恋のなやみに効くメディア

一姫二太郎ってなぜいいの?実は間違えがちな本当の意味を解説

東城 ゆず。Y.Tojo

©gettyimages

目次

隠す

1:一姫二太郎の正しい意味を知っていますか?

そもそもこの「一姫二太郎」という言葉、意味を正しく解釈できているでしょうか。実は間違って覚えている人が多いともいわれています。

そこで今回『MENJOY』では、20~40代の男女500名を対象に、独自のアンケート調査を実施。「一姫二太郎の意味を下記から選んでください」と質問して、以下の3つの回答を示してみました。結果は以下のとおりです。

子供は女ひとり、男ふたりであるのが理想的だ・・・105人(21%)

ひとりめの子供は女、ふたりめの子供は男であるのが理想だ・・・300人(60%)

一姫二太郎の意味を知らない・・・95人(19%)

後述しますが、正しい意味は「ひとりめの子供は女、ふたりめの子供は男であるのが理想だ」になります。正解者が多数だったものの、「子供は女一人、男二人であるのが理想的だ」という、間違った意味で覚えている人が2割ほどいることがわかりましたね。

この記事を読んでいる人の中にも「あれ? そうだったの?」と思った人がいるのではないでしょうか。

2:一姫二太郎の意味

改めて、一姫二太郎の正しい意味について見てみましょう。

(1)一姫二太郎とは?

辞書で調べてみると、

一(いち)姫二太郎

子を持つには、最初は育てやすい女の子で、次は男の子がよいという言い伝え。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

と記されております。諸説はあるものの、かつて日本には、「跡取り息子」という言葉があったように男の子が家を継ぐ風潮がありました。

そのため「男の子の育児に失敗がないように」と生まれた言葉がこの「一姫二太郎」だそう。現代のジェンダー的な考え方では、なかなか通用しにくい語源ですね。

(2)一姫二太郎三なすびとは?

辞書には記載されているのは、一姫二太郎のみですが、人によっては「一姫二太郎三なすび」ということがあります。

これにも諸説あり、ひとりめの女の子が叶って、ふたりめに男の子が授かれば、「3人目はかぼちゃでもなすでもなんでもよい」という、3人めならではの適当さが比喩されたという説と、「一富士二鷹三茄子」という初夢でみると縁起がいいとされる言葉遊びの誤用であるという説もあります。

(3)一姫二太郎三かぼちゃとは?

「一姫二太郎三かぼちゃ」は、1948年に旗揚げされた松竹新喜劇の人気演目のひとつ。きょうだいの中で出来の悪い三男坊が家族を救うという人情喜劇です。

古くから親しまれてきたこの演目ですが、先日、惜しまれてこの世を去った志村けんさんが座長をつとめていた劇場公演「志村魂」においても、たびたび上演されていました。

3:ホントに育てやすい?一姫二太郎のメリット3つ

ここからは、「一姫二太郎がよい」と昔から言われるメリットについて追求してみましょう。

(1)上の子の真似をして、しつけが入りやすい

女の子というのは、小さいころから母親のマネをするのが好きな子が多いもの。「ままごと遊び」などは今でも女の子が好んでする遊びのひとつでしょう。そんなしっかり者の女の子は、下の子の面倒を積極的に見てくれることもあり、ふたりめの子にしつけが入りやすいことが挙げられます。

(2)ひとりめで慣れてるから男の子にも冷静に対応

男の子というのは、母親からすると異性であるため、だからこそ予期せぬ動きに悩みもつきもの。自分の経験がないため、「何を考えているんだろう」「どうやって遊べばいいんだろう」と悩んだり、やきもきすることも。

生まれて初めての育児を、同性である女の子で慣れておけば、子育てにも自信がついて、余裕を持って男の子に接することができるかもしれません。

(3)夫を含む親族が喜ぶ可能性が高い

ひとりめの子供が女の子であると、夫はどこか落ち込む人も多いというのもよく聞く話。「息子とキャッチボールをしたい」「酒を交わして男同士わかりあいたい」など、淡い夢を抱いている男性は、現代でも多くいます。

しかし結局は1人目の女の子のかわいさに夢中になり、忘れていたころに淡いロマンを思い出させてくれる2人目の男の子。パパである夫のイクメンっぷりが上昇するかもしれません。

4:注意点もある!一姫二太郎のデメリット3つ

一方、一姫二太郎に期待しすぎたあまりに、予期していなかったデメリットについても紹介します。

(1)性差をつけた子育てにつながりやすい

そもそも一姫二太郎という言葉には「性差別」ともいえる背景が存在しています。「女の子なのに、こんなおてんばになっちゃった」とか「男の子だから泣かない」など、親が子供の性別にちなんだ言葉をつい口にしてしまうこともあるかもしれません。それは性差をつけた教育になり、子供自身の個性を抑圧することになってしまうかもしれません。

(2)育てやすさは教育方針と子供次第である

現在、ふたりの子育てをしている筆者からすると、生まれながらの育てやすさというのは、確かに存在すると思います。しかし子供の個性に性別は関係ありません。その個性に対する親の反応や教育方針によっても子供の性格は随分と変わってくるでしょう。

「人を傷つけない」「マナーや約束は守る」など人としてのルールを教えることは、どんな子にも必要な教育です。「一姫二太郎」の育てやすさに関して、あまり過信しないようにしましょう。

(3)ふたりのギャップに悩む

ひとりめの女の子が、自分の思い描く子育てに近かったとき、ふたりめの男の子に対して、そのギャップに驚き、育児ノイローゼのようになってしまう可能性も。下の子のお世話に夢中になっているころ、女の子は年ごろになって、その強気な発言に頭を悩ませることもあるでしょう。子供の人数が増えれば、単純に喜びや、その苦労も2倍になるものです。

5:結局は育て方次第

筆者は年子のきょうだいを養育しています。ふたりとも男の子で、女の子の子育ての経験はありません。

子供の性別は親が選べるものでもないので、「一姫二太郎」にあまり影響されることなく、自分自身が「育て方次第」と割り切ったほうが、あらゆる悩みを抱え込まないで済むのではないかと筆者は思います。