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横柄の意味や使い方は？横柄な態度をとる人の心理や困ったときの対処法
平松隆円R.Hiramatsu
1：横柄とは？
では、さっそくですが「横柄」の意味から確認していきましょう。
（1）横柄の意味
まずは正しい意味を把握するべく、辞書で調べてみました。
おう-へい【横柄】
いばって、人を無視した態度をとること。無礼、無遠慮なこと。また、そのさま。
出典：デジタル大辞泉（小学館）
横柄な人というのは、この意味からもわかるように、他者を尊重して大切にしようという気持ちが乏しいもの。だからこそ、無礼で、まるで周囲に人がいないかのような、自分勝手なふるまいをしてしまうのです。
（2）横柄の類語や対義語
「横柄」と似た言葉には、「傲慢」や「尊大」などがあります。傲慢の意味は「おごりたかぶって人を見くだすこと」で、尊大の意味は「いばって、他人を見下げるような態度をとること」です。
また、反対の意味の言葉には、「謙虚」が挙げられるでしょう。謙虚の意味は「控え目で、つつましいこと。へりくだって、すなおに相手の意見などを受け入れること」です。
（3）横柄を英語で言うと？
ちなみに、横柄を英語で言う時には、「arrogan」という言葉を使います。「He is such an arrogant woman.（彼は傲慢な人だ）」というように表現することができるでしょう。
日常会話では「He has a big attitude.（彼はとても態度が悪い）」と言ってもいいかもしれません。態度という意味で習うことが多い「attitude」には、「悪い態度」という意味もあるんです。
2：横柄な態度をとる人の心理5つ
それでは、横柄な態度をとってしまう人の心理について、考えていきましょう。
（1）いつも自分が正しいと思っている
横柄な人というのは、自分がいつでも正しいと思っています。つまり、自分は間違っていない、間違っているのはいつも他人ということ。だからこそ、人から何かを言われたとしても、それを聞き入れるということはないでしょう。
（2）自分のほうが立場が上だと思っている
横柄な人というのは、人を無視するだけではなく、時に見下すようなこともあります。つまりそれは、自分のほうが立場が上だと思っている証拠。自分のほうが偉いわけですから、人の意見を聞くわけもありません。
（3）自分に自信がない
自分が正しいと思っているとか、自分のほうが立場が上だと思っていることと、自信がないというのは真逆のことだと思うかもしれません。ですが、横柄な態度の裏側には、自分への自信がなさがある場合も。自信がないからこそ、弱みを見せたくないという意識が強くなり、いばったり、人を無視した態度をとってしまうのです。
（4）自己効力感が低い
「自己効力感」とは、心理学的には「ある結果を生み出すために必要な行動をどの程度うまく行うことができるかという予期のこと」とされ、わかりやすくいえば物事を自分の思いどおりにできると思うかどうかという、心理学の特性です。
自己効力感が低いということは、物事は自分の思いどおりにはならないと考えているということになります。そう考えているからこそ、思いどおりにしたいという欲求につながり、横柄な態度をとってしまうのです。
（5）優越感を感じたい
自分が正しいと思っていることや自分のほうが立場が上だと思っていることに通じますが、優越感を感じたいというのも横柄になる理由でしょう。また、自己効力感が低いことにも関連しますが、自分が物事を仕切っていると思いたいのも、この優越感に紐づく感情です。
3：横柄な人への対処法3つ
もしも周囲に横柄な人がいたら、どう対応したらいいでしょうか。
（1）気にしない
いちばんいいのは、横柄な人のいばった態度や無視をするような態度を、気にしないでやりすごすことです。いちいち気にしていたらストレスがたまってしまいます。それも相手の個性であり、治らないものだと諦めてしまえば、気持ちが楽になるかもしれません。
（2）うまく手のひらで踊らせる
横柄な態度の人は、自分が主導権をにぎりたいと考えているわけです。だったらいっそのこと握らせてあげましょう。横柄な人に仕切られるのは嫌だなと思うかもしれませんが、上手にコントロールして、あなたの手のひらの上で踊らせたほうが賢明です。
（3）距離を保つ
気にしないことも、手のひらの上で踊らすのも無理だという人は、なるべく関わらないようにしましょう。一定の距離をとれば、それを飛び越してまで横柄な態度をとってくる、ということはないでしょう。近くにいるから、影響を受けてしまうのです。
4：まとめ
横柄な人というのは、どこにでもいます。そして自分自身も、時には横柄になってしまうこともあるでしょう。横柄な態度になってしまう原因と対処法を知っておいて、上手に解決できるようになるといいですね。
