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アラサーとは?年齢によって捉え方が変わる「アラサー」の正体

大山奏

大山奏K.Ohyama

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目次

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1:アラサーの意味・定義とは?

アラサーとは「アラウンド・サーティー(around 30)」の略。アラウンド(around)とは「周辺」という意味なので、30歳周辺の年齢のことを指します。しかし厳密には、何歳から何歳までがアラサーなのかを明確に定義しているものはありません。

一般的に考えられているのは、四捨五入すると30になる「26~34歳」や、それを前後2歳くらいに狭めた「28歳~32歳」というのがひとつの目安だということはできそうです。

2:アラサーとは何歳から何歳まで?アンケート調査

先ほど目安となる考えを解説しましたが、実際、世間一般の人はアラサーを何歳から何歳までと考えているのでしょうか。

今回『MENJOY』では20~40代の男女500名を対象に、独自アンケート調査を実施。まずは「アラサーとは、何歳からのことを指すと思いますか?」という質問をしてみました。回答の多かった3つをランキング形式でご紹介します。

1位:30歳・・・152人(30.4%)

2位:28歳・・・133人(26.6%)

3位:29歳・・・64人(12.8%)

「アラウンド」なのに、実際は「30歳になったらアラサー」と考えている人がもっとも多いという結果に。

続いては、何歳までがアラサーかという問題。こちらも同様に「アラサーとは、何歳までのことを指すと思いますか?」と質問してみました。

1位:39歳・・・113人(22.6%)

2位:34歳・・・109人(21.8%)

3位:33歳・・・83人(16.6%)

2位や3位は「アラウンド」の意味からしても妥当なラインですが、もっとも多かったのは39歳。「39歳はアラフォーでは……」と思ったのは筆者だけではないはずですが、「30代のうちはずっと30歳!」というメンタリティが見え隠れしているような気がします。

アンケート1位を鑑みると、なんと、30歳~39歳がアラサーということに。「それってアラウンドじゃなくて、30代でしょ!」って思っちゃいますよね(笑)。

3:26歳〜29歳にとってのアラサーとは?3つ

(1)自分がいつからアラサーに含まれるか気になる

26歳くらいになると、徐々に「自分はいつからアラサーと認定されるのだろう」という不安が頭をよぎり始めます。ですが、まだまだ20代という意識が強いため、人から「アラサーだね」と言われると、内心ムカッとしてしまうことも。

(2)認めたくないけれど、体力の衰えなどで自覚し始める

30代になって体力がなくなったという先輩たちの話を聞き、自分はまだまだ大丈夫だと思っていたのに、26歳を超えたら徹夜ができなくなったり、肌の調子が悪くなったりと身体の変化を感じ始めます。

これを認めることはアラサーだと認めることに等しいと感じ、抵抗を続けます。

(3)結婚や出産などが増え、ライフステージが変わる

周りに結婚や出産ラッシュが始まるため、恋愛も結婚を意識したものに変わってきます。そして仕事では人に教えることが増え、自分の力を試したいとやりがいを感じ始める時期でもあります。特に、26歳から30歳までには、ライフステージがガラッと変化すると感じる人も多いでしょう。

4:30歳にとってのアラサーとは?3つ

(1)アラサーと認めざるを得なくなる

29歳までは抗っていたのに、30歳の誕生日を迎えた瞬間から、アラサーと言われても否定する要素が何もなくなるため、ここで素直に認められるようになる人も少なくありません。そして、認めてしまうと意外となんでもないことに気づいたりもします。

(2)悟ったようなスッキリした気持ちになる

28歳や29歳のときに感じていたような、年齢に対する恐怖がなくなり、悟りを得たようなスッキリとした気持ちになるもの。そして、どうやって30代を生きていくかや、いつまでも若々しくいる秘訣などが気になり、研究し始めます。

(3)まだまだ始まったばかりで余裕がある

アラサーに入ったことは認めなければならないですが、まだまだ自分はアラサーの中では最年少という気分があります。比較的アラサーという言葉を聞いても、否定的な気持ちは生まれません。

5:31歳〜33歳にとってのアラサーとは?3つ

(1)まさにアラサーと感じる

アラサーという言葉が自分にいちばん自分にしっくり来ているのがこの年齢層の人です。アラサーをポジティブに捉え、アラサーとしての楽しみ方や生き方を模索、実践する人も多いです。

(2)20代とは違う魅力を探す時期

「未完成」とか「ポテンシャル」とか「拙い」とかいった、20代に使っていた「武器」で仕事や恋愛などの勝負をするのではなく、アラサーだからこその魅力を探して、それを磨いていこうとする人が多いのもこの時期の特徴です。

また、比較的収入も上がってきて、生活面には余裕がでてくる人も増えます。

(3)服装やメイクなどが落ち着きだす

気持ちの落ち着きに従って、服装やメイクなども落ち着いた雰囲気のものを好むようになります。20代のころに愛用していた服は処分され、部屋に置くインテリア小物などにもひとつひとつこだわりがでてきたりします。

6:34歳〜35歳にとってのアラサーとは?3つ

(1)アラサーにしがみつく

そろそろアラフォーが見えてきたということに気づきつつ、それでも「まだまだアラサーだ」という気持ちを強くもつ時期です。35歳になるとアラサーとは言えないとわかっていても、まだ自称アラサーの人はたくさん残っています。

(2)アラフォーに入るのではないかと怯え始める

アラサーという言葉に望みをもちつつも、アラフォーが迫ってきているのを肌で感じているのがこの年齢の人たち。忍び寄る陰に、またしても26、27歳のころに感じていた、30歳が近づいてきたときと同じような不安定な気持ちになります。

(3)場面によってアラサーとアラフォーを使い分ける

35歳になってしまうと、アラサーでは通らないことを自覚して、場所によっては「アラフォーって言っておいたほうが無難かな」なんていう発想から、アラサーとアラフォーの使い分けを始める人も。

ですが、若ければ若いほど売れる市場、例えば恋愛、婚活市場では、頑なにアラサーを使い続けます。

7:年齢なんてただの数字!

「年齢なんてただの数字、ただの記号である」という言葉もあります。正直なところ、1歳や2歳くらい違ったところで、劇的に変わる何かはありません。結局は、心の持ち様が大事なのです。

アラサーかどうか悩むよりも、理想の人物像に自分がどれだけ近づけているかを考えたほうが、魅力はアップしそうですよね。