいはず。
同じくやる気がでないと話している人がいたら、積極的に会話をしましょう。自分のことだと気づかなくても、人のことだとよくわかったりします。お互いに、相手がなぜやる気が起きないのか発見できるかもしれません。
(4)頑張っている人と話す
同じ境遇にある人ではなく、すごくモチベーションを高くもって頑張っている人と話してみるのもいいでしょう。
頑張っている人がなぜそんなに頑張れるのかを聞くと、ヒントとなるものを見つけられるかもしれません。また頑張っている人を見て、自分もやらなきゃと思えるかもしれません。
(5)とりあえず机の前に座って手を動かす
「やる気がないからできない」のではなく、「やらないからやる気がでないのだ」とも言われています。掃除なんかしたくないと思いつつ、机の上を片づけ始めたら、意外と気分がのってきたなんて経験はありませんか?
こんな風に、とりあえず何か作業を始めてみる。2分だけやろうとハードルを下げてスタートすると、そのまま最後までできてしまうなんてこともあるあるです。
(6)おいしいものを食べる
おいしいものを食べると、テンションが上がりますよね。そしてストレスも減るはずです。ですから、やらなければならないことの前か後に、自分の大好物を食べるというのもありです。
おいしいものを食べた幸福感を使って、やらなければならないことをちゃっちゃと終わらせてしまいましょう。
(7)ストレッチをする
やる気が起きないときって、体を動かすのも億劫ですよね。ですが、体の血流をよくしないと、やる気も生まれません。
ベッドの上や椅子に座りながらでいいので、ストレッチをして体をほぐしてみてください。凝っていた場所がほぐされて血流がよくなると、頭もしゃっきりしますよ。
(8)場所を移動してみる
毎日同じ場所で同じ作業をするのが落ち着く人もいれば、毎日新しい場所で作業をしたほうが捗る人もいます。もし、いつも作業している場所でやる気が出なくなったら、違う場所に移動して環境を変化させてみてください。勉強や仕事ならカフェに行ってみるのもおすすめです。
(9)お風呂に入る、シャワーを浴びる
お風呂に入ったり、シャワーを浴びたりするのもいい気分転換になります。何となく感じていただるさが、お風呂に入ったらなくなったなんてこともあるでしょう。シャワーをさっと浴びるだけで、気持ちがシャキッとするかもしれません。
(10)着替えてメイクをする
人によってやる気スイッチはさまざまな場所にあります。家の中で過ごす時間が長くなり、やる気スイッチが入りにくくなっているのなら、出かける予定がなくても着替えてメイクをしてみてください。これだけで気分が変わって、いろいろできそうだなと感じる場合があります。
(11)近所を一周してみる
気分転換のためには、少しの運動も効果的です。とは言え、運動しようと思うとハードルが高いですから、近所を軽く一周するだけでもOK。外を歩いて新鮮な空気を吸うと、元気が湧き上がってくるかもしれません。できれば自然のある公園などに立ち寄れるといいですね。
(12)ずっと欲しかったものを買う
ずっと欲しいと思っているけれど、ちょっと高価で手が出ないという物を、思い切って買ってしまうというのはいかがでしょうか。欲しい物が手に入ったときにはかなりテンションが上がります。また、お金を使ったことで「その分仕事をしなくちゃ」という気持ちにもなれます。
とは言え、何度も続けてお金を使いすぎないように注意してくださいね。
4:やる気が起きないときにやってはいけないこと7つ
やる気が起きないなぁと思ったときに間違えた行動をすると、後悔することも多いです。
(1)連絡を無視する
何をするにもやる気が出ないときって、友だちや恋人からの連絡も面倒になりますよね。ですが、ここで無視をすると相手を心配させたり、不快にさせたりする危険があります。
面倒なら、「いまは忙しいから後でまた連絡するね」のひと言だけ送っておきましょう。そのあとは放置しても大丈夫です。
(2)SNSに愚痴を吐き続ける
SNSって、本当の自分のことを知らない人ともつながれる便利な場所です。ですが、そこで愚痴を言い続けるのもおすすめはできません。
ただただ愚痴を吐いている人の発言を見たいと思う人はいませんので、大切なつながりを失いかねません。それに、後で思い返して自己嫌悪に陥ることもあります。
(3)ギャンブルに手を出す
ギャンブルをすると、一時的にはハイな気持ちになれたりするかもしれません。ですが、結局はお金と時間の無駄遣いになることがほとんどです。
しかもギャンブルは依存性が高く、一度ハマると抜け出すのが難しくなります。ギャンブルで借金が膨れ上がるなんてことになったら大変ですよ。
(4)やけ酒する
お酒は適量を飲む分には、楽しい時間を過ごせます。ですが、ただやる気が起きないという理由で、やけになってお酒を飲むのはやめましょう。
やけな状態でお酒を飲むと、理性のタガが外れて、普段では考えられない愚かな行動に出てしまうこともあります。しかもやけ酒は、飲みすぎる傾向があるため、二日酔いなどで余計に体がだるくなってしまいます。
(5)やけ食いする
普段から健康的な食生活を心掛けている人にとって、やけ食いって本当にストレス発散になりますよね。ですが、やけ食いの後にいい気持ちになってやる気が出るという話はほぼ聞きません。
いつもより多く食べることで胃腸に負担がかかり、眠たくなって寝てしまったり、体が重たくて動きたくなくなったりすることもあります。さらに一度のやけ食いで体重が2〜3キロ増えるなんてことも……。
(6)ワンナイトを決行する
ワンナイトとは、一夜限りの相手と体の関係をもつことです。その日出会ってまだよく知らない相手と体の関係をもつのって、とてもロマンチックな感じがするかもしれません。
ですが、実際にやってみた女性たちからは後悔の声を聞くことのほうが多いです。結局ベッドを共にするのは、愛し合った相手とでないと虚しさが残るのです。
(7)彼氏にケンカをふっかける
自分がやる気がでないからと言って、彼氏に八つ当たりをするなんてもってのほか。優しい彼氏なら受け止めてくれるかもしれませんが、その場で別れを突きつけられても仕方がない行為です。「そんなつもりはなかったの」と泣いてすがっても、時すでに遅しですよ。
5:やる気が起きないときには休息を!
やる気が起きない原因でいちばん考えらえるのは、精神的・肉体的に疲れていること。どちらにもエネルギーが残っていないと、動き出すことは難しいです。
やる気がない自分を責めるのではなく、「少し休んで自分を助けてあげよう」と考えてみてくださいね!